本記事は、2025年6月15日まで全文を無料公開としています。 ゆっくりしていってね! 2022年に文部科学省が掲げた方針をうけて、日本の大学が続々と女子枠を新設・増設しているわね。どうやらアファーマティブ・アクションの一環のつもりらしいわ。 さて。横文字で「アファーマティブ・アクション!」というと、欧米追従の施策のように感じるかもしれないわ。実際、欧米を引き合いにしながら女子枠を正当化している人もよく見かけるし。 でも、女子枠に関して「欧米追従」は誤解よ。全く関係ないわ。 というのも、アメリカやヨーロッパ諸国では、性別に基づいて固定的かつ自動的な合格枠を用意する行為は、明白な差別と考えられているのよ。それは機会の平等を損ない、個人の能力評価を蔑ろにするものだと。よって、およそ違法とされているの。 まあ「およそ違法とされている」なんてちょっと歯切れが悪い表現だけどね。……でもコレ、仕方ない
