マイクロソフトのバルマーCEO。Photo: Noah Devereaux/WIRED マイクロソフトの将来は、10月26日にニューヨークでスティーヴ・バルマーCEOが発表した「Windows 8」や「Surface」にかかっていると考えている人もいるかもしれない。しかし実際には、同社の業績は、Windows 8がただちに成功するかどうかによって大きく影響されるわけではない。 マイクロソフトの売上表から「Windows」という言葉が付くものをすべて取り去ると、主に企業を対象としたサーヴィス系の事業が残る。クラウド・プラットフォームの「Azure」や、顧客管理システム「Dynamics CRM」などであり、通常は企業が長期間の契約を結んで使用するものだ。マイクロソフトではこれらの事業が1年あたり400億ドルを生み出しており、同社の年間売り上げの約45%を占めている。これらのサービス群は大きな