ブックマーク / news.kanaloco.jp (21)

  • 佐賀・武雄市図書館に行ってみた(下) 来館者増、本当に「高評価」?:ローカルニュース : ニュース : カナロコ -- 神奈川新聞社

    レンタルソフト大手TSUTAYAを運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)を昨年4月、指定管理者に選定し、「新時代の図書館」を具現化してみせた佐賀県の武雄市図書館。前年比3・2倍を記録した来館者数や、コーヒーチェーンのスターバックス(スタバ)を併設した都会的な空間づくりが評価された。だがそのインパクトは、公共図書館のミッション(使命)や存在意義をめぐる議論を、どれほど深めただろうか。 ■公設ブックカフェ 武雄の「成功」を背景に、CCCを公共図書館の指定管理者として選定する動きは、全国に広がりつつある。これに続くのが、CCCと図書館流通センター(TRC)との共同事業体による運営が決まった海老名市の2館。そのうちの1館、市立中央図書館は大幅に改修され、2015年度の再オープンが計画されている。宮城県多賀城市や山口県周南市も選定の方針を示している。 一方で、武雄市のような図書館

    佐賀・武雄市図書館に行ってみた(下) 来館者増、本当に「高評価」?:ローカルニュース : ニュース : カナロコ -- 神奈川新聞社
    fmht7
    fmht7 2014/01/21
    「指定管理料は、図書館単独で年間1億1千万円。市の直営時代の図書館運営費は、併設する歴史資料館と合わせて1億2千万円だった(歴史資料館は現在も直営で、年間の運営費は4千万円)。」
  • 神奈川新聞論説委員、2013年を振り返る(下)座談会 ▼地域・教育:ローカルニュース : ニュース : カナロコ -- 神奈川新聞社

    内外の混迷を乗り越えていくために何が求められるのか。社説を担当する論説委員会のメンバーがことしを振り返り、2014年を展望する。 ■問われる首長の力量、政策でカラー出せ -県内政令指定都市の横浜と川崎市で市長選が行われた。横浜では林文子氏が再選され、川崎では与野党相乗り候補を破って福田紀彦氏が初当選した。また黒岩祐治知事は来年、1期目仕上げの年の4年目を迎える。いずれの自治体も課題は山積している。東京都の新知事選出も注目課題だ。 F 川崎の福田氏は政党の支援を受けず、「役人支配」や「官僚政治」を批判して市長になった。どれだけ思い切った政策を進めていくかが注目だが、初の市議会での答弁は「役人そのもの」という印象でがっかりした。待機児童解消、中学校給導入についても財源確保の道筋が見えず心配だ。 M 京浜臨海部で特区構想が進む中で羽田連絡道路の必要性が再浮上している。福田氏がどう手腕を

    神奈川新聞論説委員、2013年を振り返る(下)座談会 ▼地域・教育:ローカルニュース : ニュース : カナロコ -- 神奈川新聞社
    fmht7
    fmht7 2014/01/20
    まさに同感。“利用者を受け身で待つ時代は終わった。調査や検索の機能をアピールし、利用方法を広めていくべきだ。”【神奈川新聞論説委員、2013年を振り返る(下)座談会 ▼地域・教育】
  • 通販サイトの開設断念、市長「市政滞ると判断」/鎌倉:ローカルニュース : ニュース : カナロコ -- 神奈川新聞社

    鎌倉市は19日、地元名産品などを販売する自治体運営型通販サイトの開設を断念することを決めた。サイト運営の委託先をめぐり市議会総務常任委員会が「運営団体に不透明な点がある」などと追及していた。 松尾崇市長は断念の理由について「委員会での指摘に答弁できるよう調整していたが、(議会がストップし)市政運営が滞り、これ以上時間はかけられないと判断した」と説明した。 サイトは佐賀県武雄市と民間2社が出資する「F&Bホールディングス企業連合」が運営。現在、全国17の自治体が参加・運営委託している。 鎌倉市は9月、約720万円(全額国の補助)でF&Bと随意契約を締結。10月31日のサイト開設を予定していた。しかし、武雄市がこの事業に絡んで住民訴訟を起こされたことなどから市議が疑念を投げかけ、開設を延期していた。

    通販サイトの開設断念、市長「市政滞ると判断」/鎌倉:ローカルニュース : ニュース : カナロコ -- 神奈川新聞社
    fmht7
    fmht7 2013/12/20
    住民訴訟のおかげ。“武雄市がこの事業に絡んで住民訴訟を起こされたことなどから市議が疑念を投げかけ、開設を延期していた。”
  • 大和駅東側の再開発ビル計画、完成が半年以上遅れる見通し/大和市:ローカルニュース : ニュース : カナロコ -- 神奈川新聞社

    fmht7
    fmht7 2013/12/17
    “地権者全員からの同意を得るのが当初スケジュールより2、3カ月ずれ込み/震災の復興のため作業員の確保に難航”【大和駅東側の再開発ビル計画、完成が半年以上遅れる見通し】
  • 図書館に民間手法、海老名市議会関連議案可決/神奈川:ローカルニュース : ニュース : カナロコ -- 神奈川新聞社

    海老名市議会は13日、会議を開き、2014年度から市立図書館2館の指定管理者にレンタルソフト店大手「TSUTAYA」を運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)と図書館流通センター(TRC)の共同事業体を指定する関連議案を可決した。 CCCによると、同社が企画、運営に関わる公立図書館は佐賀県武雄市に次ぎ2カ所目。海老名市は今後、共同事業体と具体的な内容について話し合っていく。 会議では、議案採決前に討論が行われた。松正幸氏(共産)は「文化、学習の中核拠点は市の直営でやるべき」「5年間で約16億円という委託料の算出根拠が不明瞭」などと反対討論を行ったが、賛成多数で可決された。 指定管理者制に移行する市立図書館のうち、中央図書館(同市上郷)は大規模改修を予定しており、2015年10月の再オープンを目指す。同図書館では年中無休で開設時間を午前9時から午後9時までとするほか、

    図書館に民間手法、海老名市議会関連議案可決/神奈川:ローカルニュース : ニュース : カナロコ -- 神奈川新聞社
    fmht7
    fmht7 2013/12/15
    “ポイントカード「Tカード」を利用した貸し出しなどが計画”【図書館に民間手法、海老名市議会関連議案可決/神奈川】
  • 世界遺産推薦取り下げ 養老氏「鎌倉の未来、考えよう」/神奈川:ローカルニュース : ニュース : カナロコ -- 神奈川新聞社

    県内初の世界遺産誕生を目指した県と3市は、出直しを選択をした。再生に懸ける鎌倉の進路について、鎌倉世界遺産登録推進協議会特別顧問の養老孟司・東大名誉教授(75)=鎌倉市在住=に聞いた。「このまちをどうしたいか、みんなで考えることから始めませんか」。そう市民に呼び掛けた。 「(都市化する鎌倉で)遺産保全を支持する世論の問題は非常に重要である」。国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関である国際記念物遺跡会議(イコモス)の勧告書に、こんな一文が載った。 資産の保全・管理体制をみる登録審査で、民意への言及はまれだ。裏を返せば、イコモスは「目立って強い」とする開発圧力にあらがう世論が、醸成されていないとにらんだ。 推進協議会は、官民一体で登録を目指したはずだった。ただ養老さんは、会長に就任した2006年7月の設立時から、市民を巻き込む運動になり得ないと踏んでいた。世界遺産という運動自体が、

    fmht7
    fmht7 2013/05/28
    さすが養老先生。そりゃそうだ。「もういいかげん、欧米の格付けから自立してもいいんじゃないかな。いいものはいいって、市民自らで価値を決めたほうが、このまちのためになるでしょう」
  • 本紙記者ツイッター、県立図書館問題でフォロワー急増/神奈川:ローカルニュース : ニュース : カナロコ -- 神奈川新聞社

    神奈川新聞は昨年7月から、記者による短文投稿サイト「ツイッター」を始めている。スタートから8カ月、自身の「フォロワー」が一気に増えた時期があった。県立図書館の再編問題を継続的に発信していた時だ。記事の反響は、紙面以上にインターネット上で活発になった。取材のヒントを得たことも。その一部を紹介する。 ■記事につながる 記者の「フォロワー」は現在180。だが、県立図書館の再編問題の連載「ホントに知ってた? 図書館のこと」(1月28日~2月8日)の掲載が紙上でスタート、関連のつぶやきを始めると、その数は一気に50ほど増えた。図書館問題でのつぶやきは約90回。投稿に気づいた人がフォローとリツイートをしてくれ、輪がどんどん広がった。 そこから議論が発展していくのが面白かった。「閲覧やめたら県立の数十万冊の蔵書は腐る」「あるものをなくせば反対が出るのは当然。ならどうすればっていう議論が大事」。こ

    fmht7
    fmht7 2013/04/01
    “三重県の図書館関係者という方からは、「全国の図書館関係者が注目しているから」とお願い/議論はさらに広がり、「Yahoo! みんなの政治」も特集ページ/地方紙にとって遠かった「他県の声」も聞こえやすく”
  • 県立図書館再編 私はこう思う(1)福島県・白河市立図書館員 新出:連載 : ニュース : カナロコ -- 神奈川新聞社

    再編をめぐって議論されている県立図書館について、今後のあり方などの意見を専門家や関係者、利用者に寄せてもらった。 ■県民の財産生かす工夫を 神奈川県が、閲覧廃止・川崎図書館閉館の方針を変更したことを歓迎している。この「機能純化案」は、予算削減のために図書館機能の多くを実質的に廃止するものだったからだ。 純化案は、県立図書館をいわば市町村立図書館の書庫として位置づけるものだ。地価の安い場所に書庫をつくり、利用頻度の少ない資料を収蔵することは考えられるが、県立図書館の立地、資料、職員、建物からすると、県民にとってあまりに非効率である。専門資料の大規模開架という県立図書館の強みも失われ、県民の情報アクセスの保障と発展という使命を果たしうるとは考えられない。 また、県立図書館は市町村立図書館との図書館ネットワークの要として重要な機能を持っている。神奈川県は、KLネットという充実した県内図書

    fmht7
    fmht7 2013/03/21
    “公共図書館の運営費は、学校教育などに比べると国、県の支出が少なく市町村がそのほとんどを負担/市町村のサービス格差は極めて大きい/県全体の図書館の水準を向上させるための目標、計画、施策”
  • 【連載】県立図書館「廃止」を問う(全10回):ローカルニュース : ニュース : カナロコ -- 神奈川新聞社

    神奈川新聞に掲載された『ホントに知ってた?図書館のこと 県立「廃止」を問う』全10回と教育局長へのインタビューを一覧にしました。 ▼県立図書館「廃止」を問う(1)=にさわれない? ▼県立図書館「廃止」を問う(2)=そこにポリシーはあるか ▼県立図書館「廃止」を問う(3)=手に取ることで「出会う」 ▼県立図書館「廃止」を問う(4)=貸出数だけが重要なのか ▼県立図書館「廃止」を問う(5)=高い「一覧性」競争力補う ▼県立図書館「廃止」を問う(6)=二重行政批判の矢面に 大阪・中之島 ▼県立図書館「廃止」を問う(7)=地元で資料を読む意味 都立多摩図書館 ▼県立図書館「廃止」を問う(8)=デジタル化 遠隔地をカバーするには ▼県立図書館「廃止」を問う(9)=建館の精神 ▼県立図書館「廃止」を問う(10)=「知の財産」県民に還元 ▼県立図書館「廃止」を問う=二見研一教育局長「議論いただく出発

    fmht7
    fmht7 2013/03/21
    #図書館 神奈川新聞「カナロコ」のトップページにリンクされている「ホントに知ってた?図書館のこと」にも「県立図書館再編 私はこう思う」が掲載されてます。>RT
  • 県立図書館:社説 : ニュース : カナロコ -- 神奈川新聞社

    県立図書館2館の閲覧・貸し出しサービスを廃止する方向で検討していた県教育委員会が21日、一転して閲覧機能を維持する方針を表明した。県民の意見が多数寄せられたことを理由としている。 知の財産の恩恵を、県民が引き続き受けられる見通しが立ったことを、ひとまず歓迎したい。だが一連の対応では、県立図書館に対する県教委の理念の希薄さが露呈した。貸し出しがどうなるのかも予断を許さない。その意味で今後に不安も残る。県教委は図書館の将来像を真剣に模索してほしい。 横浜と川崎に立地する県立図書館は、県内屈指の104万冊という蔵書を誇る。例えば川崎では1万6千冊という国内随一の社史コレクションなども有し、県民が直接手にとることで蔵書は生きた役割を果たし、県民の文化向上や経済振興に寄与してきた。 ところが昨秋、緊急財政対策に基づく施設見直し計画の一環として閲覧・貸し出しサービスの廃止を県教委が検討しているこ

    fmht7
    fmht7 2013/02/23
    “「まず廃止ありき」で議論が進められたことが非常に残念でならない。/知の結晶を保有している責任と重さを自覚してほしい。”
  • 県立図書館閲覧廃止撤回:反対多く、県教委転換:ローカルニュース : ニュース : カナロコ -- 神奈川新聞社

    県が県立図書館2館の閲覧・貸し出しサービス廃止方針を打ち出していた問題で、県教育委員会は21日、閲覧サービスを継続させることを明らかにした。廃館が検討されていた県立川崎図書館についても、川崎市内に残す考え。同日の県議会会議で、佐藤光氏(自民)の代表質問に藤井良一教育長が答えた。県民から多くの反対意見が寄せられたことを受け方針転換したという。 「市町村立図書館を通して行う」としていた貸し出しサービスについては、神奈川新聞社の取材に対し県教委生涯学習課は「市町村で受けられるサービスの充実とともに、廃止の是非について引き続き検討する」とした。 藤井教育長は両館の閲覧機能の廃止から方針転換したことについて、「研究などの際、関係資料をその都度閲覧する必要があり、市町村立図書館に貸し出ししていない貴重な資料がある、との意見があった」と説明。川崎市からの土地借用期限が2017年度末となっている上、

    fmht7
    fmht7 2013/02/22
    閲覧継続、貸出は廃止是非継続検討。これが終わりでなく、これからが始まり。一部の層には活用されているが、如何に全県民層に認知されていないが明らかに。県立図書館の意義、真価が問われる。
  • 県立図書館「廃止」を問う:二見研一教育局長「議論いただく出発点」、県立図書館「閲覧・貸し出し廃止」方針/神奈川:ローカルニュース : ニュース : カナロコ -- 神奈川新聞社

    教育委員会が示した県立図書館、県立川崎図書館の「閲覧・貸し出し廃止」の方針について、二見研一教育局長に聞いた。 -閲覧・貸し出し廃止の経緯をお聞かせください。 「県立川崎図書館は川崎市の土地で、移転を迫られていた。県立図書館横浜市立中央図書館と近接し、当にあの場所に必要なのか見直すべき時期にあった。そこに緊急財政対策として、ゼロベースで考えることになった」 -なぜ図書館なのですか。 「県立2館の貸出冊数は、県内の公共図書館全体の0・36%だ。県内全域で蔵書検索・相互貸借をするKLネットの仕組みが既にあり、それを拡充すれば市町村の図書館を通じた利便性は増すと考える」 -それは県教委の方針と考えていいでしょうか。 「決定ではない。まず県民に方向性を示してご議論いただくのが出発点だ」 -今後の検討スケジュールを教えてください。 「5、6月ごろに一つの形を示す。時間がかかるも

    fmht7
    fmht7 2013/02/08
    #図書館 「県立2館の貸出冊数は、県内の公共図書館全体の0・36%」貸出数以外の有効な指標が提示されず、ブラウジングの利用状況、有用さが把握されていない。
  • 【連載】県立図書館「廃止」を問う(10)=機能強化/神奈川:ローカルニュース : ニュース : カナロコ -- 神奈川新聞社

    「どんな図書館を目指すのか」。県教育委員会による県立図書館2館の閲覧・貸し出し廃止案に対し、多くの利用者や専門家が問い掛ける。 今回の契機は財政問題だった。しかし廃止の財政面への効果は明確化されていない。県立2館は「あるべき姿」が示されないまま、経費削減の「賭け金」にされている。 「何の拡充策も講じずに閲覧・貸し出しを廃止していいとは考えていない」と県教委が説明する通り、もしも廃止するならば、より現実的な代替策が不可欠だ。例えば最低でも、近接する横浜市立中央図書館ですぐに県立のを読めるよう、頻繁な輸送態勢を整える。地域史や社史をデジタル化し、ネット上でいつでも閲覧できるようにする-。 それでもなお、をじかに探して読む「ブラウジング」には代え難い価値がある。経済や研究、教育の可能性を閉ざして得られる節約効果は、どれほどあるのだろう。 むしろ県立2館の機能を強化し、費用対効果を高め

    fmht7
    fmht7 2013/02/08
    「2館の60年の財産は、そうやって活用の幅を広げ、後世に受け継がなければならない。」図書館関係者/愛好家だけでなく、広く興味が持たれ。もっと意見が集まることを望みます。
  • 【連載】県立図書館「廃止」を問う(9)=建館の精神/神奈川:ローカルニュース : ニュース : カナロコ -- 神奈川新聞社

    今はビルに遮られてしまったが、かつては海を見下ろせた。県立図書館音楽堂、青少年センターが並び立つ横浜市西区紅葉ケ丘。1859年、横浜開港に伴い神奈川奉行所が置かれたこの高台は、神奈川の近代化を象徴する場所といえるかもしれない。 横浜国大の吉田鋼市教授(建築学)は、1954年に完成した同館を「後の図書館建築に、あるいは日の戦後建築に影響を与えた」と評価する。設計は前川國男(1905~86年)。戦前の28年にパリへ渡り、近代建築の巨匠ル・コルビュジエに学んだ。 県立図書館の北側に吹き抜けの閲覧室がある。権威主義的だった戦前の図書館に比べ「誰もが使えて、清潔で明るい場所という図書館一般のイメージをつくり出した」(吉田教授)。吹き抜けの閲覧室は、前川による61年の国立国会図書館へと受け継がれた。 前川には、図書館建築のプロを育てた別の功績もある。県立図書館の設計当時、前川事務所の所員だっ

    fmht7
    fmht7 2013/02/07
    「開館翌年の「建築雑誌」で「県立図書館と云う日本では未だその性格を明確に規定し得ない課題」だったと振り返っている。」と引けたのも図書館のおかげだろう。図書館建築、前川→鬼頭の系譜。
  • 県立川崎図書館問題で市長、「工夫し存続を」と強調/川崎:ローカルニュース : ニュース : カナロコ -- 神奈川新聞社

    「非常に特色のある図書館なので、県の図書館として工夫して存続してほしいと要請している」。県立川崎図書館を廃館する県の案について、阿部孝夫市長は5日の記者会見でこう述べた。 同図書館は社史や科学技術の専門書を豊富にそろえていることで知られており、企業や大学の専門家に重宝されてきた。 市有地に立地していることもあり、移設して存続する可能性や、市がいずれ図書館の運営を引き取る可能性について問われた阿部市長。「今の場所でない場所に移して県立で継続するということはありえると思う」と述べたが、「市立図書館としてという話までは進めておりません」と説明し、現状では「市立」は想定していない様子。 「県も特区など進めている事業がある。県の仕事にふさわしい、より特色や機能性を高めた図書館にしてもらうように要請していきたい」と話し、あくまで「県立」による存続を強調した。

    fmht7
    fmht7 2013/02/06
    「現状では「市立」は想定していない様子/、あくまで「県立」による存続を強調」【県立川崎図書館問題で市長、「工夫し存続を」と強調/川崎】
  • 【連載】県立図書館「廃止」を問う(8)=デジタル化 遠隔地をカバーするには/神奈川:ローカルニュース : ニュース : カナロコ -- 神奈川新聞社

    地理的、時間的に来館できない人々にも図書館が役立つには、どうすればいいのか。 秋田県立図書館(秋田市)が出した一つの答が、昨年10月に始めた電子書籍の提供だ。デジタル化された2千冊の雑誌バックナンバーや地域資料を、スマートフォン、タブレット端末でどこからでも閲覧できる。山崎博樹副館長は「(遠隔地からは利用しにくい)アナログ資料の欠点をカバーできる」と説明する。 同館は1996年から、江戸期の和装のデジタル化や、民話の「語り部」の音声保存を進めてきた。電子書籍として公開した2千冊のうち1300冊は、そうした長年の蓄積が基になっている。 実績も挙げている。杉田玄白がドイツの医学書を翻訳し、人体解剖図を秋田の画家・小田野直武が描いた「解体新書」(1774年)をデジタル化したところ、出版社からの利用依頼が増加したという。実は「解体新書」は神奈川県立図書館にもあるが、デジタル化はされていない

    fmht7
    fmht7 2013/02/06
    三重県立図書館も「明日の県立図書館」の中で「全県域・全関心層へのサービスを約束します」を「2つの約束」のひとつとしている。県民全体へサービスする県立図書館の大きな課題。
  • 【連載】県立図書館「廃止」を問う(7)=地元で資料を読む意味 都立多摩図書館/神奈川:ローカルニュース : ニュース : カナロコ -- 神奈川新聞社

    図書館の閲覧・貸し出しをやめるとは、どういうことか。それを連想させる先例がある。 10万冊に上る地域の産業史や自然史、行政刊行物などのコレクション「多摩資料」が、東京都立多摩図書館(立川市)から都立中央図書館(港区)に移されたのは2009年のことだった。多摩図書館は、雑誌バックナンバーの保存に特化した「マガジンバンク」に再編された。 「地域資料が地元で見られなくなった」。東京の歴史書などを刊行する出版社・之潮(これじお)(国分寺市)の芳賀啓(ひらく)さんは言う。その不便は当初、資料の取り寄せサービスによって補えると説明された。 だが実際は違った。例えば、昭和40年代に都の首都整備局が作成した「3千分の1地形図」。ベッドタウン化、巨大開発を経て変貌した多摩地域のルーツが刻まれた貴重な資料だが、地図特有の形状から取り寄せの対象外に。閲覧するには電車で1時間近くかかる中央図書館へ足を運

    fmht7
    fmht7 2013/02/05
    閲覧するには遠くの図書館へ行かなくてはならなくなった、はどこに置いても同じこと。せめて交通の便が良く、人口中心に近い場所ににするくらいしか…最後の2文、重要!
  • 【連載】県立図書館「廃止」を問う(6)=二重行政批判の矢面に 大阪・中之島/神奈川:ローカルニュース : ニュース : カナロコ -- 神奈川新聞社

    「あんな所に図書館を置く必要はない」 昨年6月、大阪市の橋下徹市長は、同市北区の府立中之島図書館を廃止し商業施設に改装する構想を明らかにした。目を付けたのは、国の重要文化財に指定されている1904(明治37)年完成の建物と、東京でいえば大手町や丸の内に当たる好立地だ。 市民や有識者は「単なる思いつきだ」と反対し、11月には「明日の中之島図書館を考える会」を発足させた。 同館の来館者数は年間31万人と決して少なくない。神奈川県立図書館の23万人、県立川崎図書館の20万人を上回る。県立川崎と同様、都心部の立地を踏まえ、企業活動に役立つ資料を提供するビジネス支援にも定評がある。 それでも…。「無料で利用できる図書館は、もうからない施設という意識があるのだろう」と同会代表世話人の稲垣房子さんは推測する。 廃止論が持ち上がったのは「府市統合」の会議の場だった。図書館が「二重行政批判」の矢面

    fmht7
    fmht7 2013/02/04
    “実は図書館は稼いでいる/都道府県立の図書館にとって「寄贈」の量と内容は決して見落とせない/書店に並ばない貴重な本も”【二重行政批判の矢面に 大阪・中之島/神奈川】
  • 【連載】県立図書館「廃止」を問う(5)=高い「一覧性」競争力補う:ローカルニュース : ニュース : カナロコ -- 神奈川新聞社

    「これは経済政策に関わる問題だ。教育文化の範囲を超えている」 県教育委員会が提案した県立図書館、県立川崎図書館の再編案。特に、科学技術の専門書を多くそろえた県立川崎図書館を廃館する方針に、異論が湧き起こっている。 同館では半世紀にわたり、企業や大学などでつくる「神奈川県資料室研究会」(神資研)が活動する。名簿には旭硝子、味の素、昭和電工、東芝、日産自動車、日製粉、富士フイルムなど有数の企業。もちろん、大手メーカーはそれぞれに調査研究部門を持ち、資料を備えている場合が多い。ただ、欲しい情報が全て社内で手に入るわけでもないという。 神資研副会長の富士通知的財産権部・R&D情報統括部の藤村和男さんは、同館による補完機能を重視する。「例えばコンピューター系の会社は、機械や化学の文献は持っていない。県立川崎図書館を核にした横の連携が欠を補ってくれている」 一図書館に名だたる企業が集結し

    fmht7
    fmht7 2013/02/02
    “「例えばコンピューター系の会社は、機械や化学の文献は持っていない。県立川崎図書館を核にした横の連携が欠を補ってくれている」/「県立川崎図書館で関連資料を全部見てこい、と言えばいい」”
  • 産業情報機能:社説 : ニュース : カナロコ -- 神奈川新聞社

    県立図書館横浜市)への機能集約が検討されている同川崎図書館(川崎市)について、地元の川崎市は、豊富な産業、科学技術情報機能の市内での存続を県に要請した。 ネット社会になり、大量の情報が行き来する時代である。図書館という形態で長年、培われたノウハウを生かしながら、新たな時代ニーズを踏まえた「知の拠点」の再構築へ建設的な協議を期待したい。 同図書館は国内有数の会社史(社史)の所蔵で知られる。同時に工都・川崎に立地し京浜工業地帯にも近いことから、最先端の科学技術情報の発信、企業間連携の拠点としての役割を担ってきた。 川崎市内では、生命科学やナノテクノロジーなど新産業の集積が進む。新規性に富んだ産業、研究開発都市において、経営史、社史を記録するアーカイブ機能、知的財産のデータベース化、利用促進はむしろ、その重要性が増すのではないか。 科学技術や産業、経営など専門分野の図書(情報)の収集、

    fmht7
    fmht7 2013/01/13
    「地元の川崎市は、豊富な産業、科学技術情報機能の市内での存続を県に要請/川崎市が再編整備計画を推進する富士見公園地区に立地し、市有地である敷地の借用期限は2017年度末」市が別の用地を準備するのが良い?