Talk 本屋として生きるということ(1) 香川・高松で「本屋ルヌガンガ」を営んでいる中村勇亮氏。ぼくが開講している「これからの本屋講座」の卒業生でもある。受講した後、継続的に開店までのサポートをしてほしいということで、協力することにした。 中村氏は当時、まだ名古屋で商社に勤めていたが、ご本人も夫人も本が好きで、過去に書店に勤めた経験もあった。また、中村氏の実家である高松に、所有されている店舗物件があったことも好条件だった。そこに夫人と二人で、小さい本屋を開くことにした。 サポートの一環として、運営モデルや規模などの面で最も参考になりそうな、誠光社の堀部篤史氏にお話を伺いにいくことにした。この鼎談はそのときの記録である。 この後、中村氏は無事「本屋ルヌガンガ」をオープンし、現在も高松で営業を続けている。 事業計画書中村 さっそく、事業計画書を見ていただけますか。前半部分は今、街の本屋のビジ