「ここ分からないんだけど、解き方教えてくれる?」「あーその問題はね……」 都内の私立中学校に通う佐々木勇くん(仮名、中学2年生)は、10月のある夜、Skypeで同級生と音声チャットしていた。定期試験直前。父親から借りたMacBook AirにインストールしたSkypeで仲のいい友人5人のグループチャットを立ち上げ、勉強で分からないことを教えあっていたのだ。 「同級生はみんな家が遠いから、集まって誰かの家で勉強とか、できない」。Skypeなら各自バラバラの場所にいても、夜遅くまで一緒に勉強できる。基本的には音声チャットを使うが、漢字が分からないなどテキストで書いた方が早い場合は、テキストチャットする。 「あの時のノートある?」。授業を休んでいたり、授業中に寝てしまっていたりして試験範囲のノートが取れていない時は、Skypeでノートを募る。ノートを持っている人は、iPod touchやiPho