HTML5対応パーサがFirefox 4に搭載されることを、先週の記事「Firefox 4.0の計画が発表。Direct2Dで高速描画、マルチタッチ、64ビット対応。来月にはβ版が登場か」で紹介しました。 HTML5パーサとは、単にHTML5として記述されたHTML文書をパースできるという意味ではなく、HTML5の仕様書にあるパーサの動作についての仕様を実装したものです。 そう、HTML5ではパーサの動作についても仕様書の「8.2 Parsing HTML documents」の項目で記述されているのです。これによってどのWebブラウザでも基本的な内部動作が揃うことが期待されています。 相互互換性のためのリバースエンジニアリングも不要に 仕様書では、詳細にわたりHTML5パーサの動作がアルゴリズムのレベルで記述されています。見出しだけをリストアップしてみました。 8.2.1 Overvie