アメリカは“ラスボス”と心得よ 辻庸介氏(以下、辻):なるほど。ありがとうございます。佐藤さんどうですか。 佐藤航陽氏(以下、佐藤):私もだいたい同じ考え方を持っていて、昔にユニクロの柳井さんも同じ話をしてたんですよね。海外で立ち上げてみて思ったことなんですが、「カルチャーの近さ」。実はここがすごく重要だなと。 実は日本のインターネット企業で、海外展開が一番しやすい国を調べてみたら台湾なんですよね。なぜかというと親日だから。共通の言語だったり共通のカルチャーをお互い共有できるので、言語は違うんですけれどすごくなじみやすい。マネージメントもしやすいし、対話もしやすいんですよね。結果的に一番立ち上がりやすい。 なので、市場規模とかよりはどちらかというとカルチャーがどれくらい近いか。それによってどこから攻めていくかというルートを考えていく。日本企業は最後にアメリカに行くべきであって、アメリカ企業