第12回 馬鹿なヤツを見つけたら 2007年8月20日 経済・ビジネス社会ハッキング コメント: トラックバック (0) (飯田泰之の「ソーシャル・サイエンス・ハック!」第11回より続く) 自分から見て馬鹿みたいな行動をしている人を見たとき、「非合理的な行動をしているから、頭が悪い」とは考えるのではなく、「あの人は自分とは異なる目的に基づいて行動している」、「(自分から見ると非合理的としか思えない行動をすることで)彼はむしろ満足している」という思考法は、ストレスのない日常生活、効率的なビジネス、正しい政策立案という本連載の3つの目標[*1]へのファーストステップだと思います。 ■「みんな馬鹿」と差別 特に自分に害悪があるわけではないが、本人にとって得にはならないと思われる行動をしている人を見たとき、みなさんはどんな感情を抱きますか? 例えば、コストパフォーマンスの悪いレストランに通ってい