福島第1原発事故に伴う避難指示が初めて解除された福島県田村市都路地区など市内の飲食店や農家、直売所でつくる「田村市ご当地グルメプロジェクト」が3月から、地元野菜をふんだんに使った「たむら八彩(やさい)カレー」(700〜750円)の提供を市内4店舗で始めた。原発事故から4年を経ても住民の帰還は進んでいないが、関係者は「地元野菜で地元の人を元気づけたい」と復興に取り組んでいる。 八彩カレーは、野菜と「八彩」をかけ、地元野菜を8種類以上使うことをルールにした。タマネギやニンジン、ダイコンなど甘くてみずみずしい地元自慢の野菜を使い、各飲食店がそれぞれ個性あふれるカレーを考案した。 この記事は有料記事です。 残り598文字(全文888文字)