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和本に関するfunaki_naotoのブックマーク (121)

  • 令和6年(2024年)通常展示「和書のさまざま」 - 催し物 | 国文学研究資料館

    展示名:通常展示「和書のさまざま」 会期:令和6(2024)年4月18日(木)~8月9日(金) 閉室日:土曜、日曜、祝日、第4水曜日 開室時間:午前10時~午後4時30分 場所:国文学研究資料館1階 展示室 主催:国文学研究資料館 入場無料 パンフレットはこちらからダウンロードいただけます。 ギャラリートークのお知らせ 国文学研究資料館の研究者による展示解説「ギャラリートーク」を下記の日程で開催いたします。事前申込不要でご参加いただけますので、ご興味のある方はぜひご参加ください。 ・第1回:5月16日(木)11時30分~12時15分 講師:川上一助教 ・第2回:6月20日(木)11時30分~12時15分 講師:入口敦志教授 ・第3回:7月18日(木)11時30分~12時15分 講師:河田翔子特任助教 展示のみどころ この展示が対象とする「和書」とは、主として江戸時代までに日で作られた書物

    令和6年(2024年)通常展示「和書のさまざま」 - 催し物 | 国文学研究資料館
  • 第61回貴重文物展示「続・雅俗繚乱 ―江戸の秘本・珍本・自筆本―」 | 九州大学附属図書館

    附属図書館では、学が所蔵する貴重資料を広く公開するため、毎年、貴重文物展示を開催しています。今回は、学を代表する所蔵コレクションである「雅俗文庫」の展示を行います。雅俗文庫の展示会は、平成27年にも「雅俗繚乱 : 中野三敏江戸学コレクションの世界」と題して開催し、非常に好評を博しました。その後の数年に及ぶ調査を経て、あらたな切り口で雅俗文庫を紹介します。フジイギャラリーでの会場展示に加え、電子展示も実施します。また、江戸時代の思想・文学をご専門とする川平敏文教授(九州大学人文科学研究院)によるギャラリートークや講演会も予定しています。多くの皆様のご来場をお待ちしております。 雅俗文庫 江戸文学・書誌学研究の第一人者で、学名誉教授の中野三敏氏の手により蒐集された江戸期和装を中心とするコレクション。「雅俗」の名称は、和歌・漢詩・擬古文の類で伝統文化にあたる「雅」、俳諧・川柳・小説の類で

    第61回貴重文物展示「続・雅俗繚乱 ―江戸の秘本・珍本・自筆本―」 | 九州大学附属図書館
  • 「和本」は韓国で通用するか?

    (『標準隷書字典』高木聖雨編『標準篆刻篆書字典』牛窪梧十編、ともに二玄社) 文学通信から出版された『東アジア文化講座』を編みながら、自らの発想に転換を強いられたことが幾つかありました。その一つは、東アジア、もしくはアジアという視点を改めて考えたことでした。 東アジア、もしくはアジアという視点が重要なのは、もちろん分かっていますし、言うまでもありません(だからこそ、こうした叢書の編纂にも加わったのですが)。また、前にもそうしたことをブログでも書いたことがありました。 http://someyatomo.seesaa.net/article/444773105.html しかし、今回の作業では、そうした視点の重要さというレベルではなく、もっと切実な何かがそこに存在するような気がしたことです。東アジアやアジアの視点があれば、日韓国(朝鮮)の文学や文化をより豊かに捉え返せる、そうしたことよりも

    「和本」は韓国で通用するか?
  • 掲載図版200点超! 迫力の写真で魅せる「和本」の世界 | TRILL【トリル】

    江戸時代の和を1冊まるごと取り上げたグラフ誌が刊行された。200点超の図版で、和をビジュアルで感じることができる。 2023年11月10日『和図譜 江戸を究める』(文学通信)が発売された。 ビジュアルで楽しむだけではなく、研究のバックヤードも掲載する。学術論文は専門用語が多くて理解が難しいが、特集では研究者が研究者にインタビューを試みる。研究者の頭の中を覗き、論文に秘められた知に触れることができる。 じっくり読むこともできるし、図版をめくるだけでも面白い。パラパラとめくって気になる特集から読み始めるのも良さそうだ。

    掲載図版200点超! 迫力の写真で魅せる「和本」の世界 | TRILL【トリル】
  • 日本近世文学会編『和本図譜 江戸を究める』(文学通信)

    文学通信|多様な情報をつなげ、多くの「問い」を世に生み出す出版社 日語・日文学の研究書を中心に、人文学書全般を刊行する出版社、文学通信のブログ。 文学だけにこだわらず周辺領域も含め、意欲的に刊行していきます。 出版活動と同様に、webでも積極的に活動することで、多様な情報をつなげ、多くの「問い」を世に生み出していきたいと思います。 〒113-0022 東京都文京区千駄木2-31-3 サンウッド文京千駄木フラッツ1階101 電話03-5939-9027 FAX03-5939-9094 info@bungaku-report.com インボイス登録番号:T4011501023591 Tweet Share on Tumblr 11月上旬刊行予定です。 日近世文学会編『和図譜 江戸を究める』(文学通信) ISBN978-4-86766-025-6 C0095 B5判変形・並製・176頁

    日本近世文学会編『和本図譜 江戸を究める』(文学通信)
  • 『未来を切り拓く古典教材 和本・くずし字でこんな授業ができる』全文公開サイトをオープン! 全文ダウンロード(PDF・epub)可。教材として自由に授業でお使いください!

    文学通信|多様な情報をつなげ、多くの「問い」を世に生み出す出版社 日語・日文学の研究書を中心に、人文学書全般を刊行する出版社、文学通信のブログ。 文学だけにこだわらず周辺領域も含め、意欲的に刊行していきます。 出版活動と同様に、webでも積極的に活動することで、多様な情報をつなげ、多くの「問い」を世に生み出していきたいと思います。 〒113-0022 東京都文京区千駄木2-31-3 サンウッド文京千駄木フラッツ1階101 電話03-5939-9027 FAX03-5939-9094 info@bungaku-report.com インボイス登録番号:T4011501023591 ホーム ブログ 『未来を切り拓く古典教材 和・くずし字でこんな授業ができる』全文公開サイトをオープン! 全文ダウンロード(PDF・epub)可。教材として自由に授業でお使いください! 『未来を切り拓く古典教材

    『未来を切り拓く古典教材 和本・くずし字でこんな授業ができる』全文公開サイトをオープン! 全文ダウンロード(PDF・epub)可。教材として自由に授業でお使いください!
  • くずし字認識アプリ『みを』で江戸時代の数学書『塵劫記』を読む

    古書市で、江戸時代の数学書『塵劫記』(じんこうき)を買った。 『塵劫記』は、くずし字で書いてあるので、文章はさっぱり読めない。しかし、最近はくずし字を翻訳してくれる便利なアプリがある。 アプリで文字を翻訳し、数学に詳しい人に見てもらえば、なにが書いてあるのか、だいたいわかるのではないか? 『塵劫記』を古書市で買った 少しまえに、神保町の古書市で、江戸時代の数学書『塵劫記』を購入した。 右の『塵劫記』(文化三年)は500円、左の『新編塵劫記大成』(寛政三年)は1500円だった かつて、江戸時代の日では和算という独自の数学が発展し、ヨーロッパなど先進的な地域の水準に劣らないほど発達したといわれる。教科書にも出てくる関孝和などはみなさまご存知だろう。 『塵劫記』は、江戸時代初期に、吉田光由が著した和算のテキストで、寺子屋でそろばんや初歩的な数学について学ぶさいに使われた。 江戸時代の数学入門書

    くずし字認識アプリ『みを』で江戸時代の数学書『塵劫記』を読む
  • 平井嘉一郎記念図書館「和漢の書香-立命館大学所蔵和漢善本展-」展示開催のお知らせ | 展示 | 立命館大学図書館|立命館大学

    現在、3月上旬に2回に渡り開催している立命館土曜講座「和漢の書香―立命館大学所蔵和漢貴重の紹介―」に合わせ、大学図書館大学白川静記念東洋文字文化研究所とが、この展示を共同開催しています。展は、土曜講座の受講生や図書館利用者に、大学が所蔵する和漢書の善を知っていただく機会として、芳村弘道白川静記念東洋文字文化研究所長が企画し、川崎佐知子文学部教授の協力を得て実施しています。 ここに展示する和書・漢籍の多くは、立命館大学図書館が所蔵する特別コレクションの一つである西園寺文庫に所蔵されているものです。この機会に是非、ご鑑賞いただけましたら幸いです。 ■展示テーマ:「和漢の書香-立命館大学所蔵和漢善展-」 ■企画者:芳村 弘道 白川静記念東洋文字文化研究所長(文学部特任教授) ■協力者:川崎 佐知子 文学部教授 ■共催 :白川静記念東洋文字文化研究所 ■事務局:衣笠リサーチオフィス

  • 『的中地本問屋』を開く(その三)|楊 暁捷 (X. Jie Yang)

    一冊のは、制作の最後のプロセスを迎えた。それは、を綴じること。これをもってようやくその完成形が目のまえに現われてくる。 ここでまず思い出されたのは、なんと中国伝来の知恵だった。曲がった玉に糸を通すための工夫として、蟻の動きを借りたものである。あくまでも「糸を通す」ということからの連想だろう。一冊のを綴じるには、力やスピードが必要としても、迷路に当たっての並はずれの秘策などは不用だ。現にここでも専門職ではなくて、女性の手を借りた。裁縫したり糸を貫いたりする日常の手仕事から自然な展開に過ぎない。しかしそのような彼女たちのことを、「口も八丁手も八丁」、「かかばば」と、ずいぶんとひどい修飾語で語ったのだった。愛情を込めた言い方だと捉えよう。そして、彼女たちは作業の間も賑やかに会話を交わし、その内容はの中味に触れているのだから、読書もしっかりとこなしたのだと、もう一つの尊敬すべき顔を覗かせた

    『的中地本問屋』を開く(その三)|楊 暁捷 (X. Jie Yang)
  • 『的中地本問屋』を開く(その二)|楊 暁捷 (X. Jie Yang)

    先週に続き、江戸時代における一冊のの誕生過程を追ってみよう。 摺り上がった草紙は、つぎに順番に並べられる。この工程のことを、記述の部では、「てうあい」と記した。「ちょうあい、丁合」ということだろう。舞台裏を見せるに相応しく、内輪の言い方が大事そうに披露された。しかも画中の人物の会話において、「苗字のある地口」、すなわち名前のついた地問屋をもつということはさておくとして、「丁合さんなのほうがよかろらう」と、親しみやすく呼び名にして、りっぱなプロの身分を認めてあげた。 そのような丁合さんに求められるのは、素早く作業を進めることだ。そこで、作業風景にあわせて、「中山のやから鉦」を打つのに似ているので、その鉦を使って拵えた妙薬を飲ませたとした。 作業場の左側に座った若者は、三角形の台を使っている。一枚に印刷されたものを真ん中から二つ折にするには、素朴だが都合の良い特製の道具なのだ。 揃ったもの

    『的中地本問屋』を開く(その二)|楊 暁捷 (X. Jie Yang)
  • 大妻女子大学日本文学関係貴重書展示  メディアの変遷—近世近代を通底する— | 大妻女子大学博物館

    女子大学図書館、大女子大学草稿・テキスト研究所、大女子大学文学部日文学科、大女子大学短期大学部国文科 大女子大学図書館および草稿・テキスト研究所が所蔵する資料を中心に、近世から近代へと移り変わっていく日社会において、書物はどのような変遷を遂げたのかについて紹介します。 特別展のチラシ(JPG:1.1MB) 展示リスト(PDF:520KB) 解説資料(PDF:888KB)

  • 《企画展》浮世の和本 -江戸前期絵入り本の世界-(10/1-11/11)

    展示概要 江戸時代、日は世界でも有数の出版大国でした。それまで学問や贈答を目的とする高尚な存在だった書物が、町人の間にも広く浸透した要因のひとつには、ストーリーの面白さと挿し絵の充実化があったと言われています。企画展では、当館の所蔵する絵入りの中から、江戸時代前期(17世紀~18世紀初め)に出版された資料と、その挿絵の数々をご紹介します。通俗的なものから美しい挿絵まで、その背景にある江戸時代の書籍流通や出版文化にも迫ります。 日時・場所 会期:2021年10月1日(金)~11月11日(木)(日曜閉室) 時間:10:00~18:00 場所:早稲田大学総合学術情報センター2階展示室 入場無料。図書館入館資格のない方でもご覧いただけます。 次の日曜日は開室します:10/24、11/7 次の日程は17時閉室となります:10/24、11/5、11/6、11/7 来館時の注意 新型コロナウイルス

    《企画展》浮世の和本 -江戸前期絵入り本の世界-(10/1-11/11)
  • 日本近世文学会春季大会 2021

    企画意図 コロナ禍は社会を大きく変容させました。我々はオンラインでのコミュニケーションやデジタル化の促進という大きな渦に翻弄されています。そのなかで、遠くにいる研究者とオンラインで集うということは、数少ない喜びでありました。 昨年秋のシンポジウムは「つながる喜び――江戸のリモート・コミュニケーション」と題しましたが、それを受けて今回は、我々が体験したオンラインでの「つながる喜び」の先を考える機会にしたいと思います。国や地域を越えてオンラインでつながって、デジタル化が進んでいく、その先にある古典文学研究や教育の課題について、様々な取り組みから見えてくる課題や今後に向けた知見を共有します。 このシンポジウムでは、日近世文学会が長らく普及を行ってきた「和リテラシー」に関わる事柄、そして古典籍から情報を得て翻刻をするという、この学会員にとって研究の基礎ともいうべき行為に焦点を当て、デジタル時

  • 書物の転形期03 出自から形へ2|木戸雄一

    「洋」「和」 洋装の登場によって、初めて広告や目録に書型とは異なる書物の形が記載されるようになった。その新しい形が「西洋仕立」といった「西洋」を冠した言葉によって記されたことによって、それまで「日」で流通していた書物の形もあらためて名称化される。 市岡正一編輯 ○漢語挿入/新選玉篇 日仕立上下二冊○西洋仕立一冊○金二円五十銭(中略) 出版書林 甲府常盤町四番地    内藤伝右衛門 売弘支店 東京神田豊島町三丁目 山添栄助 (『東京日日新聞』、1877.6.1) 『漢語挿入/新選玉篇』は和と洋装の二つの形態で刊行されているが、「西洋仕立」の洋装に対して和は「日仕立」と記述されている。この「日仕立」は和二冊のことであり、「西洋仕立」は和と同版の楮紙袋とじ木版を背革クロス表紙丸背の洋装一冊に仕立て直したものである。「日仕立」は、甲府の書肆内藤伝右衛門が何度か使用し

    書物の転形期03 出自から形へ2|木戸雄一
  • 和書ルネサンス|展覧会 | 印刷博物館 Printing Museum, Tokyo

    では江戸期から格化する印刷出版が、古典の伝統をつなぐ大切な役割を果たしました。たとえば『源氏物語』。平安盛期に紫式部が書きのこしたこのテキストは、原が霧散した後も学者らによる校訂校閲が繰り返され、江戸に華ひらく出版文化により、武家から町人まで広く『源氏物語』をたのしむ時代がやってきたのです。今回、ギリシャ・ローマ古典を再発見したヨーロッパの文化運動ルネサンスに例えて、‘和書ルネサンス’とよんでみることにしました。古典文学と印刷出版の関わりを、三部構成で検証してまいります。

    和書ルネサンス|展覧会 | 印刷博物館 Printing Museum, Tokyo
  • 書物の転形期05 洋式製本の移入2:幕末の洋装本|木戸雄一

    蕃書調所・洋書調所・開成所の洋装 1856年、蕃書調所は江戸幕府によって「西洋情報や技術の翻訳・移植直轄機関」( 宮地正人「混沌の中の開成所」『学問のアルケオロジー』東京大学出版会、1997)として設立された。蕃書調所は数多くの洋書を備えるとともに、「活字所」を調所内に開設し、スタンホープ印刷機を使った活版印刷で教や辞書を翻刻していた。蕃書調所とその後継機関である洋書調所(1862)・開成所(1863)の出版物の多くが洋装である。福井保『江戸幕府刊行物』雄松堂、二版1987、によるとそれらの洋装は以下の通りである(なお、各の版と所在については、櫻井豪人「「開成所刊行」の朱印と開成所刊行物」『汲古』35号、1999、が詳しい)。 ①Leesboek voor de scholen van het Nederlandsche leger, bevattende korte verha

    書物の転形期05 洋式製本の移入2:幕末の洋装本|木戸雄一
  • 書物の転形期02 出自から形へ 1|木戸雄一

    出自としての「和」 書物の外形をあらわす「和装」という言葉は、もちろん「洋装」と対になる言葉で、それ以前は「和」だった。「和」という言葉も今では「和装」と同様にその書物の形を意識して使われることが多い。しかし、「和」は江戸時代の出板目録(注:江戸時代は板木を用いるためここでは「出板」と記す)では書物の形を指してはいなかった。書物の形の違いが強く意識されるようになるのは「洋装」登場以後である。その意識の変化を当時の人々の個人的なレベルで確認することは今のところ難しい。ここでは広告の記述に限定して考えることにする。 橋口侯之介は『江戸買物独案内』(1821)の屋が、「中国製の「唐」以外の書物はみな「和」として広告を出している」(『和入門』、平凡社、2005。のち平凡社ライブラリー、2011)ことを指摘し、「江戸時代から日でできたの総称として実際に「和」と呼んでいた

    書物の転形期02 出自から形へ 1|木戸雄一
  • 書物の転形期01 はじめに:和本から洋装本へ|木戸雄一

    の印刷・出版は、19世紀の後半に大きな変革の時期を迎えた。活版・銅版・石版といった印刷技術が登場し、その技術が新聞・雑誌といった新たなメディアを可能にし、新たなメディアの登場に合わせて出版のシステムや法律も大きく変わった。そして印刷物のパッケージとしての書物も、19世紀前半までの和を中心とした製様式から、それ以後現代まで続く洋装を中心とした製様式へと大きく転換した。文字通り「書物の転形期」である。 この外形も構造もあまりに異なる二つの製様式間の移行には、複雑な力学がはたらいていた。そこでは、技術者の水準や在来技術とのすり合わせ、製材の入手難度と代用素材、製作におけるコストなどといった技術的要因と、書物の用途やイメージに関わる文化的要因が複雑にからみあい、書物というメディアの転換期に固有の様式を形作っていたのである。過渡期の多様な製技術とそれによって生み出された書物の様式は

    書物の転形期01 はじめに:和本から洋装本へ|木戸雄一
  • 東京新聞:背筋も凍る!? 江戸の妖怪本 専修大図書館で企画展:神奈川(TOKYO Web)

  • 和紙虫食いに思いあてがう 和本修復、大入の経師 匠と巧 - 日本経済新聞

    「パラパラ」「シャッシャッ」――。作業場には古文書のページをめくる音と和紙にはけをかける音が響く。静けさと緊張感に包まれるなか、職人たちはちぎった和紙をピンセットでつまみ、虫いであいた数センチメートルのいびつな穴にあてがう。文化財・美術品修復の大入(京都市)は、和を仕立てる「経師」(きょうじ)の技術を生かし傷んだ和をよみがえらせる。慎重なピンセットさばきで1ミリメートル単位で寸分たがわず

    和紙虫食いに思いあてがう 和本修復、大入の経師 匠と巧 - 日本経済新聞