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企画展「内藤コレクション 写本 — いとも優雅なる中世の小宇宙」が、東京・上野の国立西洋美術館にて、2024年6月11日(火)から8月25日(日)まで開催される。その後、北海道の札幌芸術の森美術館に巡回する。 中世ヨーロッパの写本、役割と装飾の特徴フランチェスコ・ダ・コディゴーロ(写字)、ジョルジョ・ダレマーニャ(彩飾) 《『レオネッロ・デステの聖務日課書』零葉》 イタリア、フェラーラ 1441-48年 彩色、インク、金/獣皮紙 内藤コレクション中世ヨーロッパにおいて写本は、キリスト教の信仰を支えるとともに、知の伝達を担う主要な媒体であった。印刷技術のなかった当時、写本は、羊や子牛といった動物の皮を薄く加工して作った紙に、人の手でテキストを筆写することで制作された。制作に膨大な時間と労力を要する写本は、時に贅沢な品となり、しばしば華やかな彩飾が施されている。 カマルドリ会士シモーネ(彩飾)
「121」「79000」――これらの数字が何を表すか分かるだろうか。それぞれ「中国の100万人以上の都市数」「日本の100歳以上の高齢者数」である。人口学者のポール・モーランド氏は、出生率、都市化、高齢者の増加といった、人口動態に関する10のテーマから、世界の歴史と現在を解説し、未来の予測を試みている。そこからは、人口増加が必ずしも経済発展につながらないことや、高齢化が紛争解消に役立っていることなど、意外な事実が浮き彫りになる。本連載では、同氏の『人口は未来を語る 「10の数字」で知る経済、少子化、環境問題』(ポール・モーランド著/橘明美訳/NHK出版)から内容の一部を抜粋・再編集、人口動態が今後の世界をどう変えていくかという論考を紹介する。 第3回は、世界的な寿命の短縮化とその要因について考える。 <連載ラインアップ> ■第1回 英国のEU離脱、ソ連崩壊、トランプ大統領誕生・・・人口動態
それからアンリはふと視線をはずし青銅製の衝立へと顔をむけた。天才芸術家サルヴァトーレ作と云われる華麗極まる祭壇衝立は、通常とちがい無味乾燥な背のほうをこちら側に見せている。向こう側におさめられているのは『騎士』の肉体に他ならない。 もとは書庫であった場所――つまり当時、ゾイゼ大神官の命により新神殿に遺贈された葬儀録等が置かれていた図書室――の書棚などを取り払い、エリス姫はそこにルネ・ド・ヴジョー伯爵の肉体を安置した。 かの女公爵がエリゼ城に起居したことはご存知のとおりだ。彼女は国主であり、その城の持ち主本人なのであるから当たり前に思えるが、はたしてそれは当然としてよいことなのかどうか……。 オレは、エリス姫が古神殿で眠らなかったことを知っている。そしてまた、太陽神殿神官となったニコラ・バトーが内密に、だがたいそう熱の篭もった真摯な想いで、彼の主であったものの肉体を太陽神殿に帰すよう幾度も送
太平洋戦争末期の東京大空襲を逃れた仏教書の版木400枚余りが所蔵する埼玉県小鹿野町の寺で公開されました。 これは小鹿野町の大徳院が本堂や境内を会場に、19日開かれた子ども祭りにあわせて地域の歴史を知ってもらおうと初めて行いました。 公開された版木は408枚で、およそ10万人が犠牲になったとされる東京大空襲を逃れるため、当時、これらの版木を持っていたいまの東京・文京区本郷にあった書店が、親交を深めていた大徳院の住職に預けたとされています。 中には臨済宗の修行僧向けの、注釈を付けた解説書「標注碧巌録」や浄土宗の開祖の伝記「法然上人勅修御傳」があります。 本堂には子どもたちをはじめ地域の人が集まり、住職による見どころの説明を聞いたあと、実際の版木などに見入っていました。 中学1年の男の子は「戦争から逃れていまここにあることが貴重だし、すごいです。平和を受け継いでいきたいと思います」と話していまし
アニエスカ・ホランド(Agnieszka Holland, 1948年11月28日 - )は、ポーランド・ワルシャワ出身の映画監督、脚本家である。 日本語による表記は、ポーランド語での発音に基づきアグニェシュカ・ホラントなどとされることがある。 略歴[編集] ワルシャワで生まれる。父ヘンリク・ホラントはユダヤ教系ポーランド人、母イレーナ(旧姓リプチンスカ)はキリスト教系ポーランド人。父の両親は第二次世界大戦中にナチス・ドイツがワルシャワのユダヤ系の人々が多く住む住宅街に設置したワルシャワ・ゲットーで亡くなった。母は敬虔なローマ・カトリック教徒で、第二次世界大戦中はナチス・ドイツに対するポーランド国民抵抗組織の「ポーランド地下国家」(Polskie Państwo Podziemne)に属し1944年のワルシャワ蜂起において最前線で戦った。アニエスカ本人は特に宗教教育を受けずに育った。 プラ
本作は、ベラルーシ政府がEUに混乱を引き起こす狙いで大勢の難民をポーランド国境へと移送する<人間兵器>とよばれる策略に翻弄された人々の過酷な運命を、シリア人難民家族、支援活動家、国境警備隊の青年など複数の視点から描き出す群像劇。 監督は、3度のオスカーノミネート歴を持ち『ソハの地下水道』『太陽と月に背いて』など数々の名作を世に送り出してきたポーランドの巨匠アグニエシュカ・ホランド。友人のカメラマングループと国境の写真を撮影するなど難民をめぐる問題を追っていた彼女は、政府が国境を閉鎖したことで情報が遮断された2021年に「国境に行くことができなくても、私は映画を作ることができる。政府が隠そうとしたものを、映画で明かそう」と本作の制作を決意したと語る。政府や右派勢力からの攻撃を避けるためスケジュールや撮影場所は極秘裏のうちに、24日間という驚異の猛スピードで撮影を敢行。隠蔽されかけた国境の真実
5月3日よりTOHOシネマズ シャンテほかにて公開される映画『人間の境界』の本編映像が公開された。 本作は、2021年にベラルーシがEUの混乱を狙いポーランド国境に大量の難民を移送した事態を受け、ポーランドとベラルーシの国境で「人間の兵器」として扱われる難民家族の過酷な運命を描いた群像劇。『ソハの地下水道』『太陽と月に背いて』『赤い闇 スターリンの冷たい大地で』などのアグニエシュカ・ホランドが監督を務めた。 公開されたのは、隣国から送り込まれてくる難民を敵視する、ポーランド国境警備隊によるプロパガンダに満ちた講習の様子を捉えた本編映像。 2021年、ベラルーシ政府の策略により大勢の難民がポーランド国境へと送り込まれるが、ポーランドの国境警備隊は非人道的な仕打ちのすえ彼らをベラルーシへと押し戻し、ベラルーシも再びポーランドへと戻す……と両国が難民を押し付け合う事態となっていた。物語の中心とな
市区町村ごとに3年に1度改定される「介護保険料」。 今週発表された全国の最新状況を見ると、最も高い「大阪市」で、基準額は月額「9249円」となりました。最も低いところと比べると、月額で6000円近い差に。 なぜここまでの差が生まれるのでしょうか? 目次 あなたのまちの介護保険料は?【全国 介護保険料マップ】 最高額は月額「9249円」に
大阪万博の中止はもう無理なのか…3187億円の税金を使って「カジノ建設の露払い」をするという無責任の体系 計画の責任を問うべき人が見当たらない この空気は東京五輪の前とよく似ている 大阪・関西万博開催まで1年を切ったが、日に日に「中止」または「延期」せよという声が弱まってきている気がする。どうせ、反対しても強行するに決まっているという諦めムードが漂っているのは、東京五輪の前とよく似ている。 これまでに挙げられた万博開催を中止すべしという「理由」を列挙してみたい。 第1は大幅な工期の遅れと膨れ上がる費用である。 「多額の税金が投入される会場整備費は、当初見込みの約2倍となる2350億円まで膨らんだ。独創的なデザインを競う海外パビリオンは想定よりも建設スケジュールが大きく遅れ、着工はわずか十数カ国(4月上旬時点)にとどまる」(47NEWS 4月15日 10:30) さらに昨年の東京新聞(11月
10年前、茨城県牛久市の入管施設に収容されていた43歳のカメルーン人男性が死亡したことをめぐり、2審の東京高等裁判所は入管施設の職員が救急搬送を要請する義務を怠ったとして1審に続き、遺族に165万円を支払うよう国に命じる判決を言い渡しました。 2014年3月、牛久市の入管施設「東日本入国管理センター」に収容されていた43歳のカメルーン人男性が死亡しました。 男性の母親が国に賠償を求めた裁判で、1審の水戸地方裁判所は「センターの職員は救急搬送を要請しなかった過失がある」として国に165万円を賠償するよう命じ、双方が控訴していました。 16日の2審の判決で東京高等裁判所の増田稔裁判長は「死亡する前日の夜、男性はぐったりして苦しそうな様子をみせて『アイムダイイング』と体調が悪いことを訴えていた。センターの職員は男性の生命、身体に危険が生じているおそれがあると認識することができ、救急搬送を要請する
上野千鶴子 @ueno_wan 抗議のコメントを書きました。「離婚するにはそれだけの理由がある。妻を殴る蹴る、子どもを虐待する、子育てに関わらない、養育費を支払わない…日本の男に共同親権は百年早い。」 x.com/wansmt/status/… 2024-05-17 11:12:12 ウィメンズアクションネットワーク @wansmt wan.or.jp/article/show/1… 5月16日、共同親権に関する民法などの改正案が、参議院法務委員会で可決されました。 これを受けて、オンライン集会「オンライン国会前集合~第二章の始まり 巻き返しはここから〜」が開催されました。 こちらから録画をご覧頂けます。 2024-05-17 07:30:05 上野千鶴子 @ueno_wan うえのちづこ@ueno_wanです。3月末で元東京大学教授に。4月から女性をつなぐポータルサイト、NPO法人ウィメ
Published 2024/05/18 22:53 (JST) Updated 2024/05/19 12:02 (JST) 自民党の片山さつき政調会長代理は18日、札幌市内で開いた支持者との会合で、政治資金パーティーの裏金問題について「森喜朗元総理から『政界には前からあった慣行だ』と言われた。(安倍派が)やめなかったのは問題だが、それまでにやめていた派閥は全部セーフですから」と述べた。 会合には高木宏寿・復興副大臣や支援団体の代表者などが出席。派閥パーティー券の販売ノルマを超えた議員側へのキックバックについて出席者が「私は還付金だと思っている」と発言、片山氏がうなずく場面もあった。 片山氏は、立憲民主党については「自民党の駄目なところは100も200もあるが、それでもこの人たちよりはまし」と主張した。
さまざまな食料の価格が上昇する「食料インフレ」。 その第1波とも呼べる価格高騰は、ロシアによるウクライナ侵攻後の2022年に起こりました。 両国はともに農業大国。2021年、ロシアは小麦の輸出量が世界第1位、ウクライナはトウモロコシの輸出量が世界第3位でした。 小麦もトウモロコシも、もともとは天候要因などで価格は上昇傾向でしたが、軍事侵攻で供給が滞ることへの懸念から価格上昇が加速しました。 小麦はシカゴ商品取引所で指標となる小麦の先物価格が、2022年3月上旬にはおよそ14年ぶりに最高値を更新しました。 トウモロコシも2022年4月下旬には指標となる先物価格が一時、およそ9年8か月ぶりの水準まで上昇しました。 その後、食料価格は世界的に落ち着く傾向となっていましたが、最近いくつかの食品の価格が上昇し、「食料インフレの第2波」ともいえる状況になりつつあります。 値上がりしているのはチョコレー
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