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ブックマーク / www.nishinippon.co.jp (22)

  • 筑前琵琶「最後」のバトン託したい 修復師ドリアーノ・スリス【動画あり】 | 西日本新聞me

    ドリアーノ・スリス(73)が初めて来日したのは、1974年のことだ。故郷イタリア・ローマで知り合って結婚したの里帰りで、福岡市にやってきた。 「いつまでいるか、何をするか、先のことは考えていなかった」 しかし、ある日、ラジオから流れてきた音色が運命を変えた。筑前琵琶だった。生まれて初めて耳にする旋律に、心を揺さぶられた。その後、日で唯一の筑前琵琶の修復師として生きることになる。 ◆    ◆ 第2次世界大戦の終結から2年後、地中海に浮かぶサルデーニャ島で、7人きょうだいの末っ子として生まれた。古代の巨石遺跡群や独特の民族文化で知られる島で、両親の故郷だった。生後間もなく一家でローマに移ったので記憶はないが、オリジナリティーを大切にする文化が、自分の生き方に「影響してるかも」と思うこともある。 16歳から国立の音楽学校でクラシックギターを学んだ。4年目のある日、人形劇団の友人から人形遣い

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  • コロナ専門家、5類移行に最後まで抵抗 分科会議事録公表、厳しい条件次々 | 西日本新聞me

    新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けを「5類」に引き下げることを了承した政府の専門家分科会の議事録が16日、公表された。会合では5月8日に5類へ移行する政府案を容認したものの、医療関係の委員らは「まだ侮れない病気だ」と指摘。政府にさまざまな条件を突き付け、危険性がなくなったかのようなメッセージにならないよう厳しく注文を付けていた。 会合は1月27日に新型コロナ対策分科会と基的対処方針分科会が合同で開催。感染対策を季節性インフルエンザ並みに緩和するに当たり、専門家の同意を取り付けるために政府が開いた。 ...

    コロナ専門家、5類移行に最後まで抵抗 分科会議事録公表、厳しい条件次々 | 西日本新聞me
    florentine
    florentine 2023/02/22
    “「高齢者や基礎疾患のある人への生命にはまだ重大な影響がある。誤解が生じる」と指摘”
  • ウイグル人口増加率急減 少数民族地域100分の1も 当局の出生抑制策が影響か | 西日本新聞me

    【北京・坂信博】中国新疆ウイグル自治区の少数民族が集まる地域で、人口千人当たりの増加数を示す「人口増加率」(移住を除く)が極端に低下している。地元当局の統計によると、ウイグル族が人口の9割超を占めるカシュガル地区では、2017年の30・42から19年は0・31に激減。ホータン地区も17年の11・8から19年は0・9に落ち込んだ。こうした地域では14~18年に不妊処置件数が急増しており、当局の関与が疑われているウイグル族を狙った人口抑制の実態が浮き彫りになった。 地元当局の統計資料「カシュガル地区統計年鑑」によると、19年に人口千人当たり1人も増えなかったことを意味する人口増加率「1未満」だったのはカシュガル、ホータン両地区で、いずれも18年以降に急減。特にカシュガル地区は17年の約100分の1に落ち込んだ。 ...

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  • アベノマスク配送料10億円? 廃棄なら6千万円…政府試算 | 西日本新聞me

    政府の新型コロナウイルス対策で約8000万枚の大量在庫が問題になった布製「アベノマスク」について、配布希望の殺到により、配送料が10億円に上るとの試算があることが1日、政府関係者への取材で分かった。配布せずに全て廃棄した場合は6000万円程度の費用で済んだとみられる。 政府関係者は「日人的な感覚では『廃棄の方が安いから捨てよう』とはならない。ちゃんと使ってもらえれば経済効果もある」と主張。一方で、厚生労働省の担当課は「精査中で具体的な配送料の全体額はまだ分からない」としている。 厚労省によると、配布希望は1月28日までに約37万件あり、応募枚数は推計2億8000万枚分以上。全希望者に行き届くよう枚数を調整するという。国の委託を受けた民間業者が3月から順次配送する。 (井崎圭)

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    florentine
    florentine 2022/02/02
    何故こんなことになるの???
  • 地図アプリに載らない「強制収容所」を訪ねてみた | 西日本新聞me

    ウイグル 抑圧の実相 中国政府によるウイグル族弾圧は「ジェノサイド(民族大量虐殺)」か、それとも中国が主張する「でっち上げ」か。現地や関係者を訪ね、見えてきた実相は…。

    地図アプリに載らない「強制収容所」を訪ねてみた | 西日本新聞me
  • 医療費助成変更で対象外に 難病軽症者 支援策活用を 治療控え病状悪化の恐れも | 西日本新聞me

    指定難病患者への医療費助成を目的にした難病法の助成基準が来年1月に統一され、特例として認められてきた軽症者は原則として対象外となる。2015年1月の施行後、助成対象疾患は旧事業の6倍となったものの、一部患者への助成がなくなることで「治療を控えるケースも増えるのでは」と不安視する声が上がる。難病法には基準統一に伴う軽減措置として医療費が一定額を超えた場合の支援策が定められており、厚生労働省は「各県などの保健所に相談し、早めに手続きを」と呼び掛けている。 「服薬で何とか症状を抑えているのですが…」。全国の炎症性腸疾患の患者でつくるNPO法人「IBDネットワーク」理事の秀島晴美さん(54)=佐賀県唐津市=は不安を募らせる。23歳で指定難病の潰瘍性大腸炎を発症。腹痛や下痢、倦怠(けんたい)感に苦しみ、30~40代の頃は入退院を繰り返した。ここ5年ほどは病状が落ち着いているという。 毎月の医療費は現

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  • 入国制限が遅れた代償は 五輪開くため聖火到着待ち、ウイルス拡散 | 西日本新聞me

    感染研は国内の陽性患者から検出されたウイルスのゲノム(全遺伝情報)を解析した。分かったことは二つあった。一つは初期のクラスター(感染者集団)は中国・武漢で検出されたウイルスの特徴を備えていたが、このタイプは抑え込みに成功し、ほぼ終息したとみられること。 もう一つは、3月以降に検出されたウイルスの多くが、欧州を「起源」とする遺伝子の特徴を備えていたことだ。感染研のリポートには「3月中旬までに海外からの帰国者経由で“第2波”の流入を許し、全国各地に伝播(でんぱ)したと推測される」と記されている。 米国が欧州(英国を除く)からの入国を禁止したのは3月13日。日も早急に水際対策を講じる必要があったが、政府が欧州などからの入国制限に踏み切ったのはその8日後だった。 なぜ遅れたのか。この間に何があったのか-。 ■ 当時の焦点は東京五輪・パラリンピックの行方。大会組織委員会幹部は、国際オリンピック委員

    入国制限が遅れた代償は 五輪開くため聖火到着待ち、ウイルス拡散 | 西日本新聞me
    florentine
    florentine 2020/06/29
    “3月中旬までに海外からの帰国者経由で“第2波”の流入を許し、全国各地に伝播したと推測/欧州を刺激せず、聖火の到着を待ち、五輪の日本開催を守るために、私たちは何を失ったのか。どんな代償を払ったのか”
  • コロナと公文書 後世の検証へ記録に残せ | 西日本新聞me

    未知の感染症という脅威にどう対応したか。反省と教訓も含めて公文書で後世へ残すのは政府として当然の責務である。 政府が、行政文書の管理指針に基づき「歴史的緊急事態」に指定している新型コロナウイルスの感染拡大のことだ。 この制度は、東日大震災(2011年)当時の民主党政権が原子力災害対策部など震災関係の議事録を残していなかった問題を踏まえ、12年に導入された。指定は今回が初めてだ。先月10日に閣議了解された。 歴史的緊急事態とは何か。社会的影響が大きく、その教訓が将来に生かされるもので、国民の生命や財産に重大な被害が生じるような事態-と規定されている。政府はその責任と使命を自覚し、公文書の作成と保存、公開に努めてもらいたい。 管理指針では、政策の決定または了解を伴う会議の場合、開催の日時や場所、発言者、発言内容を記録した議事録や議事要旨などを作成しなければならない。新型コロナ関係では、政府

    コロナと公文書 後世の検証へ記録に残せ | 西日本新聞me
    florentine
    florentine 2020/04/13
    “安倍政権はずさんな公文書管理が再三批判されてきた。財務省が決裁文書を改ざんした森友学園問題や、野党が資料要求をした日に招待者名簿をシュレッダーで破棄した「桜を見る会」などが思い浮かぶ。”
  • 小倉藩ワインを論文に 元学芸員が発表 江戸初期、細川忠利命じ犀川大村で | 西日本新聞me

    豊前小倉藩時代の細川家に詳しい北九州市立自然史・歴史博物館(八幡東区)の元学芸員、永尾正剛さん(71)=行橋市中央3丁目=が、藩主の細川忠利(1586~1641)が家臣に命じ、みやこ町犀川大村地区でぶどう酒を造ったとする、これまでの研究成果を論文「細川小倉藩の『葡萄(ぶどう)酒』製造」にまとめた。日格的なぶどう酒(ワイン)造りは明治期に始まったとされるが、歴史がさかのぼる可能性がある。 細川家は関ケ原の戦いの功で1600年代初めの約30年間、豊前(福岡県)を治めた後、肥後(熊県)に移った。元首相の細川護熙氏は子孫に当たる。 永尾さんは「小倉藩の礎を築いた細川家の業績を明らかにしよう」と、細川家が文化財を管理・研究して展示する永青文庫(東京)に着目。1980年ごろ、同文庫の古文書を保管していた熊大付属図書館(熊市)に通い、藩主の命令を記録した「奉書」などを調べ、「ふたう酒(ぶどう

    小倉藩ワインを論文に 元学芸員が発表 江戸初期、細川忠利命じ犀川大村で | 西日本新聞me
  • “昆虫工場”カイコで薬 九大・日下部教授ら春に事業化 100年の研究応用、安定供給目指す | 西日本新聞me

    九州大大学院農学研究院昆虫ゲノム科学研究室の日下部宜宏教授のグループは、カイコを使い医薬品の原料を作る「昆虫工場」の事業化に乗り出す。九大は約100年前からカイコの研究、保存を続けており、約480種の中から、ワクチンなどの原料となるタンパク質を大量に作るカイコを探し出した。日下部教授らは4月に会社を設立し、第1弾として動物用医薬品の原料製造を目指す。 インフルエンザなど感染症予防に使うワクチンは、毒性を弱めるなどしたウイルスを増殖して作る。鶏の受精卵や動物の細胞に感染させて増やすのが一般的。 一方、日下部教授らは、病気を引き起こす病原ウイルスの遺伝子の一部を、「遺伝子の運び屋」(ベクター)と呼ばれる物質を使ってカイコに注入。病原ウイルスに形は似ているが感染力はなく、安全なタンパク質(ウイルス様粒子=VLP)を体内で生成させる。 VLPは取り出して精製すると、ワクチンの原料になる。日下部教授

    “昆虫工場”カイコで薬 九大・日下部教授ら春に事業化 100年の研究応用、安定供給目指す | 西日本新聞me
    florentine
    florentine 2019/05/13
    “九大が1921(大正10)年から続けている学術用カイコの“コレクション”は世界最大。生物資源を戦略的に収集して活用する国の「ナショナルバイオリソースプロジェクト」の拠点”
  • 400年の時を超え…細川家ワイン再興 熊本藩主の古文書を基に | 西日本新聞me

    拡大 エビヅル(通称ガラミ)が栽培されている現地を視察する五ケ瀬ワイナリーの宮野恵支配人=9月6日、福岡県みやこ町 熊藩主細川家が豊前国(福岡、大分両県の一部)を治めた江戸初期、自生するブドウ科のエビヅル(通称ガラミ)でぶどう酒を造ったとする古文書が見つかり、まちおこし団体「NPO法人豊津小笠原協会」(福岡県みやこ町)が当時のぶどう酒の再興に乗り出した。宮崎県五ケ瀬町の「五ケ瀬ワイナリー」が醸造し、年内に完成予定。400年の時を超え、細川家の「ワイン」がよみがえる。 細川家は1600年代初めの約30年間、小倉藩主として豊前国を治め、現在の北九州市・小倉の礎を築いた。元首相の細川護熙氏は子孫に当たる。 ぶどう酒製造にまつわる史実は、細川家の史料を所蔵する「永青(えいせい)文庫」(東京)の古文書を調べた北九州市立自然史・歴史博物館(八幡東区)の元学芸員、永尾正剛さん(71)=福岡県行橋市=が

    400年の時を超え…細川家ワイン再興 熊本藩主の古文書を基に | 西日本新聞me
  • イタリアの落人伝説 - 西日本新聞

    イタリアに「スコットランド村」があるという。テーマパークではない。スイスとの国境に近い人口約220人のアルプスの村「グッロ」。男性はチェック柄のキルトを身につけ、バグパイプを演奏しながら練り歩く祭りもある。他地域にないアクセントの方言もある。「スポーツの世界大会では、もちろんイタリアじゃなくスコットランドを応援しているよ」と、欧州メディアに村人たちは話す。  村にはハプスブルク家とバロワ家がイタリアを巡り戦ったイタリア戦争中の1525年、嵐に遭ったスコットランドの雇われ兵たちがたどり着いたという言い伝えがあった。  スイスのチューリヒ大学の研究者が調べたところ、方言には800語もスコットランド・ゲール語系の言葉があった。さらにスコットランドに特徴的な姓「マクドナルド」に由来するとみられる「ドナルディ」などの名もあり、多くが兵士の子孫と結論づけられた。  日各地にある平家の落人伝説にも似て

    イタリアの落人伝説 - 西日本新聞
  • 『聖人・托鉢修道士・吟遊詩人 ヨーロッパに盲人の足跡を辿る』  永井彰子 著  (海鳥社・3024円) - 西日本新聞

  • <35>日本SFの極北【皆勤の徒】 | 西日本新聞me

    ブライアン・W・オールディス『地球の長い午後』や貴志祐介『新世界より』に描かれる遠未来は、変貌しているといっても人類が出てくるので、まだなじみやすい。2011年の第2回創元SF短編賞を受賞した酉島伝法「皆勤の徒」になると、すでに登場人物はだれも人間の姿をしていない。自分で書いた解説の一部を引用すると、〈冒頭一ページを見るだけで、ふつうのSFとかけ離れていることは一目瞭然。小説は、主人公にあたる従業者(その名もグョヴレウウンン)が、寝袋みたいな奇怪な生物から搾(しぼ)り出されてくる異様な出勤場面で幕を開ける。屠流々(とるる)だの唐櫃〓(からびつうつぼ)だのという生きものが生息するねちょねちょぬとぬとの不気味な世界で、「おまえは皆勤だけが取り柄(え)だな」などと罵倒されたみじめな過去を思い出しながら、今日も働くグョヴレウウンン。SF版「蟹工船」というか、ブラック企業で奴隷的に働かされるダメ社員

    <35>日本SFの極北【皆勤の徒】 | 西日本新聞me
    florentine
    florentine 2015/07/24
    なんか、手芸とか、手を動かすことをするひとにも読んでもらいたい気がした。手仕事するひとは好きじゃないかなあ。
  • コーナー「【大森望】今夜読みたいSF」 | 西日本新聞me

    こんなにおもしろいのに、読まないなんてもったいない!往年の名作から最新の収穫まで、いますぐ読みたいSF小説の数々を書評家、翻訳家の大森望さんが紹介するコーナー。

    コーナー「【大森望】今夜読みたいSF」 | 西日本新聞me
    florentine
    florentine 2015/07/10
    すごい、錚々たるタイトルが並んでる。
  • 7世紀前半の巨石石室 奈良・天理、物部氏関連の墓か - 西日本新聞

    7世紀前半の巨石石室 奈良・天理、物部氏関連の墓か 2015年04月27日(最終更新 2015年04月27日 20時18分) 奈良県天理市で見つかった、巨石を用いた横穴式石室=27日午後写真を見る 奈良県天理市で、巨石を用いた横穴式石室が見つかり、発掘調査をした天理市教育委員会が27日、発表した。石室が見つかった古墳は7世紀前半の円墳とみられ、直径は推定で約30メートル。市教委は「周辺を拠点にした豪族・物部氏の首長クラスの墓だった可能性がある」としている。市教委は古墳を「豊田トンド山古墳」と名付けることを検討している。 見つかった横穴式石室は、奥行き9・4メートル、最大幅2メートル。一辺3メートルの巨石などを積み上げ、床には30センチ程度の石を敷き詰めていた。石室奥には、顔料で赤く彩色した跡も見つかった。

    7世紀前半の巨石石室 奈良・天理、物部氏関連の墓か - 西日本新聞
  • 箏の「六段」聖歌に起源 大牟田の奏者が仮説、脚光を浴びる [福岡県] - 西日本新聞

  • 「樹木葬」人気高まる 「墓守る負担、子に残さない」 / 西日本新聞

    「樹木葬」人気高まる 「墓守る負担、子に残さない」 2012年11月17日 13:26 カテゴリー:社会 九州 > 福岡 若宮霊園の「自然樹木葬苑」で遺骨を埋葬する家族=福岡県宮若市(10月) 木の下に遺骨を埋葬する「樹木葬」が関心を集め、実際に利用する人も増えている。この夏、東京都の樹林墓地には定員の16・3倍に上る応募者が殺到。福岡県内の民間霊園には春以降、月に100人以上が見学に訪れている。墓石を買うよりは一般に安価とされ、「自然に返る」という考えも共感を呼んでいるようだ。核家族化や少子化が進み「墓の管理で子どもに迷惑をかけたくない」と自ら選択する高齢者も増えているという。 葬送に詳しい井上治代東洋大教授(社会学)によると、樹木葬は1999年、岩手県一関市の祥雲寺で始まった。墓地造成による周辺の里山の破壊を避けるためだった。関連の報道で関心が高まり、東京、山口、大分などに広がって

  • 【累犯を断つ】(1)刑務所でしか暮らせない /罪と更生/ 西日本新聞

    音声ブラウザ専用。記事文とカテゴリナビへ移動するためのナビゲーションスキップです。 記事文へ移動したい場合はこちらをクリックしてください。クリック! カテゴリナビへ移動したい場合はそのままお進みください。 淡々と読み上げられる21回目の有罪判決を、白髪頭をうなだれるようにして聞いた。被告人を懲役2年に処する-。 5日、福岡地裁の3号法廷。常習累犯窃盗の罪に問われた浅井実(79)=仮名=は、裁判官の高原正良(63)に「分かりましたか」と問われ、初めて顔を上げた。「年を考えて、当に最後にしなきゃいけませんよ」。こう諭されても「はぁ」と答えるだけだった。 佐賀県に生まれた。小学校を出て、家業の自転車店の手伝いや建設現場で働いた。生活に困ると物や金を盗んだ。20歳すぎから刑務所と社会を行き来している。両親は他界、兄とも数十年、音信不通。調書で「天涯孤独の身です」と述べ、路上生活の根城にし

  • 青森で出土、世界最古の弦楽器か 3千年前、縄文の木製品 / 西日本新聞

    青森で出土、世界最古の弦楽器か 3千年前、縄文の木製品 2012年4月28日 08:23 カテゴリー:文化 青森県八戸市の是川中居遺跡で出土した紀元前1000年ごろ(縄文時代晩期)の木製品(是川縄文館提供) 青森県八戸市にある紀元前1000年ごろ(縄文時代晩期)の是川中居遺跡から出土した木製品が、現存する世界最古の弦楽器の可能性があることが、弘前学院大(青森県弘前市)の鈴木克彦講師(考古学)らの研究で28日までに分かった。 鈴木講師は、弥生時代の登呂遺跡(静岡市)などから出土した原始的な琴と似ていることから「縄文琴」と命名し「日の琴の原型ではないか」と話している。 木製品は長さ約55センチ、幅約5センチ、厚さ約1センチの細長いへら型。上部に四角い突起、下部に直径約1ミリの穴や刻みがあるのが特徴。杉かヒバのような材質でできている。