社民党党首選への出馬を表明する福島瑞穂党首=2日午後、国会内、飯塚悟撮影 社民党の福島瑞穂党首(53)=参院比例区、当選2回=は2日の臨時党参院議員総会で、4日告示の党首選に4選を目指し立候補する考えを表明した。福島氏は鳩山内閣で消費者・少子化担当相を務めており、連立政権で党の主張を政策に反映させ、来年夏の参院選で党勢回復を図る考えを訴えると見られる。 党内では、無投票を避けようと対立候補擁立を図る動きが続いている。沖縄県の米軍普天間飛行場の移設問題で、党の方針である県外・国外移設を福島氏が閣内で十分に主張できていないとの批判や、福島氏は入閣したまま別の人物を党首にあて、参院選対策に力を入れるべきだとの意見が党内にあるからだ。 党首選になれば前身の社会党時代を含めて14年ぶりで、96年に社民党へ党名を変えてからは初めてとなる。