■[読書]堀井憲一郎、『若者殺しの時代』、講談社新書 若者殺しの時代 (講談社現代新書) 作者: 堀井憲一郎 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2006/04 メディア: 新書 id:bearvalleyさんのブログで拝見し、おもしろそうだったので読んでみる。が、「まえがき」の文章のあまりのひどさにイライラして嫌悪感を催し、ここを読んだ時点で本を閉じたくなった。とはいえ、我慢して「あとがき」だけでも、と思い読んでみたら、著者は「いままで書いたことのない文章のスタイル」で書いた、とある。そのわけが、「80年代のことを書くにはこの文章スタイルがいいかな」と思ったからだそうである。やられた。どおりで嫌悪感を催したわけである。 「1杯のかけそば」をめぐるお話からはじまり、1983年に「クリスマス」が始まったこと、あるいはネズミーランドの隆盛について、いかにして「おとな」たちが「若者」から金を巻
東大教官が選んだ新入生向けのブックリストとして、新書「東大教官が新入生すすめる本」と、紀伊國屋書店のサイト[参照]がある。全部で1600冊程と膨大なので、まとめた。まとめるだけでは面白くないので、100冊に絞ってランキングした。 ■東大教官の観点 以下の3つの観点から選書している。 1) 私の読書から――印象に残っている本 2) これだけは読んでおこう――研究者の立場から 3) 私がすすめる東京大学出版会の本 1) は、読書経験の貧富がハッキリ見える。めったな本を勧めるわけにはいかない。ほとんどが厳めしい古典、大御所を占める。ところが、ウケ狙いか、小松左京や村上龍、コミック「棒がいっぽん」などを推す教官がいて面白い。 2) の意味を拡大解釈する教官多し。何十巻もある「○○全集」を指定してくる人もいる。ゼミ生になったら生き字引代わりにでもしようとするつもりかしらん。オマエも全読してねぇだろ!
タイトルは大仰だけど、いわゆるロジカルシンキング指南。ただし、そこらのロジシン本と一緒にするなかれ。「知的複眼思考法」は今まで読み散らしてきたロジシンもので最高に腑に落ちてくるスゴ本なり。 これまでのロジカルシンキング本は、定義と書き方の説明と例の紹介の集積にすぎない。曰く、「今なぜMECEか?」「MECEとは」「MECEの例、書き方」「MECEの実践」でオシマイ。 だから読んでもソレっぽい書き方はできるけれど、あくまで見た目。ロジカルシンキングから導出される「アウトプット」と同じ書式だけれど、ロジカルシンキングをしていない。 いっぽう、本書の第3章の「問いの立てかたと展開のしかた」では、MECEとなるための思考方法を説明してくれる。実は、優れたツリーの裏側に何十枚もの「デッサン」がある。書いちゃ捨て、拾っては直しのスクラップ&ビルドが必要なんだが、フツーの指南本はそこを省く。本書には「デ
【お勧めのSF小説】 最近SFに興味を持ち始めた初心者です。お勧めのSF小説を教えて下さい。 条件は以下のとおりです。 ・海外物であること。 ・初心者なので、難解なハードSF等は避けて下さい(チャン『あなたの人生の物語』を読んだのですが、ちょっとキツかったです……)。 ・タイムトラベル物は少し食傷気味なので、できれば避けて下さい。 ・河出の奇想コレクション、早川の異色作家短篇集は全て読むつもりですので挙げて頂かなくて結構です(こういう“奇妙な味”が大好きです)。 ご参考までに、今まで読んで面白かった作品を挙げておきます。(五十音順) アシモフ『鋼鉄都市』、アダムス『銀河ヒッチハイク・ガイド』シリーズ、イーガン『しあわせの理由』、ウィリス『航路』、グリムウッド『リプレイ』、デイヴィッドスン『どんがらがん』、フィニイ『ふりだしに戻る』、ブラウン『さあ、気ちがいになりなさい』、ブラッドベリ『太陽
戦争における「人殺し」の心理学 スポンサード リンク ・戦争における「人殺し」の心理学 こんなテーマだが、読む価値がある素晴らしい本である。 著者のデーヴ・グロスマンの経歴。 「 米国陸軍に23年間奉職。陸軍中佐。レンジャー部隊・落下傘部隊資格取得。ウエスト・ポイント陸軍士官学校心理学・軍事社会学教授、アーカンソー州立大学軍事学教授を歴任。98年に退役後、Killology Research Groupを主宰、研究執辞活動に入る。『戦争における「人殺し」の心理学』で、ピューリツァー賞候補にノミネート。 」 この本は米軍学校で教科書として使われている。 人は戦争で敵を前にすると、銃を撃てないし、弾は当たらないという事実にまず驚く。 多くの戦争で銃を使う兵士たちのうち発砲したのは15%~20%であった。8割の兵士は発砲しないで戦闘を終える。理論的には命中率50%の状況で発砲しても、一人を倒すの
<未翻訳の傑作SFのおすすめを教えてください> 英米のSF作家のすべてが、日本に翻訳紹介されているわけではなく、また日本で出版された作品の人気がイマイチだったために、傑作が翻訳されていない英米ではメジャーのSF作家という存在がけっこうあるようです。 そこで、英語で読める海外のSFの傑作で、これはおすすめというものがあったら、紹介していただけませんか? アマゾン・ジャパンの洋書サイトを通して注文できるものがベストですが、英米の同種のサイトで個人輸入が容易なもの(カード決済ができるサイト)なら、かまいません。 ただ、現在購入可能なもののURLを挙げてください。 どこがオススメかを短文でもけっこうですから、書き込んでください(もちろん、長いほど大歓迎)。 1ヶ月ほどオープンしておきますので、ゆっくりとどうぞ。
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