西日本鉄道(福岡市)は2日、不採算路線リストラの一環として、福岡−松山など高速バス計4路線から4月1日付で撤退すると発表した。景気低迷や高速道路の料金割引の影響で、需要が減ったのが主な要因。 撤退路線はほかに、北九州−熊本、北九州−長崎、北九州空港−折尾・黒崎(北九州市)。いずれの路線も伊予鉄道(松山市)など他社との共同運行で、西鉄が撤退した後、各社が単独で運行するか検討中という。 このほか、4月までに福岡と大分、佐賀県などを結ぶ高速バスなどで減便を実施する予定。 西鉄は1月、バス利用客の減少に伴う収益悪化に対応するため3月以降、一般路線と高速バスの計114路線を廃止または減便する計画を発表。今回の4路線も含まれていた。