恋人と別れて30年が過ぎ、その元恋人の娘と出逢う夜 古い友人であるShellyからメッセージが届いた。「私の娘のAdrienneが日本に行くのだけれど、時間取って彼女と会ってくれるかしら?」 Shellyはアメリカ在住の白人女性だ。Shellyと俺との関わり合いは、過去に書いた。こちらを参照のこと。25歳に戻れた夜~ブライアン・…
http://www.time.com/time/2005/100books/the_complete_list.html タイム誌が選ぶ1923〜2005年までの小説ベスト100の中からSF・FT小説を探してみました。 J・R・R・トールキン「指輪物語」 C・S・ルイス「ライオンと魔女」 ウィリアム・ギブスン「ニューロマンサー」 カズオ・イシグロ「わたしを離さないで」 ジョージ・オーウェル「1984」「動物農場」 カート・ヴォネガット「スロターハウス5」 ニール・スティーヴンスン「スノウ・クラッシュ」 フィリップ・K・ディック「ユービック」 ざっと見ただけですけど、これぐらいですかね。 大体納得できるセレクションですけど、スティーヴンスン「スノウ・クラッシュ」の入選がかなり意外。あんな馬鹿SFが一体全体どうして。 まあ個人的には大好きですけどね。
新潮文庫版刊行に際し、森見登美彦氏は以下のように述べた。 日本ファンタジーノベル大賞を受賞した後、のらりくらりと日を送るうちに、処女作が文庫本となる幸運にめぐまれた。日本全国津々浦々へ、よりコンパクトでお手頃価格となった恥ずべき青春を垂れ流す。これは著者にとっても読者にとってもまことに慶賀すべきことである。 いまだ我が処女作を読んだことのない方は、色々な意味で気軽に読めそうにもないこの渾身の一作を、電車の中などで敢えて気軽に読んでみるのも一興である。すでに単行本を持っているという奇特な方は、この機会に文庫も合わせて買うことをお勧めする。大きいものと小さいものを二つならべるところに、言うに言われぬ味がある。大小を必ず揃えるのは紳士淑女のたしなみだ。 処女作には、その書き手の一切合財が詰まっているという。処女作を越える小説は書けないと著者自ら断ずる以上、「太陽の塔」から後の森見登美彦氏の活動は
グリュフォンの卵 (ハヤカワ文庫SF) 作者: マイクルスワンウィック,Michael Swanwick,小川隆出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2006/04メディア: 文庫 クリック: 11回この商品を含むブログ (49件) を見る ヒューゴー賞やネビュラ賞等を受賞した作品をずらりと並べた短編集。読む前はテッド・チャンやグレッグ・イーガンのようなSFを予想していたのだが、実態は少々異なり、あそこまで稠密な作品群ではない。核となる部分こそガチガチだが、人間ドラマのようなものがSFとして核となるものと併置されている。チャンやイーガンは人間ドラマ的要素も、SFとしての核と一体化していたが、スワンウィックは分割も可能と感じられた。雰囲気はパンクかゴシックっぽいが、ギブスンやスティーヴンスンに比べると読みやすい。これはあそこまで表現が華麗ではないという点に因る。あと、同様のテーマを扱いつつも
ブラスト公論―誰もが豪邸に住みたがってるわけじゃない 作者: 宇多丸,高橋芳朗,郷原紀幸,前原猛,古川耕出版社/メーカー: シンコーミュージックエンタテイメント発売日: 2006/03/01メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 146回この商品を含むブログ (52件) を見る最近ある人から、非モテの話題ならぜひこの書籍を読んで欲しいということで、この本を献本していただいた。 ヒップホップ雑誌『BLAST』で連載された座談会で、ライムスターの宇多丸氏、カメラマンの前原猛氏、『BLAST』の編集者の高橋芳朗氏、ライターの古川耕氏*1、ショップオーナーの郷原紀幸氏がメンバー。 といっても、ヒップホップの話はほとんどなくて、全体を通じて自意識問題が頻出する。30過ぎた大人がここまでナイーブでいいんか?と思いつつも、オモシロ喩え話が連発して読ませてくれる。 タイトルにもなっている「誰もが豪邸に
東大教官が選んだ新入生向けのブックリストとして、新書「東大教官が新入生すすめる本」と、紀伊國屋書店のサイト[参照]がある。全部で1600冊程と膨大なので、まとめた。まとめるだけでは面白くないので、100冊に絞ってランキングした。 ■東大教官の観点 以下の3つの観点から選書している。 1) 私の読書から――印象に残っている本 2) これだけは読んでおこう――研究者の立場から 3) 私がすすめる東京大学出版会の本 1) は、読書経験の貧富がハッキリ見える。めったな本を勧めるわけにはいかない。ほとんどが厳めしい古典、大御所を占める。ところが、ウケ狙いか、小松左京や村上龍、コミック「棒がいっぽん」などを推す教官がいて面白い。 2) の意味を拡大解釈する教官多し。何十巻もある「○○全集」を指定してくる人もいる。ゼミ生になったら生き字引代わりにでもしようとするつもりかしらん。オマエも全読してねぇだろ!
変な本だった。変だけど、面白い本だった。そしてとにかく、読むのが大変だった。僅か120頁の本書を読み通すために、読者は約1,600回ほども頁を捲らなければならない。それがこの本最大の特徴にして、読書と云う行為に対する、最大級のサプライズとなっている。ある種飛び道具のような文字組みやレイアウトを別とすれば、話的には乙一っぽいと感じるような雰囲気もあったりしたのだけれど、どうにも一筋縄ではいかない。やはり、「変な本」としか云いようがない、内容も含めて。個人的に一番好きだったのは「三か所の二人」で、もしかしたらこの形式は、長くなればなるほど中毒性のようなものが増していくのかも知れない、と感じた。この形を生かした大長篇と云うのを読んでみたいような気もするのだが、多分無理。この長さが限界です。とは云え、福永さんの小説はもっと読んでみたいので、雑誌に載ったり本が出たりしたらいいな、と想います。 アクロ
『みんなでクリックして幸せになればいいじゃない』の巻き 作者・乙一 どうも、安達(オツイチ)です。職業は作家です。小説を書いたり書かなかったりして食いつないでいます。2006年4月23日 現在、27歳です。作家人生約10年が経過しました。このホームページは少し前に6周年を迎えたそうです。けっこう長く続いてる なと思います。自分もホームページも。すぐ消えると思ったのですがね。 それにしても、ホームページの管理人であるMAJIさんから原稿依頼を受けるのはしばらくぶりなのでかなりなつかしいです。大 学に在籍していたころ、僕はSF研究会(現・AGC)というサークルに入っておりまして、そこはテーブルトークRPGという特殊 なゲームのサークルだったわけですが、大学ではけっこう煙たがられているサークルで、いったいあの集団は何をやっているのかちっ ともわからんし不気味だし危険だし不潔でくさ
鎌池和馬スレッド37「とある魔術の禁書目録」 http://book3.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1146146439/ 817 イラストに騙された名無しさん sage 2006/05/01(月) 14:28:58 ID:/9wiBoxz よくわからん。よくわからんのだ、俺にも。 だが、これだけは言える。 ――――禁書10巻ゲットしました。 828 イラストに騙された名無しさん sage 2006/05/01(月) 15:00:18 ID:/9wiBoxz あれ!? ブラフと思われてる!? なら証拠を見せてやらぁ! 140ページの最初の一行は 「オリアナか」 だ。 いずれ手に入れたら確かめてみるがいいさ。 ていうかさ、俺が手に入れたのってブックオフなんだよね……。禁書10が350円。 何故だか知らないが、電撃の5月の新刊が全部売ってた気がする。 バンシー2
読書を社交に喩えるのはちょっと無茶なところがある。社交とは人と人のつきあいであり、相互に成り立つ関係だが、読書のほうはそうではない。人は本を読むが、本は人を読まない。 だが、無理を通せば道理は引っ込むものだ。ここでは、ベストセラーを八方美人に喩えることにしよう。 八方美人は誰彼なしに愛嬌を振りまく。ぱっと見には好感がもてる。無愛想な人、無口な人、皮肉屋、ずけずけと本当のことを言う無神経な人、お節介な人などなど世の中にはいろんな人々がいるが、そんな人より八方美人のほうが付き合っていて楽しい。 でも、その楽しさはうわべだけのことではないか。無愛想な人は虚辞を口にしないが、八方美人の口から出るのは虚辞ばかりだ。無口な人がたまに発する言葉には重みがあるが、八方美人の言葉には全然重みがない。皮肉屋の人を刺す台詞はしばしば核心をついているが、八方美人の台詞は表層を撫でるだけだ。無神経な人の欠点もお節介
第54回:桜庭 一樹さん (サクラバ・カズキ) 過酷な現実と対峙する少女たちを描いた作品などで若い読者から絶大な支持を得、このたび満を持して一般向けの小説も書き始めた桜庭一樹さん。名前から男性と思う人もいるかもしれないが、実は色白のとても可愛らしい女性です。筋金入りの読書家である彼女は、字を読めないくらい幼い頃から、本が大好きだったよう。ミステリーから南米文学まで、その幅広い読書道を語っていただきました。 (プロフィール) 小説家。ライトノベル・ジュブナイル・一般文芸とフィールドの垣根を跳び越えて活躍中。ジャンルもSF、ミステリー、青春小説と多彩な作品を世に送り出し続けている。 ――東京創元社のWebマガジン「Webミステリーズ!」で読書日記を連載されていますよね。ものすごい読書家ぶりにびっくりします。小さい頃から本が好きだったのですか 桜庭一樹(以下 桜庭) : まだ自分で本が読めない
http://d.hatena.ne.jp/kazenotori/20060421/1145550614#c1145982215 # M.V.agrippa 『いつも拝見させていただいてます。 考察お聞かせください。 「なぜ電撃が売れて、富士見が凋落しているんでしょうか?」 作家?時代性?編集者?商法? もしくは複合的な理由? 難題かもしれませんが、ひとつお願いします。』 (2006/04/26 01:23) まず最初に、「本当に富士見は凋落しているのか?」というところから始めなければいけません。とりあえずこんなのがあります。 →http://www.mediaworks.co.jp/information/koukoku/pdf/shiori200605.pdf (注:PDF書類)。 実売シェアは電撃文庫が36%、富士見F文庫が20%、スニーカー文庫が14%らしいです。MWの広告だから多
2006年4月5日に倒産した、ビブロス及びその関連の碧天舎・ハイランドの倒産に関する情報をまとめたページである。トップページが重たくなりすぎたので、こちらにコンテンツを移動した。 ・時系列の動き ・碧天舎第1回債権者集会(2006年7月31日) ・ビブロス第1回債権者集会(2006年7月31日) ・ハイランド第1回債権者集会(2006年7月31日) ・ビブロス債権者説明会(2006年4月13日) ・ハイランド債権者説明会(2006年4月13日) 時系列の動き 2006年9月18日(月) ■リブレ出版情報 どの範囲までかは不明だが、ビブロスでの未払い原稿料をリブレ出版として支払っているようだ。その昔のジャパンミックス倒産時に、ビブロスが「PUREGIRL」の未払い原稿料を払ったことを思い出してしまった。 2006年9月03日(金) ■7月31日ビブロス等債権者集会について 7月31日に東京地
ジャンプ打ち切りサバイバルレースpart258 http://etc4.2ch.net/test/read.cgi/wcomic/1145360212/880 880 ◆XvcCOpYEZY 2006/04/22(土) 23:44:00 ID:Oaz0dYtn はい、お晩です。 23号 エムゼロ(新連載巻頭カラー56P) ワンピ ナルト デスノート(Cカラー) ←次回予告タイトル『完』 とらぶる(25P) ブリーチ 銀魂 こち亀 村雨くん(23P) ペンギン リボーン ムヒョ ミスフル(Cカラー最終回) テニプリ アイシル みえるひと ボーボボ ネウロ ツギハギ 太臓 タカヤ ジャガー (休載)べしゃり ・西尾維新によるノベライズ版「デスノート」が 8/1に発売予定 24号 (巻頭カラー)ワンピ (Cカラー)村雨くん (23P)とらぶる エムゼロ ではまた来月。 マジかよぉぉぉぉぉぉぉぉぉ
注意事項 作品の選定について ここに載っていない作品で超短編ぽい!と思ったものがありましたらぜひ教えてください。また、編者が未読のものが含まれますのでことによると超短編とはいえないものが含まれているかもしれませんが、ご容赦ください。「これは超短編としても読める」という例がほとんどであり、作者自身が超短編を意識したものは限られていると思います。 カテゴリについて 「短編として」というのは短編として収録されてはいるが、個々の断章が超短編としても読めるのではないかというもの。「全編」は全編を通して超短編として読めるものです。 収録先について 複数の書籍に収録されているものについては、現時点でいちばん手に入りやすそうなものを代表としてあげています。リンク先としてネット書店を紹介してありますが、そもそも絶版などになっていて図書館などでしか読めないものもありますのでご注意ください。
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