10.10.23 ベルグソンの精神についての哲学 「物質と記憶」を読む ベルグソン紹介第3回 野口 幹夫 1、まえがき ベルグソンという哲学者は学んでいくうちに、大きく二つの研究の流れがあるとわかってきた。人間のいのち、さらに その本質である精神の追求と、そして人間がいとなむ社会の研究を、宇宙的視野の中で行っているのだ。前回は彼の代表作 「創造的進化ーエランヴィタール」を紹介した。次に予定していたのは「道徳と宗教の二源泉」であったが、それは 「社会の研究」の流れの集大成だ。 その前に前回の「いのちの本質」研究につながるいわばその基礎となった論文に「物質と記憶」があるので、それを 先に取り上げたほうが、前回とのつながりが見えると考えて予定を変更した。 2、現代の脳科学は意識をどのようにとらえているか。 ベルグソンに入る前に、現代の脳科学では、脳と精神との関係をどのように考えている
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