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ブックマーク / www.kobe-np.co.jp (69)

  • 加東・播磨中央公園で展示のSL 静岡「大井川鉄道」移設へ搬出作業

    播磨中央公園(兵庫県加東市下滝野)から静岡県のローカル鉄道「大井川鉄道」へ移設される蒸気機関車(SL)の積み込み作業が10日、行われた。市民らが見守る中、新天地に向け、慎重にトレーラーに載せられた。 SLはC56形機関車で1938年に製造された。運行終了後の75年、旧滝野町が国鉄から借り受け、その後、同公園に展示された。 昨年、車両を管理する加東市は老朽化などの理由で撤去する方針を打ち出していたが、経緯を新聞報道などで知った大井川鉄道から譲渡の申し入れがあった。同社は営業運転できるSL4台を保有する。 市はJR西日や大井川鉄道、県と協議を重ねて移設費用などについて調整し、譲渡が決定した。この日の搬出作業を見守った大井川鉄道の担当者は「昭和の鉄道文化を次代へつなげたい。運行できる状態を目指す」と語った。 SLのそばを散歩してきたという西脇市の30代女性は「中学時代に遠足でも来た思い出の地。

    加東・播磨中央公園で展示のSL 静岡「大井川鉄道」移設へ搬出作業
  • 武庫川新駅、4者合意 西宮、尼崎市など検討入り 阪急神戸線

    阪急電鉄神戸線の西宮北口(兵庫県西宮市)-武庫之荘(尼崎市)駅間で設置が検討されている武庫川新駅(仮称)について、西宮市と尼崎市、兵庫県、阪急電鉄でつくる検討会は3日、事業の具体化に向けた検討に入ることで4者が合意したと発表した。財政難から消極的だった尼崎市が「一定の投資効果が見込める」と姿勢を転換。地元の強い要望がある西宮市は「実現への大きな一歩」としている。 両駅間は3・3キロメートルで、新駅は武庫川にかかる橋上を想定。市境は川の中央にあり、2013年から4者が検討会を重ねてきた。 3日公表された報告書によると、事業費は駅舎や駐輪場に約55億円、周辺道路整備に約5億円の計約60億円規模の見通し。負担割合は、国から3分の1の補助金を得られれば、残り3分の2を両市と阪急で折半することになると見込んだ。 公表済みの試算によると、開業すれば半径1キロ圏内の人口は両市とも千人近く増え、年間税収も

    武庫川新駅、4者合意 西宮、尼崎市など検討入り 阪急神戸線
  • さよならツートンカラー 山陽電鉄「3030号」引退記念し貸し切り運行

    伝統のツートンカラーが見納めに。鉄道ファンらが別れを惜しんだ=26日午前、神戸市須磨区若木町1、東須磨駅(撮影・坂井萌香) 昭和、平成、令和の半世紀を駆け抜け、今年5月に営業運行を終えた山陽電車「3030号」の記念運行が26日、あった。海を象徴するツートンカラーで親しまれた車両の引退を記念し、山陽電気鉄道(神戸市長田区)が企画。鉄道ファンら約80人が参加し、潮風を切って走る姿を記憶に刻んだ。 3030号(4両編成)は1969年にデビュー。新型車両の導入などに伴って引退が決まり、2019年からは播磨灘と砂浜の色を表現した「ネイビーブルー」と「クリームイエロー」の伝統カラーに塗装して“復刻運行”してきた。 貸し切り運行は当初5月に予定されていたが、新型コロナウイルスの緊急事態宣言で延期されていた。 この日、「Last Run」と書かれたヘッドマークを付けた3030号は警笛を鳴らし、カメラの音が

    さよならツートンカラー 山陽電鉄「3030号」引退記念し貸し切り運行
  • 阪神電鉄「赤胴車」が団地へお引越し

    昨年6月に引退した阪神電鉄の伝統車両「赤胴車」1両が4日未明、コミュニティースペースとして“余生”を送るため、保管されていた同電鉄尼崎車庫(尼崎市)から都市再生機構(UR)武庫川団地(西宮市)に移送された。昭和から令和まで活躍したクリームと赤色の車両は今夏から、再び人々に親しまれる場を目指す。 赤胴車は1958年にデビュー。当時流行した人気キャラクター「赤胴鈴之助」にちなみ愛称が付けられたという。同電鉄の主力として走った後、2015年以降は武庫川線のみで運行。老朽化などのため昨年引退し、今回の1両を残して廃車となった。移設は阪神電鉄とURが沿線活性化に向けて昨春結んだ協定のシンボルとして実現した。 この日は午前3時すぎ、武庫川線を走った「7890形」がトレーラーに載せられ、車庫を出発した。新調された「武庫川団地」の表示幕を付け、国道43号を通って約1時間で同団地に到着。団地中央の広場で昼を

    阪神電鉄「赤胴車」が団地へお引越し
  • 阪急、阪神電鉄が終電繰り上げ 3月13日ダイヤ改正

    阪急電鉄と阪神電鉄は12日、3月13日のダイヤ改正で最終電車を最大32分繰り上げると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大による利用者の減少と、夜間の保守作業時間確保のため。関西の鉄道会社ではJR西日が同日のダイヤ改正で終電の最大30分繰り上げを公表している。 阪急電鉄によると、利用減は午後11時以降の深夜帯が顕著で、2020年の平均利用者は約4万8千人と、16年と比べほぼ半減した。阪神も今年1月の午前0時以降の利用が前年比7割減になるなど苦境が続く。 新ダイヤでは阪急が深夜帯の10を削減。各線の終電は13~32分繰り上がる。 神戸線は大阪梅田発西宮北口行き普通電車と、神戸三宮発大阪梅田行きの快速急行が、ともに16分繰り上げ。伊丹線は塚口発の伊丹行きが14分前倒しとなり、午前0時発に。今津線宝塚から西宮北口で乗り換えて大阪梅田方面に向かう場合、宝塚発が22分早い午後11時27分発が最終

    阪急、阪神電鉄が終電繰り上げ 3月13日ダイヤ改正
  • 普通電車が別ホームへ ホーム柵の位置合わずドア開けず|事件・事故|神戸新聞NEXT

    1日午前11時50分ごろ、神戸市兵庫区のJR神戸線兵庫駅で、須磨発高槻行きの普通電車が停車する際、非常ブレーキがかかって動かなくなった。乗客にけがはなかった。 このため、後続の西明石発四條畷行き普通電車は兵庫駅の別のホームから発車。当初、予定していた線路と変更になり、神戸駅では快速・新快速専用の2番ホームに到着した。 しかし、この神戸駅ホームは転落防止用ホーム柵を工事中で、さらに柵の開閉位置が普通電車と異なっており、ドアが開けない事態に。急きょ乗客を乗降させずに次の元町駅まで運行した。神戸駅で降りるはずだった乗客に対しては、反対の下り電車を利用するよう異例の呼びかけをした。 このトラブルで非常ブレーキがかかった電車を含め、上下線で14が運休、22が最大65分遅れ、約5千人に影響した。

    普通電車が別ホームへ ホーム柵の位置合わずドア開けず|事件・事故|神戸新聞NEXT
  • 「もう一度走らせたい」森林鉄道のディーゼル機関車 宍粟市が購入|西播|神戸新聞NEXT

    大正から昭和にかけて兵庫県宍粟市波賀町の林業を支えた森林鉄道の雄姿を復活させようと、同市はこのほど、国土交通省立山砂防事務所(富山県)が払い下げたトロッコ列車用の小型ディーゼル機関車の購入を決めた。車体は波賀町の各種グループでつくる「波賀元気づくりネットワーク協議会」に無償貸与し、12月にも波賀町上野のフォレストステーション波賀敷地内に展示する予定。同協議会は「いつか波賀町内の森を走らせたい」と夢を膨らませている。(古根川淳也) 波賀町には国有林から木材を搬出するための森林鉄道が整備され、トラック輸送が主力になる1968年まで活躍。最盛期には総延長40~50キロに達した。 立山砂防事務所は、立山連峰の常願寺川で大正末期から砂防工事を行っており、31年に開通した工事専用軌道が今も物資の運搬に使われている。森林鉄道と同様に線路幅が61センチと小型で、中古の機関車が自治体向けの競売にかけられたの

    「もう一度走らせたい」森林鉄道のディーゼル機関車 宍粟市が購入|西播|神戸新聞NEXT
  • 神戸新聞NEXT|阪神|続・はんしん「旧」名所(6)無軌道電車

    無軌道電車の出発地点だった場所。現在は阪急バスのバス停があるだけで、当時を思わせるものは残っていない=川西市花屋敷2 始点は、阪急雲雀丘花屋敷駅を北に出て東に少し歩いた兵庫県川西市花屋敷2、阪急バスの「花屋敷」停留所付近。そこから北西へ、現代の車でも馬力が必要な急勾配の坂を上り、住宅街をかき分けるように宝塚市は長尾台地区へと向かう。やがて見えてくる同市立長尾台小学校をわずかに過ぎた辺りが終点。2市の市境を通る1キロあまりの道に、かつて“日初”が走っていた。架線から電力を得て、線路なき道を行く「無軌道電車」だ。 トロリーバスとも言われる無軌道電車。大阪の呉服商、田中数之助がこの地に電車路線を開業したのは、1928(昭和3)年8月のことだった。既に梅田-宝塚間に阪急が開通し、花屋敷駅と雲雀丘駅がまだ別々の駅だった頃。辺りは大阪の“ベッドタウン”として住宅開発が進んでいた。 田中は宅地開発とと

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  • 神戸新聞NEXT|阪神|続・はんしん「旧」名所 番外編(上)阪神武庫川線 三線軌条

  • 神戸新聞NEXT|総合|開通100年ヘッドマークで運行 阪急神戸本線、伊丹線

    阪急電鉄神戸線と伊丹線が16日に開通100周年を迎えるのに合わせ、同社は10日~9月30日、両路線で記念のヘッドマークを装着した車両を運行する。 阪急神戸線は1920年7月16日、阪神間の中心部を結ぶ都市間路線として梅田-神戸(当時は王子動物園西側に設置)間と、塚口-伊丹間で開通した。 既に阪神電気鉄道や国鉄(現JR西日)の路線は開業しており、六甲山側はまだ民家も少なかった。阪急電鉄によると、開通を告げるキャッチフレーズ「綺麗(きれい)で早うて。ガラアキで眺めの素敵(すてき)によい涼しい電車」が話題になったという。 ヘッドマークは直径60センチの円形で、4種類のデザインがある。当時運行していた神戸線の「51系」、伊丹線は「47系」がデザインされており、それぞれ神戸線2編成と伊丹線1編成の前後に掲げる。 また10日からは、グループ会社の通販サイト「鉄道甲子園オンラインショップ」で、缶

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  • 神戸新聞NEXT|総合|伝統車両、ひっそり引退 阪神電鉄の「赤胴車」が運行終了

    赤とクリーム色のツートンカラーを配し、「赤胴車」の名で親しまれてきた阪神電気鉄道(大阪市)の伝統車両が2日に運行を終え、半世紀を超える歴史に終止符を打った。武庫川線のみで運行していたが、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため新車両への置き換え日は公表されず、市民の生活を支えた車両はひっそりと姿を消した。 赤胴車は1958(昭和33)年、特急や急行用の車両として導入。愛称は当時流行した漫画キャラクター「赤胴鈴之助」にちなみ、シンボル的な車両として長年親しまれてきた。線での運行を終えた2015年以降は武庫川線のみで4編成が走り続けていた。 3日は緑と白が基調の「甲子園号」と、黄色と黒の「タイガース号」の2編成が運行を開始。朝の駅ホームには通勤客をはじめ、初乗車を楽しむ親子の姿などが見られた。 また阪神電鉄は、同線を走る残りの2編成「TORACO号」と「トラッキー号」について、デザインをホーム

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  • 神戸新聞NEXT|総合|尼崎JR脱線事故14年 現場で初の追悼慰霊式

  • 神戸新聞NEXT|総合|北神急行が神戸市営化 阪急が譲渡へ基本合意

    神戸市は29日、神戸市北区の谷上と都心の新神戸を結ぶ北神急行電鉄(同市北区)を、親会社の阪急電鉄から198億円で譲り受けることで基合意したと発表した。約650億円に上る負債は引き継がない。遅くとも2020年10月1日までの市営化を目指す。 北神急行は市営地下鉄西神・山手線と相互乗り入れをしており、同市は事業譲渡による地下鉄との一体運用で、谷上-三宮間の運賃(540円)を現在のほぼ半額となる280円にしたい考え。運賃設定などは今後、関係機関と協議する。 谷上-新神戸(約7・5キロ)を8分で結ぶ北神急行はトンネル整備などで建設費が膨らみ、初乗り運賃が360円と割高なのが乗客が伸び悩む要因とされていた。同市と兵庫県が1999年度から運賃補助などで支えてきたが、新たな運賃軽減策として同市が事業譲渡を提案。昨年末に交渉が始まった。 同市によると、阪急電鉄から駅や車両、トンネルなど北神急行に関係する

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  • 神戸新聞NEXT|総合|“日本一高い”初乗り返上 人口増へ郊外開発促す

    谷上駅を利用する通勤客ら。北神急行の神戸市営化で運賃値下げが期待される=26日夜、神戸市北区谷上東町(撮影・吉田敦史) 都心部へのアクセスのよさを生かし、人口減少に歯止めをかけることができるのか。北神急行(神戸市北区)の事業譲渡に向け、阪急電鉄との協議に乗り出す神戸市。民間鉄道の市営化という全国的にも異例の対応を目指す背景には、他路線に比べて高額な運賃が郊外の開発のネックになっている現状がある。 北神急行の利用者負担は、全国で最も高いとされる初乗り運賃(360円)にとどまらない。例えば、神戸電鉄箕谷駅から谷上駅で北神急行に乗り換え、三宮に向かう場合、乗車時間は10分程度だが、神鉄、北神急行、相互乗り入れする市営地下鉄それぞれの初乗り運賃がかかるため計710円になる。JRなら三ノ宮から加古川市や大阪府茨木市までの運賃に匹敵する。 同市の今年1月時点の推計人口を区別で見ると、北区は2017年の

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  • 神戸新聞NEXT|但馬|浜坂駅の駅弁、百年超の歴史に幕 販売の米田茶店も来夏閉業ヘ

    JR浜坂駅(兵庫県新温泉町浜坂)開業の1911(明治44)年から、同駅前で「駅弁」販売を続けてきた「米田茶店」が、来年1月初めに駅弁の販売を終える。人気の「かに寿し」は、かつて1日千個売ったこともあったというが、駅の売店や車内販売がなくなり、売り上げは減少。経営する米田雅代さん(61)は「駅の施設だけでなく、長い間、店を利用してくれた列車やバスの乗降客にも感謝したい」と話す。(小日向務) 米田さんは、15年前に亡くなった夫で4代目の和弥さんと82年に結婚。共に店を支えてきた。かに寿しは和弥さんの生まれた58(昭和33)年から製造しており、和弥さんは「かに寿しで大きくしてもらった」と話していたという。 かに寿しは、新温泉町の業者が身を出した香住産のベニズワイガニを、但馬産にこだわった酢飯の上にちりばめて作る。結婚直後の2月、1日千個を記録したことも。「販売を担当していたが、いくらでも売れた。

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  • 神戸新聞NEXT|総合|25年ぶり新型車両が試運転 神戸市営地下鉄

    夏以降に導入される6000系車両(左)と、従来の1000系車両=神戸市営地下鉄伊川谷駅(撮影・大山伸一郎) 神戸市交通局が、地下鉄西神・山手線に25年ぶりに投入する新型車両6000形の試運転を行っている。人気投票で決めた緑と黒、シルバーの丸みを帯びた外観が特徴。ホームで車両を撮影する人も目立つ。年末から来年初めの営業運転を目指している。 新型車両は、停車予告や乗り換え案内、駅の設備案内などを4カ国語で伝える17インチの表示器をドアの上に新設。6両編成のうち2両にしかなかった車いす・ベビーカー用スペースを全車両に備えた上で、広さも拡充した。 ロングシートの座面にそれぞれくぼみをつけ9人の定員が座りやすくしたほか、シート両端に大型の仕切り板を設置。発光ダイオード(LED)照明を採用して省エネに配慮し、ドアにベビーカーなどが挟まっても抜けやすいシステムも導入した。 6月11日から試運転を始めた。

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  • 神戸新聞NEXT|総合|輸送力強化へ ポートライナー8両編成化を検討

    現在は6両編成で運行するポートライナー。神戸空港の民営化で利用者増が見込まれる=16日午後、神戸市中央区神戸空港(撮影・吉田敦史) 神戸市は2018年度、神戸空港の利用者増が4月の民営化によって見込まれることに対応し、三宮と同空港を結ぶポートライナーの輸送力を増強するため、編成車両数を現在の6両から8両へ増やすことを検討する。 ポートライナーの乗客は16年度に2679万人と、この10年間で1・6倍に増えた。企業や学校のポートアイランド進出が相次ぎ、特に通勤・通学が集中する午前8~9時の混雑が課題となっている。 終着駅のある神戸空港は、4月の民営化後、運用規制の在り方が話し合われる見通しだ。便数が増え、ポートライナーの乗客が増える場合を見据え、輸送力増強に乗り出す。8両化による費用や効果などを見積もるほか、三宮駅のプラットホーム拡張に向けた予備設計も行う。18年度当初予算案に関連分の計350

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  • 神戸新聞NEXT|総合|神戸地下鉄と阪急乗り入れ 新神戸、長田駅など候補

    神戸市営地下鉄西神・山手線(新神戸-西神中央)と阪急神戸線(梅田-神戸三宮)の相互直通(相直)構想で、神戸市と阪急電鉄が接続地点として三宮駅に加え、新神戸駅や長田駅なども候補として検討していることが23日、関係者への取材で分かった。年度から両者の幹部級で格協議を始め、久元喜造神戸市長が10月の市長選で相直の検討を公約に掲げ再選し、協議加速の機運が高まった。両者は年度内にも実現可能な2~3案に絞り込む。 両線の接続ルートについて、阪急側はこれまで「王子公園駅の西側から地下に潜って三宮駅でつなぐ」案を公表してきたが、両者はその他にもさまざまな案を検討している。 有力案の一つとして、阪急王子公園駅と地下鉄新神戸駅の間を地下で結ぶ案が検討されている。阪急の乗客が新幹線を利用しやすくなるほか、新神戸駅一帯のにぎわいづくりにつながる。また、市道の地下にトンネルを掘るため用地を確保しやすい上、三宮に

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  • 神戸新聞NEXT|三木|三木鉄道の軌跡たどる企画展 みき歴史資料館

    兵庫県三木市上の丸町、みき歴史資料館で、2008年に約90年の歴史に幕を閉じた三木鉄道の軌跡をたどる「三木鉄道展」が開かれている。全線開通から丸100年を迎え、同館職員が企画。各施設や関係者から貴重な資料50点以上を集めた。8月27日まで(月曜休み、7月17日は開館、翌18日休み)。(井川朋宏) 1916年に播州鉄道三木線として開業し、翌17年に厄神駅(加古川市)-三木駅(三木市福井2)の全線(6・6キロ)が開通。当初は金物や日常品なども輸送し、三木駅は関係者でにぎわったという。 播丹鉄道を経て、43年に国有化。廃線対象を乗り越えて85年に第三セクター方式の運営で三木鉄道として開業し、4駅を増やして9駅を14分ほどでつないだが、乗客減少による赤字やバス路線への転換もあって廃線に至った。 展示では、戦時に出征兵士を見送る写真のほか、国鉄時代に使われた三木駅の看板や行き先標、標識、時刻表などが

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  • 神戸新聞NEXT|社会|JR神戸駅貴賓室130年で幕 内装残し飲食店に

    JR神戸駅(神戸市中央区)の貴賓室が、飲店の客席に姿を変えた。新幹線の開業によって皇族らのアクセスが新神戸駅(同区)に移り、機能を失ってからも保存されてきたが、有効活用する方向に転換。在りし日の面影を残す一方、貴賓室としての130年近い歴史に幕を下ろした。(小川 晶) 神戸駅は、大阪-神戸間の開通に合わせて1874(明治7)年に開業。貴賓室は、89(同22)年完成の2代目駅舎で堂などとともに設けられた。 高架工事に伴う1930年代前半の改装で、構内北側に移転。47~68年に昭和天皇が2回、皇太子時代の今上天皇が1回、立ち寄られた記録がある。 72年の山陽新幹線新大阪-岡山間の開業で新神戸駅が兵庫訪問の玄関口になると、神戸駅の貴賓室は駅長室に用途を変えた。97年に貴賓室を含むスペースに商業施設が開業してからも、「駅の歴史を伝えるもの」として堂「みかど」の一角にガラス壁で囲って保存された

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