ユニセフ=国連児童基金は30日、紛争が起きている地域で、病院や学校が攻撃されたり、誘拐や性暴力が繰り返されたりするなど、子どもの命や人権が踏みにじられるケースがこの10年間で17万件以上確認されたと発表し、当事国に対して直ちに子どもたちを守る措置をとるよう警鐘を鳴らしています。 このうち、ことしに入ってから確認されたケースでは、1月に内戦が続くシリア北部と東部で暴力や避難生活、それに厳しい寒さなどにより少なくとも32人の子どもが死亡したほか、3月には西アフリカのマリで武装グループの襲撃によって85人の子どもが殺害されたということです。 また、アフガニスタンではことし1月からの9か月間に、1日当たり平均9人の子どもが殺されたり、けがを負わされたりしていると報告しています。 ユニセフは「紛争下の子どもにとって2019年は『命を脅かされる10年間』を決定づける年だった」とした上で、当事国に対して
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