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ブックマーク / www.aerith.net (2)

  • テストファーストの弊害

    テストファーストは、XP(エクストリームプログラミング)の中でも特に広く浸透したプラクティスの1つである。 テストファーストは、モノを作るよりも前に、まずテストから着手する、という手法だ。モノが無ければテストできないという常識を、根からひっくり返す斬新なアイディアは、多くのソフトウェア開発者に衝撃を与えた。 テストファーストは、短期開発におけるXPの有効性が認められ、JUnitなどのテストツールが普及した今では、広く受け入れられるようになった。 だが、このようなまったく新しい手法は、初めはなかなか受け入れられ難いが、いったん受け入れられると、今度は逆に、魔法の技術であるかのように盲信されやすい。テストファーストについても、最近では「JUnitでテストコードを書いていれば、ソフトウェアの品質は問題ない」という風潮が広まりつつあるような危惧も感じる。 テストファーストの効果は、多くの人が認め

  • Singletonパターン

    ふつうのオブジェクトは、どこで生成して、どこで保持して、…ということを、きちんと考えないといけない。いろいろな箇所で使う場合は、関数やクラスの間で、オブジェクトを受け渡してあげないといけない。 ところが、Singletonは、そのようなことをまったく考えずに、アプリケーションのどこでも自由に使える。 これは、よく考えてみると、次のようなコードと同じである。 つまり、グローバル変数の代用として、Singletonパターンを使ってしまっているケースがある。 変数をグローバルに宣言してしまえば、どこからでも参照できるので、手軽である。そのため、プログラミングの初心者には、グローバル変数を多用したがる人もいる。 グローバル変数を多用するのが誤った考えであることは、大抵の人は理解している。にも関わらず、グローバル変数の代用として、Singletonパターンを使っているケースが、少なくない。 この背景

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