「ゾウのルーシー」は、最初に建てられてから約100年後の1971年に米国国家歴史登録財となった。ゾウの内部は6階建ての建造物で、道路沿いの観光名所として米国で初めて造られたもの。(PHOTOGRAPH BY CLASSICSTOCK, ALAMY STOCK PHOTO) 米国ニューヨーク、SOHOの象徴となっている歴史的な建物ファサード群、ワシントン州にあるティーポットの形のガソリンスタンド、ニューハンプシャー州にある米国に初めてやって来たコッカースパニエルの墓・・・。 建築の様式も歴史的重要性も異なるが、こうした建物には共通点が1つある。米国政府が、保存の価値ありと認めていることだ。いずれも、9万件を超す国家歴史登録財に数えられている。この制度の元になる国家歴史保全法が成立した1966年10月15日から、今年で50年になった。 「不思議に思える」登録財も 登録史跡の中には「歴史的」とい
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