「今までの路線とは違う」「とても斬新」。スタジオジブリの最新作を見たファンに取材すると、これまでとは少し違う感想が聞かれます。 『となりのトトロ』や『千と千尋の神隠し』など、子どもから大人まで楽しむことができるアニメーション映画の名作を、およそ30年にわたって世に送り出してきたスタジオジブリ。今回は、作品の雰囲気がこれまでと違うだけでなく、製作体制にも大きな変化が見られました。 看板監督だった宮崎駿さんが長編の製作から引退した今、ジブリはどんな将来を見据えているのでしょうか。 先月17日に公開が始まった映画『レッドタートル』。嵐の中を漂流して無人島に流れ着いた男性が謎の女性と出会い、その後子どもが生まれて3人で島で暮らします。 澄み切った空に広い砂浜、海を悠々と泳ぐカメ。自然の美しさと厳しさ、そしてそこに住む人や動物の小さな営みが、描き込みを減らしたシンプルなタッチで表現されています。
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