1971年東京生まれ。デイリーポータルZウェブマスター。主にインターネットと世田谷区で活動。 編著書は「死ぬかと思った」(アスペクト)など。イカの沖漬けが世界一うまい食べものだと思ってる。(動画インタビュー) 前の記事:ビルの上は知らない町でした(デジタルリマスター) > 個人サイト webやぎの目
趣味は食材採取とそれを使った冒険スペクタクル料理。週に一度はなにかを捕まえて食べるようにしている。最近は製麺機を使った麺作りが趣味。(動画インタビュー) 前の記事:ナポリのジェノベーゼは本当に茶色いのかを確かめたい > 個人サイト 私的標本 趣味の製麺 イタリアのコーヒーは小さい イタリアのコーヒーはすごく小さい。「少ない」というよりも「小さい」という形容詞が似合うサイズ感。 あれはカッフェっていうんですかね。あるいはエスプレッソか。ドリップではなく、蒸気で一気に押し出すスタイル。 カウンターには砂糖が山盛り。 噂には聞いていたけど、本当に小さくて、そして超濃い。大さじ二杯くらいの液量に、普通に一杯分の豆成分が入っているイメージ。 それに砂糖を1~2袋溶かして、クイっと飲むのがイタリア流なんですかね。濃いだけじゃなくて甘いのがポイント。無糖で飲む人もいるんでしょうけど。 このサイズ感、伝わ
デイリーポータルZ読者にはおなじみの古賀テンションだが、日記本で古賀さんを知った人にはこのテンションで良いのか不安になる。 だって本ではこんな感じである。 昼は私も娘も各自好きに食べ、午後リモートでうちあわせをしているうちに娘は作文教室へ行った。 PCのファンの音がとまり、IHコンロのファンの音もとまり、私以外には誰もおらず、すると一気に静かになった。うるさく感じていたわけでもなかった音がやむ、その瞬間の雰囲気が好きだ。 (「ちょっと踊ったりすぐにかけだす」 p.236) 生活のなかの一瞬を描写している。 この日記の書き方を習うために散歩してその様子を書くことにしたい。習うのは林。編集部の橋田さんにも話し相手として散歩に同行してもらった。 まずは散歩の様子をいつものデイリーポータルZ風にざざっと記し、そのようすを古賀・林がどのように日記にするかを検証したい。 まずはいつものデイリーポータル
1985年福岡生まれ。思い立ったが吉日で行動しています。地味なファッションと言われることが多いので、派手なメガネを買おうと思っています。(動画インタビュー) 前の記事:どじょうすくいは楽しかった(デジタルリマスター) > 個人サイト Web独り者 彼女がいる風の地主恵亮 トマトのわき芽とは 独特の香りがあるトマト。明治時代にアメリカから入って来た品種は今のものと比べると、香りと酸味が強く日本人には受け入れられなかった。昔はトマトの香りを異臭と感じる人も多く「トマト臭」とも言われた。 トマト畑に来ています! 最近のトマトは酸味を抑えたフルーツのようなものも多い。近年は基本的にどの野菜も青味を抑えた甘いものが好まれる傾向にある。そういうこともあってなのか、私はトマトが好きだ。子供の頃は苦手だったけれど、今は好きな野菜の一つになっている。 これがトマトです! どのくらい私がトマトを好きかと言えば
1971年東京生まれ。イラストレーター。ドクロ服、ドクロ雑貨集めに情熱を燃やしすぎている。ほかにはワニ、ウツボ、ハダカデバネズミなど毛の生えていない動物も好む。著書に「しろねこくん」、「ココロミくん」、「ひとみしり道」、「ばかスイーツ」などがある。(動画インタビュー) 前の記事:24時間かかるフレンチトースト、12時間で作れないか
富山県の西部に位置する砺波(となみ)平野には、「散居村(さんきょそん)」と呼ばれる農村風景が広がっている。 広大な水田の中に農家の屋敷が密集することなく散在しており、独特の風情と美しさを醸しているのだ。 1981年神奈川生まれ。テケテケな文化財ライター。古いモノを漁るべく、各地を奔走中。常になんとかなるさと思いながら生きてるが、実際なんとかなってしまっているのがタチ悪い。2011年には30歳の節目として歩き遍路をやりました。2012年には31歳の節目としてサンティアゴ巡礼をやりました。(動画インタビュー) 前の記事:古墳を空から見てみたい(デジタルリマスター) > 個人サイト 閑古鳥旅行社 Twitter 砺波平野の散居村を知るには、東側の山の上にある展望台に行くのが手っ取り早い。そこからの眺めを見れば、砺波平野の独自性と美しさが一目で理解できるはずだ。 できれば田んぼに水を張った春の時期
以前、県境のある日本一短い橋とトンネルはどこか。ということを調べて、それぞれ記事にしたのだが(以下にリンクをまとめました)、それから色々な情報が集まり、実際に行ってみたりしたので、まとめて報告したいと思う。 これまでの取り組み ・日本最長の県境と日本最短の県境はどちらも愛媛県にある ・“県境のある”日本最長の橋は大鳴門橋、では最短の橋は……? ・“県境のある”日本最長のトンネルは関越トンネル、では、日本最短は……? まず「県境標がある」とはどういうことか 県境にある橋やトンネルは、日本に数多あるけれど、それぞれそのなかで一番長いものと短いものを知りたいと思い立ち、一年ぐらい前から調べている。 まずは「県境標」ということばの定義をしたい。これをしておかなければ、際限がなくなってしまうので、ちょっとのあいだお付き合い願いたい。 県境標とは、交差県境標がある。ということに限定させてほしい。 交差
1975年宮城県生まれ。元SEでフリーライターというインドア経歴だが、人前でしゃべる場面で緊張しない生態を持つ。主な賞罰はケータイ大喜利レジェンド。路線図が好き。(動画インタビュー) 前の記事:崎陽軒のしょうゆ入れはミンティアのケースになる > 個人サイト 右脳TV テレビで秋葉社長を見るときは「平和なとき」 やってきたのは東京都練馬区にある「アキダイ 関町本店」。出迎えてくれたのは、もちろんこの方である。 株式会社アキダイ 代表取締役の秋葉弘道さん! 朝の情報番組、昼のワイドショー、夕方のニュースで見かける、「あのスーパー」の「あの社長」である。 もはや、法事でしか会わない親戚のおじさんよりも顔を見ているのではないか。 取材にうかがったのは平日の開店時間(朝10時)。既に開店を待つお客さんが並んでいる。 秋葉さん 平日はいつもこんな感じですね。特売のときはスゴいですよ。朝9時の段階で20
鍋の上に木製のせいろをのせ、皿やクッキングシートに乗せた食材を蒸気で加熱調理する「蒸し料理」。食材がしっとりふっくらと仕上がり、せいろならではの香りも加わって、簡単なのにとても美味しく、酒の穴のふたりもよく自宅などで楽しんでいる。 そこで今回は、鍋パーティーの要領で好きな食材を買い集め、ひたすらにどんどん蒸しては食べる、名づけて「蒸しパ」を行うことにした。 会場となったのはパリッコの仕事場。そしてスペシャルゲストに、ふたりの共通の飲み仲間であり、酒飲みのバイブル的漫画「酒のほそ道」の作者、ラズウェル細木先生にもご参加いただいた。 はたして「鍋パ」や「たこパ」のように、「蒸しパ」も楽しいのか!? 日常的な生活の中にぽっかりと現れる「今ここで乾杯できたらどんなに幸せだろう」と思うような場を探求するユニット。なんでもない空き地とか、川沿いの原っぱとか、公園の売店だとか、そういったところに極上の酒
1971年東京生まれ。デイリーポータルZウェブマスター。主にインターネットと世田谷区で活動。 編著書は「死ぬかと思った」(アスペクト)など。イカの沖漬けが世界一うまい食べものだと思ってる。(動画インタビュー) 前の記事:最高の砂糖水ができた > 個人サイト webやぎの目 慣れてないならさわらない(ギター編) 永遠のモテアイテム、ギター。僕も高校生のころ友人からギターを譲ってもらったが1週間でやめた。弦を押さえる指が痛かったのだ。そんな軟弱な僕でもしぐさだけはマスターしたい。 ギター部門の講師 宮城剛さん 講師は宮城剛さん。宮城さんはエアギターで有名になってしまったが、ほんもののギターもとてもうまい。芸大の音楽学科を卒業である(そう見えないところもすごい)。ギターのうまそうな持ち方を聞いてみた。 「ネックを持ったり構えるとと素人っぽさが出てしまうので、持たないのがいいと思います。両手をギタ
1ヶ月に渡り、ヨーロッパ旅行に行くことになった。せっかくなので、相棒の妖怪、化けわらじと一緒に行くことにした。果たして、海外ではどんな反応をされるのか? 前回のドイツに引き続き、チェコ、ポーランドの街を歩いて行こう! 想像の3倍くらい観光地なチェコ、プラハ ドイツから鉄道に揺られ、チェコ、プラハにやってきた!! ドールハウスの中にいるみたいな街並み いつどこで動画を撮っても、映画のワンシーンみたいなる!! 街全体が映えスポットのようなプラハ。散歩をするだけでたのしい!! この感じ、何かに似ている……とずっと思っていたのだが、夜になってそれは確信に変わった。 いや、もうディズニーランドでしょ!! 街全体にただよう夢の国感。アトラクションのない、テーマパークである。プラハではこれが日常風景なのか。デフォルトでディズニーランドの街ってあるんだ。 人の量もディズニー感ある 1時間ごとにめっちゃ人だ
ポテトサラダはドイツ人のソウルフード 石川:「ポテトサラダはドイツの文化遺産」という記事がありましたよね。 ほりべ:ほんとにドイツ人のソウルフードみたいな立ち位置なんですよ。国内でも地域によってマヨネーズ派とかビネガー派、お酢で作る派とかすごく分かれていて、本当に奥深くてびっくりしました。 石川:地域差あるのはお雑煮みたいですよね。 ほりべ:あ〜そうですね。みんなポテトサラダに主張を持ってますよ。絶対お酢が入らないとポテトサラダじゃないとか。 石川:日本人の感覚だと、そもそもマヨネーズじゃない味付けが存在するのが驚きですよね。お酢派!?って。 南ドイツ風のお酢ベースのポテトサラダ(「マヨ派 or お酢派?ドイツ国内のポテトサラダのレシピ調査」より) ほりべ:芋の形もいろいろですよ。潰さないでスライスして入れるとか。 石川:そこまでいくと、違う料理みたいですね。それも地域差ですか? ほりべ:
基本的に、地球上にある土地のほぼ全ては、どこかの国の領土か、管理下にあるとされています。 しかし、国際法のバグ的な都合で、どの国も領有権を主張していない土地というものが、地球上には3ヶ所あります。 これらは「無主地」といわれています。 今回は、3ヶ所のうち、2つを紹介します。 南極 現在、どこの国も領有権を主張していない「無主地」は、定義にもよりますが、世界に約3ヶ所あるようです。 まず、南極です。 南極は、1961年の南極条約によって、各国の領有権の主張が凍結されています。 1961年以前には、イギリス、ニュージーランド、オーストラリア、フランス、ノルウェー、チリ、アルゼンチンの7カ国が、それぞれの主張に基づき、南極点を起点とした境界を扇状に広げた領土を主張していました。 柴田明穂『北極と南極をめぐる領有権問題』p31 南極条約は「南極に関する領有権問題を一時棚上げして、南極については各
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