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ネットワークと社会に関するfutenrojinのブックマーク (7)

  • SNSのトレンドを作る「モブの行動」は野鳥の群れの習性と酷似している | アルゴリズムに誘発されて生まれる「人間の群れ」

    連鎖が生む集団の動き おそらくあなたも見たことがあるだろう。ムクドリの群れが、夕暮れ時の空を脈打つように右へ左へと旋回している光景を。群れは密になったり、まばらになったり、また、素早く飛んだり、ゆっくり飛んだりしながら、まるで秘密のリズムに導かれているかのように、美しく混沌としたコンサートを奏でながら飛び交っている。 生物学には、このうねるようなムクドリのダンスを言い表す言葉がある。「マーマレーション」だ。マーマレーションでは、どのムクドリも自分のそばにいる平均7羽を見て、その動きに応じて自らの行動を調整する。いちばん近くにいる鳥が左に動けば、通常左に動く。近傍の鳥たちが右に動けば、右に動く。 ムクドリの個体は群れの最終的な行き先を知らず、全体に対して急激な変化を与えることもできない。だが鳥たちの小さな変化一つひとつが素早く連鎖をなすことで、全体の行方を変え、魅惑的なパターンを作り出してい

    SNSのトレンドを作る「モブの行動」は野鳥の群れの習性と酷似している | アルゴリズムに誘発されて生まれる「人間の群れ」
  • ユヴァル・ノア・ハラリ「社会が信じるキャッチーな物語には敵が必要だ。でも、気候変動には敵がいなかった」 | 「2%」が私たちの運命を変える

    「皆が同じ物語を信じることができれば、規範に従って大規模な範囲で協力し合うことができる」と、物語の重要性を説いてきたユヴァル・ノア・ハラリ。だが、彼は多くの人が気候変動の「物語」を信じているにもかかわらず、遅々として世界規模の対策が進まない理由に“敵”の不在を挙げる。 イスラエル人歴史学者で哲学者のユヴァル・ノア・ハラリ(45)は、2015年にアメリカで出版した著書『サピエンス全史』がベストセラーになったことで知識人のトップに躍り出た。そしてそれに続く『ホモ・デウス テクノロジーとサピエンスの未来』と『21 Lessons:21世紀の人類のための21の思考』で、その地位をゆるぎないものにした。 ハラリの思考の軸になっているのは、「虚構」を信じる素質が私たちにはあって、それが人間社会の大半を動かしている、という考え方だ。この虚構の力は、たとえば神や国家といった、人類共通の想像力における存在に

    ユヴァル・ノア・ハラリ「社会が信じるキャッチーな物語には敵が必要だ。でも、気候変動には敵がいなかった」 | 「2%」が私たちの運命を変える
    futenrojin
    futenrojin 2021/11/21
    『サピエンス全史』のときから、この方の慧眼は微塵も曇らない気がしてしまうのだが、この方も人なのだからそんなことは決してないと考えるほうが自然ではある。
  • 英紙の女性記者が突き詰めた「孤食のススメ」 一人が寂しいなんて、誰が言いました? | 「おひとりさま」ほど贅沢なことはない

    一人暮らしをしている人は、パンデミック下で否応なく「孤」の機会が増えたはずだ。そしていつも自分だけのために事を準備して、一人だけでべるというのは、多くの人にとってあまり心躍るプランではない。 ところが、「おひとりさま」にはたくさんの利点があるという。もしかしたらあなた次第で、一人で事をする時間は大勢で賑やかに卓を囲むよりも、充実したものになるかもしれない。 「私たちはそれを『孤の危機』と呼んでいます。フランスではマナーの危機、中国では家族の危機と言われています」 ロンドン大学東洋アフリカ研究学院(SOAS)で人類学を研究するムクタ・ダスは、そう話す。 「世界中どの国でも、事は皆で一緒にするほうが良く、一人の事というのはこの常識に反する、と考えられているのです」 彼女は「かつては、皆が集まって歓談しながら事する形式が圧倒的多数だったのが、今では一人だけでも珍しくないほど様変

    英紙の女性記者が突き詰めた「孤食のススメ」 一人が寂しいなんて、誰が言いました? | 「おひとりさま」ほど贅沢なことはない
    futenrojin
    futenrojin 2021/10/09
    「バナナとベーコン、あるいはシリアルにバターを乗せて食べるといった、不思議な組み合わせに興じるのも悪くない」
  • 日本人は「テレワークだと仕事がはかどらない」 7カ国調査で唯一

    アドビが日や米国など7カ国で行った働き方に関する調査で、日人は唯一、「テレワークではオフィスほど仕事がはかどらない」と答えた人が多数を占めた。 同社は「ハンコや書類へのサインなど、オフィスでしかできない紙を使った業務が、テレワーク環境下の仕事効率化の妨げになっている」と推定している。 調査は、日、米国、英国、ドイツ、フランス、オーストラリア、ニュージーランドの7カ国で、従業員数1000人以上の企業に勤める男女計3404人(各国約400~500人)を対象に、2021年4月から5月にかけてインターネットで実施した。 「テレワークの方がオフィス勤務より仕事がはかどる」と答えた人は、グローバルで平均69.1%だったのに対して、日は42.8%と、調査対象国の中で突出して低く、7カ国中唯一、「テレワークだとはかどらない」人が多数派だった。 「テレワークによってワークライフバランスは向上しました

    日本人は「テレワークだと仕事がはかどらない」 7カ国調査で唯一
  • ミシェル・ウエルベック「安楽死を合法化する国、社会、文明は敬意に値しない」 | むしろ破滅させることが望ましい

    2021年4月、自殺幇助を合法化する法案がフランス議会で審議されたことを受け、公の場ではめったに発言しないフランス人著名作家のミシェル・ウエルベックが口を開いた。結果的に議決にはいたらず審議期限を迎えたこの「安楽死法案」だが、ウエルベックは仏「フィガロ」紙に寄稿し、激しい反対意見を述べている。 命題その1:誰も死にたくはない 多くの人は、生命が完全に失われてしまうよりは、弱っていてもあった方が良いと思うものです。ちょっとした楽しみくらいは残っていますから。生命というものは、いずれにしても「弱っていく過程」と言えるのかもしれません。それに、ちょっとした楽しみ以外の楽しみなど、そもそもあるでしょうか(これは掘り下げて考えてみるべき問題でしょう)。 命題その2:誰も苦しみたくはない これは肉体的な苦しみの話です。精神的な苦しみには魅力があり、美的な素材にもなり得ます。こうした苦しみを奪おうという

    ミシェル・ウエルベック「安楽死を合法化する国、社会、文明は敬意に値しない」 | むしろ破滅させることが望ましい
    futenrojin
    futenrojin 2021/08/30
    ウエルベックが新聞に寄稿するのは、けっこう珍しいのじゃないかな? 「生命の尊厳」は重要だが、「死を選んだり、苦痛を逃れたりする自由や権利」という視点も議論に組み込んだほうがいい気がする。
  • オリンピックが時代に取り残されたままならば「終焉の時」が迫っている | IOCは社会の変化についていこうとしなかった

    2年ほど前のある真夜中のことだ。観光名所として知られる浅草寺という都内最古の仏寺の近くに工事作業員が集まっていた。通りはがらんとしていて、辺りは蒸し暑く、作業員たちは雨が降らないことを願っていた。ガタガタと音を鳴らしながら機械が動きはじめた。 ほとんど誰も気づきもしない些事ではあった。だが、そこに示されていたのは世界最大のスポーツの祭典のために、ときとして不毛で茶番でしかないことが繰り広げられる実例に他ならなかった。 日の7~8月の熱中症による死亡者数は2018年も2019年も1000人を超え、東京で開かれた五輪のテスト大会でも体調を崩すアスリートが続出し、競技のコース距離の変更が迫られる事態も生じていた。五輪番を見据えた思い切った対策が必要だった。 その対策の一つが冒頭の工事だった。42.195キロのマラソンコースに太陽光を反射させる光沢のある塗装を施し、熱を跳ね返そうというわけだ。

    オリンピックが時代に取り残されたままならば「終焉の時」が迫っている | IOCは社会の変化についていこうとしなかった
    futenrojin
    futenrojin 2021/07/22
    サマランチの功罪のうち、罪のほうが功を大きく上回っていたということなのだろうか。その辺は、願わくは猪谷千春さんにきっぱりと断罪してほしい。
  • イギリスで一番読まれている新聞「デイリー・メール」は、いかにして“大衆の心”をつかんだのか | ウェブ版の訪問数は「ニューヨーク・タイムズ」を抜いて世界一

    イギリスでもっとも多くの読者を抱えるタブロイド紙「デイリー・メール」が絶好調だ。同紙はイギリスのみならず、アメリカの読者の心をもつかんでおり、ウェブ版「メール・オンライン」の月間訪問者数は「ニューヨーク・タイムズ」を抜き、世界の新聞のなかでも最大だという。 「マイノリティに差別的」との批判もある同紙の、いったい何がそれほど読者を引きつけるのか? そもそも、「デイリー・メール」を読んでいるのは誰なのか? 英メディア「アンハード」が分析する。 バーノンおじさんやペチュニアおばさんが読む新聞 ある人がどんな新聞を読んでいるかがわかれば、その人について色々と知ることができる。ここイギリスでは、それぞれの新聞が異なった社会的集団や文化的行動様式を代表しているからだ。 たとえば、「タイムズ」はもともと保守だったが、その後経済的・社会的リベラリズムの代弁者へと自然に移行していった。 某王室メンバー(ケン

    イギリスで一番読まれている新聞「デイリー・メール」は、いかにして“大衆の心”をつかんだのか | ウェブ版の訪問数は「ニューヨーク・タイムズ」を抜いて世界一
    futenrojin
    futenrojin 2021/07/19
    個人的にはザ・サンとタイムズ・オブ・ロンドンのほうが好みなのだけれども、一応デイリー・メールには目を通しておかなければという気持ちになるのも否定できない事実だ。
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