現在、家庭内のさまざまな家電(機器)はインターネットに接続できるようになっている。パソコンやスマートフォン(以下、スマホ)にタブレットやゲーム機器、そしてテレビや家庭用DVR(デジタルビデオレコーダー)に留まらず、エアコン、電子レンジ、冷蔵庫までインターネットに接続している。しかも、パソコンやスマホ、テレビやエアコンなどは複数台が使われ、1家庭当たり10数台以上の機器がネットワーク接続しているのは普通になってきている。 これら家庭内の機器の多くでインターネット接続に無線LANが使われ、そのアクセスポイントとして家庭用Wi-Fiルーターが使われている。そして、この家庭用Wi-Fiルーターがサイバー攻撃に狙われ悪用されている。 家庭用Wi-Fiルーターが攻撃された事件 2024年5月に情報通信研究機構(NICT)が、家庭用Wi-Fiルーターがボット(自動プログラム)感染されているのを発見し注目