優れた台湾映画を表彰する「台北映画賞」(台北電影奨)の第20回授賞式が7月14日、台北市の中山堂で行われた。台北映画賞は、台湾の身分証あるいは居留証(ARC)を持っている監督の作品を対象とする賞で、長編フィクション、短編、ドキュメンタリー、アニメーションの4部門にノミネートされた計40作品の中から、部門をまたいで各賞の受賞者・作品が選ばれる。今年の応募総数は311件。 ▽グランプリ「百万大賞」はアニメ映画「オン ハピネス ロード」 全ノミネート作品から選ばれる最高賞の「百万大賞」には、ソン・シンイン(宋欣穎)監督の「オン ハピネス ロード」(幸福路上)が選ばれた。同時にアニメ作品賞と観客賞も受賞し、3冠に輝いた。 同作は、台湾人少女が大人になるまでの成長を通じて、80年代から現代までの台湾社会の移り変わりを描き、幸せとは何かを考えさせる作品。女優のグイ・ルンメイ(桂綸[金美])が主演の声優