車いす利用者などの障害者を電車の降車時などに介助するときの「駅アナウンス」について、障害者が痴漢などの被害に遭っているとして、障害者団体が改善を求める要望書を国土交通省に提出した。 加害者がアナウンスを元に近づき、下着の色を聞いてきたりするなどのケースがあったという。国交省では、要望を受けてやり方の再考を各鉄道事業者に求めており、JR東日本では、「お客様の意向に基づいてアナウンスしているが、案内方法は検討している」と説明した。 スーツ姿の男性が「ここだ!」と言って、下着の色を聞いてきた 「お客様ご案内中です。乗車完了」。鉄道事業者によっては、障害者を介助するときに、駅員らがマイクを使って、こんなアナウンスをしている。 障害者団体でつくるNPO法人「DPI日本会議」は2021年8月25日、駅アナウンスによって障害のある女性が痴漢・ストーカー被害に遭っていると、公式サイトへの投稿で訴えた。中に