ブックマーク / finalvent.hatenadiary.org (11)

  • ネットと多数決というかなんというか - finalventの日記

    長くネットの世界にいて、若い頃は血気で無用ないざこざを起こしたものだし、いろいろいざこざを見ていきた。さすがに思うことがいくつかある。 ネットの中の口論というか罵倒の投げ合いとか、その勝敗は基的に沈黙の観覧者が自然に決めている。そして決まった結論というのは、明示された言葉になっては出てこない。ただ、月日が経つと、すでに勝敗は決したものとして別の話題のなかでなにげに参照される。 で、そういうなかで負け側の特徴だけも言い切れないのだが、勝敗の内側の問題は、いざこざの内部にいる人が、その沈黙の閲覧者をどう理解するかにかかっている。 ここで一番重要なことは、身の構えとでも言うべきことで、自己の正当性を主張しているとき、実は負けているということだ。このあたりはなんとも身の構えとでもいうようなちょっと微妙な感じ。武道でまず受けの構えと取るような感じ。攻撃の構え自体が弱点にしかならないような状況がある

    ネットと多数決というかなんというか - finalventの日記
  • 議論について知っておくべきこと - finalventの日記

    世の中には議論に強い人間と弱い人間がいて、弱い人間はかならず強い人間に負ける。これは議論の真偽とか正否にかかわらず、そーゆーもの。そして、議論に強い人を1とすると弱い人は酢小さじ二分の一20くらいか。 かくして結論はかなり一つに絞られる。 つまり、議論をしないこと。 議論に勝ったのに近似でかつ可能な状況を求めること。なにかのための議論であるなら、そのためを実現するために議論をできるだけ回避すること。議論の場からは逃げろである。弱い者の唯一の戦略は逃げることのみ。 それでも議論という時は、メモを取ること。こちらからできるだけ発言しないこと。相手の矛盾とかめっけてもそれを攻撃材料に使わないこと。そんな状況が窮地なるような人間が議論が強いままでいられるわけないじゃん。議論が強いというのがそいつの人生の正体なのである。ふんなものどだい人間じゃないぜ。熊に一撃で勝てる人間がわずかなのと同じ。 なので

    議論について知っておくべきこと - finalventの日記
  • 歳をとることの危険さなのかな - finalventの日記

    ⇒MORI LOG ACADEMY: 歳をとることの危険さ 僕も歳をとって少しわかったが、年齢が上であるだけで、なにかをなした、若い奴らよりは偉い、そして、もうなにも恥ずかしくはない、と錯覚できる傾向にある。神経が鈍くなった証拠だ。結局は思考停止へ向かっている。それが危険だということ。 私の場合は。 「なにかをなした」感はない。実際なにもなしてない。自分の人生は無駄だったなぁというか自分の人生というのはまさに自分のプライベート・セクターの問題だなと。つまり、「なにかをなした」感はパブリックなセクターの問題なのではないか。その関わり方というか距離感が固定化しているのであまり問題意識にならない。 「若い奴らよりは偉い」とはまるで思わないが、どうもブログなどではそう思われてげ。 こんな感じか⇒真性引き篭もり/entry finalventのことかーー!![自虐ネタですか。お盛んですね。] ただ、

    歳をとることの危険さなのかな - finalventの日記
    firstheaven
    firstheaven 2006/09/22
    finalventのひと、最近よくMLAに言及するような…
  • ちょっとだけ連想で - finalventの日記

    ケロヤンとその愉快なお仲間たちで思い出したが。 いわゆる松永さん問題だけど、私の立場は、基的に、オウム残党の危険性をどうするか(どう社会が向き合うか)に尽きているので、市民派言論とかブログ・ジャーナリズム論にはそれほど関心はない(そこに介在してくるオウム的なものの危険性だけが問題)。もうちょっというと、ガ島さん批判とかオーマイニュース批判には関心はない。JANJANとかAMLとかを批判しても意味ないでしょ、勝手にやったら、くらい。ただ、オーマイニュースはネタの投下という点とその偉そうなわりに著作権はどうよのアウトローぶりが面白すぎ。さらにもうちょっというとジャーナリスト佐々木俊尚さんはオウム残党の危険性というリアルな問題をブログ・ジャーナリズム論みたいな問題に概念化(フラット化とか各種の装置)してしまうわけでそれは困ったことだと思う。繰り返すが、ジャーナリズムというのは、こうしたリアルな

    ちょっとだけ連想で - finalventの日記
  • 富田メモ関連でネットウヨ批判みたいのが目に付くが - finalventの日記

    が、というのは、ネットウヨとか批判している側って日遺族会会長にして自民党の古賀誠元幹事長と同じスタンスなんだよね。 ⇒古賀氏 分祀、格検討の意向 自民党の古賀誠元幹事長(日遺族会会長)は二十五日、都内で講演し、昭和天皇が靖国神社のA級戦犯合祀(ごうし)に不快感を示したとするメモが見つかったことについて「(昭和天皇の)この思いをわたしたち遺族は大切にしたい。最も重いものとして受け止めたい」と述べ、遺族会として自らが唱えるA級戦犯の分祀を格的に検討する考えを表明した。古賀氏がメモに言及したのは初めて。 ほいで、しかも、反安倍だし。 ⇒Sankei Web 政治 古賀氏、福田氏不出馬で新たな候補者登場に期待(07/25 18:02) 福田康夫元官房長官が不出馬を表明したことについては「空気の抜けた総裁選になってしまうとの危機感を持っている」と指摘。昭和天皇が靖国神社のA級戦犯合祀ごうしに

    富田メモ関連でネットウヨ批判みたいのが目に付くが - finalventの日記
  • 小林よしのり、かぁ - finalventの日記

    ⇒大石英司の代替空港: 恍惚の小林よしのり 週刊SPA! の巻末に、わざわざカラー頁で、小林よしのりが田中康夫を褒め殺しする気色悪い対談があるんですけれど、しかもその隣には、田中康夫の自画自賛なペログリ日記が続くわけで、都合10頁ぐらい、知事選の事前運動を繰り広げているわけですが、驚きますね。 小林よしのり、ひょっとして逝ってしまったのか? とうとう惚けたのか? この人は。「小林よしのりは終わった」かのごとき意見が出るたびに、私はそんなことは無いだろう、まだまだ面白いじゃないか? と反論して来たけれど、この対談はもうどうしようもない。 ヤッシーがお嫌いな大石先生なんでそのあたりは補正しつつも、でもね、ヤッシーだしねはあるわけで、もうもう長野県人。 で、小林よしのり。 いつごろから小林よしのりに関心がなくなったのだろう、儂。 戦争論2までは買って読んでいた。 沖縄論は、ま、そうひどくもないけ

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  • 大人はこうした問題に軽々しく言及しないものだが - finalventの日記

    が⇒煩悩是道場 - レイプされて出来た子供は堕胎して良いか 当たり前だろ、命は大切だからだよ。 大切じゃないと思う奴は、今すぐオレの前で絶命してそれを証明してみろ。 最後の一文は間違っているよ。 言うならこう言うべきなのだ。 「大切じゃないと思う奴は、まずその子を産め。オレが立派な人間に育てて証明してみせてやる」とね。 冗談じゃなくて、マザー・テレサはそういうふうに言ったのだ。 この手の問題というのは、自分との関わりのなかでしか発言できない。 まあ、自分はマザーの1/100000000000にも及ばないのだから、こう言うのも恥ずかしいことだけど。 追記 ⇒現代の聖母・マザーテレサ そんな彼女は強く妊娠中絶に反対している人でもありました。……カトリックは原則中絶禁止ですしね。 私は中絶賛成派ですが、彼女ぐらいになると「まいりました」と言ってしまいます。 これは彼女がエライ人だからではなく、彼

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  • 本好きの人が持っている10の間違った認識と行動 - finalventの日記

    自分はを正しく評価できると思い込んでいて、あれはくだらない、あれはすばらしいとか言う。 自分は正しくを読んでいると思い込んでいる理由が実際は精読によるのではなく、個々のインフォメーションの集積によっている(気が付いていない)。 つまらないを買ってしまった自分に恥じてこっそりブックオフに売り、これはよいと思ったを書架に並べるが、それは単なるコレクションだと言われるとむっとする。 を読んで感動できる自分がとっても好き。その割に他人が感動しているのが大嫌いでいろいろなんくせをつける。 を読むことによって得られるものはといった議論が好きでやたらと難解にする。 $山形浩生のとか訳とか書評は読んでみる……なお、$山形浩生は変数で、小熊英二とか浅田彰とかいろいろ代入可能(自分をそれらと同一視したいファンちうことやね、結局)。 ローマ史とかハプスブルク家とか三国志演義とかディテールを知

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  • 長島昭久、真摯なご意見に耳を傾けるの巻 - finalventの日記

    シーン1 2006年02月22日 22時00分06秒⇒長島昭久 WeBLOG 『翔ぶが如く』:嵐の中の党首討論 しかし、ここで多くを語ることはできないが、この勝負絶対勝てる。今日初めてそう確信した。代表や野田国対委員長があくまでも強気である意味が良くわかった。 みんなの声⇒あー シーン2 2006年02月23日 06時07分31秒⇒長島昭久 WeBLOG 『翔ぶが如く』:ブログ炎上 昨日のコメントにブログが炎上した。 初めての経験だが、すさまじい。 ネットに詳しい友人たちが大いに心配してくれた。 みんなの声⇒いー シーン3 2006年02月23日 17時21分04秒⇒長島昭久 WeBLOG 『翔ぶが如く』:ダン・クエール元米副大統領 「ブログ炎上」などと不謹慎な表現を使ってしまったことお詫びしなければ。 寄せられたコメントの大半は真摯なご意見ばかりで、その意味では、俗にいう「祭られた」現象

    長島昭久、真摯なご意見に耳を傾けるの巻 - finalventの日記
  • 宮崎学曰く、自殺 - finalventの日記

    野口さんの怪死だがすでに自分の見解はちょっと曖昧に書いたのでそれ以上付け足しはないが、先日日曜日他所でたまたま見たTV(田原の番組)に宮崎学がいて、自殺と断定していた。ほぉと思った。 宮崎が自殺というなら真相は自殺かなとちょっと思った。あるいは、そう語る意味がなにかあるのだろうとも思った。 宮崎はなんか知っているのか、こういうケースのフレームワークで判断しているか、いずれにせよ、それ以上の解説はなかった。

    宮崎学曰く、自殺 - finalventの日記
  • そういえば久々にSAPIOのコヴァゴーマニズムを見たら…… - finalventの日記

    きっこみたいだった。 特保さんだったか、日のブログの左右が鮮明になったと書いていたような気がするけど、左右って同じなんじゃないだろうか。 反米・反小泉っていうのを一緒くたにまとめていいのでは。 で、その反対は? 親米・小泉信者? うーむ。 親米というのは、実際上、世界の市場のプロテクトが米国に依存していること。また、小泉以外に実際の政治をしていないこと、というだけでは。 というわけで、対極の軸はちょっと違う。 イデオロギー専攻 対 現実主義 というのではないか。

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