今回はロックを通して、SMB/NFS のプロトコルを眺めてみることにする。 1. ロックはなぜ必要か?そもそもなぜロックが必要かと言えば、排他制御のためである。複数のアプリケーションやクライアントから同じファイルを操作していた場合、書き込み(場合によっては読みだしも)ある瞬間特定のアプリケーションやクライアントが他に邪魔されることなくその操作を行えることが必要となってくる。このため、何らかの仕組みを用いてこれを保証することが必要になってくる。この仕組みの一つとして「ロック」が存在する。排他制御をきちんとやることによってデータの予期せぬ破壊や古いデータに基づいてアプリケーションが動いたりすることを防ぐことができる。 ロックの種類は大きく分けて 2 種類あり、強制的なロック (mondatory lock) とアドバイザリーロック(advisory lock)というものが存在する。前者はロック
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