上司を喜ばせたいのなら、お世辞を言っている場合ではありません。自分だけでなく、上司の成功も目指して働いていれば、あなたは個人として、職業人として、チームの一員として成長することができるでしょう。新人のころはなおさらです。 クライアントであるアンジェラから、キャリア関連の相談を受けたことがあります。課題整理を手伝ったところ、リストのトップに来たのは、上司との人間関係でした。言うなれば、彼女は修羅場の状態にあったのです。彼女と上司の人間関係はめちゃくちゃで、とてもうまくやって行けないばかりか、上司は彼女を雇ったことを後悔すらしているとアンジェラは認めていました。 上司に悪いところがあるのはわかりましたが、アンジェラ自身も、上司と部下の間の基本ルールを忘れてしまっているように感じました。そのルールとは、部下は、上司の成功のためにいるということ。アンジェラは議論好きで、すぐに議論を吹っかけてくるタ