松本―新宿駅間を中心に走る中央東線特急「スーパーあずさ」向け新型車両「E353系」の量産車が12日夜、首都圏の車両工場から初めて松本市の松本駅に到着した。JR東日本は12月から営業運転に導入する予定で、今後、中央東線で試運転を重ねる。 新型車両は、カーブで速度を落とさずに走行できる装置を改良し、従来の車両より乗り心地を向上させた。2015年から試運転を続ける試作車に、試験結果を基に改良を加えて量産。1993年導入で老朽化が進む現行の「E351系」から順次切り替える。 松本駅では鉄道ファンが待ち構える中、12両編成で4番線ホームに到着。雪をイメージした白を基調に紫色のラインが入り、ホームで撮影していた松本市の男子大学生(19)は「進化しているイメージ。早く乗ってみたい」。同社長野支社は「(営業運転開始の)時期が近づいたら正式に詳細を公表したい」としている。 (10月13日)
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