「バグ数には興味ないのだよ」――顧客が喜ぶテスト仕様書とは?:誰にでも分かるSEのための文章術(11)(2/2 ページ) トンデモな使い方をする可能性を考慮して項目を作成せよ テスト項目は、顧客が求めるものをすべて満たすように設定するだけでは十分ではありません。テスト項目は、“顧客が気付かない”ところまで考慮している必要があります。 要件定義書では、正常な使い方におけるシステムの機能、性能を定義します。使い方を間違えていたり、例外的な操作をしたときの定義は記述してありません。要件定義の段階において、顧客がシステムに求めるものは、あくまで正常な使い方や操作をした際の機能・性能です。それ以外については考慮しない顧客が多いでしょう。 しかし、実際にシステムを稼働させた後、必ず誤った使い方をする人は出てきます。その際にエラーが生じれば、顧客は苦情を申し立ててくるでしょう。そこで、誤った使い方や操作
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