NTTドコモは2012年1月26日、前日午前中に発生した通信トラブルに関する説明会見を開いた。25日未明から新型パケット交換機の本格運用を始めたことがきっかけだったことは、25日中に明らかになっていたが、その詳細を説明した(関連記事1、2)。 同社の説明によると、今回のトラブルの原因は「新型交換機の設計における見積もりミス」。交換機の設計では、主に「端末の同時接続数」と「1時間あたりの信号量」に配慮する。利用時にネットワークへの接続と切断を繰り返すiモード機と異なり、スマートフォンではネットワークに同時接続する。スマートフォンへの移行が進むと同時接続数が増えることから、今回のトラブル対象地域では、従来の交換機では最大の同時接続数が88万だったのに対して、新型機では180万接続まで対応できるように設計していた。 ここで盲点になったのが、1時間当たりの信号量だ。同社の見積もりでは1410万とし
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