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哲学と仕事に関するfutenrojinのブックマーク (9)

  • 「気力のスイッチは、切らないと入れることはできません」 | 岸見一郎 25歳からの哲学入門

    【今回のお悩み】 「人生に疲れてしまって気力が出ません」 これまで仕事に熱心に取り組んできたのに、突然やる気を失ってしまった。モチベーションを保てなくなってしまったとき、どうしたらいいのでしょうか。哲学者の岸見一郎先生に聞いてみました。 仕事がたくさんあって忙しい毎日を送っていると疲れないわけはなく、もう何もしたくなくなることがあります。それでも、「人生」に疲れるのではありません。「仕事」に疲れるのです。 仕事を辞めれば、疲れは取れるでしょう。しかし、仕事を辞めたら生活していけなくなるので、それは現実的な選択肢にはなりませんが、ひとまず立ち止まるしかありません。気力のスイッチは、切らないと入れることはできません。 「疲れて気力が出ない、どうしたらいいか」と相談したら、誰もが仕事を休んだらいいと助言するでしょう。そんなことはいわれるまでもなく、わかっていると感じるかもしれません。何のためらい

    「気力のスイッチは、切らないと入れることはできません」 | 岸見一郎 25歳からの哲学入門
  • 哲学者が語る「失敗を生かすための条件」と「仕事で自信を育む方法」 | 失敗しても自信を喪失するとは限らない

    「失敗の捉え方」を変えよう ──失敗を生かすための条件といったものはありますか。 第一に、失敗の否認はダメです。自分の失敗を認められなければ、失敗からは学べません。 私は哲学教師として、失敗を認められない学生を多数見てきました。哲学の試験で20点満点中6点という低い評価をつけたときのことです。学生は反抗的な態度をとり、「採点しているのがあのペパンだから、こんないい加減な採点をされたんだ」と言って、自分の答案を見返しませんでした。これが失敗の否認です。これでは失敗を生かせません。 フランスの大企業では、経営陣が会社から追い出されることになっても、高額な手当てをもらって脱出できるゴールデンパラシュートが契約に盛り込まれていることが多いです。要は経営に失敗しても、退職金をちゃんともらえる仕組みになっているわけです。これは失敗の否認が契約に盛り込まれている事例と言えます。 第二に、自分と失敗を分け

    哲学者が語る「失敗を生かすための条件」と「仕事で自信を育む方法」 | 失敗しても自信を喪失するとは限らない
  • フランスの人気哲学者が伝授する「職場で幸せになるのに必要な3つのこと」 | 現代人は「承認欲求」を誤解している

    シャルル・ペパンはフランスの哲学者だ。パリ政治学院とパリ経営大学院を卒業した後、哲学の大学教授資格を取得。哲学を万人にわかりやすく解説するベストセラーを何冊も書いてきた。ベルクソンといった哲学者の言葉だけでなく、サッカー選手のズラタン・イブラヒモビッチの言葉も著作に引用するのが特徴だ。 ペパンの言葉に通底するのは、思考するきっかけを人に与え、人が物事に疑問を持ち、ときには自分の考え方自体にも疑問を持てるようにするところだ。フランスのビジネス誌「クーリエ・カードル」が、ペパンに「仕事で生きる哲学」を聞いた。 ──哲学を学ぶことは、仕事に役立ちますか。 哲学を学ぶと、自分がいまやっていることが何なのかについて考え、その意味を問えるようになります。それは必ずしも仕事にとってプラスではありませんよね。世のなかには意味を見つけるのが難しい仕事が多くありますし、その仕事をする意味を知ったら、「そんな仕

    フランスの人気哲学者が伝授する「職場で幸せになるのに必要な3つのこと」 | 現代人は「承認欲求」を誤解している
  • 新しい「働き方」だけでなく、新しい「余暇の過ごし方」を考えてみよう | リンダ・グラットン「新時代のワーク&ライフ」

    『ワーク・シフト』『LIFE SHIFT──100年時代の人生戦略』の著者リンダ・グラットンが、変化の激しい現代のワーク・ライフ・バランスを論じる連載。 生成AIによる仕事効率アップや働き方改革の影に隠れた、「働き方」と同じくらい重要なこととは? 私たちはそれに充分に向き合えているのだろうか──。 古代ローマ人の「余暇の哲学」 ポンペイに行く人は多いが、ヘルクラネウムを訪れる人は少ない。 ローマ帝国のビーチリゾートだったこの街は、西暦79年のベスビオ山噴火によって、火山灰と火砕流に埋もれてしまった。そのため当時の様子がそのまま残っており、私たちはそこを散策することができる。じっくり遠回りするのがいいだろう。 ガイドが言うように、この街はカントリークラブの特徴をすべて備えている。壮大なプール、リラックスにもってこいの浴場施設、それにきらめく地中海の景色が楽しめるテラス。 目立つ場所には、古代

    新しい「働き方」だけでなく、新しい「余暇の過ごし方」を考えてみよう | リンダ・グラットン「新時代のワーク&ライフ」
  • #02 「働く意味」を考えることで、あなたの毎日は幸せになる | 岸見一郎 25歳からの哲学入門

    アフター5に全力を注ぎ込み、次の週末の予定に頭を巡らせながら1週間をやり過ごす。それでも楽しい休みは一瞬で過ぎ去り、日曜日の夜からだんだん憂になってくる……。 そうやって日々を過ごすこともできるけど、それではあまりにもつらすぎる。この負のサイクルから抜け出すためには、いったいどうしたらいいのか。岸見一郎先生に聞いてみました。 今回は次の相談を取り上げながら、さらに働くことについて考えてみましょう。 「仕事が嫌すぎて、終業後と週末だけが生きがいです。転職するほどのスキルも勇気もありません。これからどうすればよいのでしょうか」 選択肢は三つ この人が何ができるかを考えてみましょう。相談者はこれからどうすればよいのかとたずねているので、現状に満足しているわけではないことはわかります。選択肢は三つです。 一つは、現状に不満なのであれば、転職することです。「転職するほどのスキルも勇気もありません」

    #02 「働く意味」を考えることで、あなたの毎日は幸せになる | 岸見一郎 25歳からの哲学入門
  • #76 仕事が嫌でも、その「すべて」をやりたくないわけではないはずです | 岸見一郎 25歳からの哲学入門

    今回のお悩み 「やりたくない仕事にどうやって向き合えばいいでしょうか」 希望した会社に入っても、念願の職種に就けたとしても、そのなかで「やりたくない仕事」というのは多かれ少なかれ、誰にでもあるでしょう。憂な気分になってしまうタスクに対して、どうやって折り合いをつけたらいいのか。 哲学者の岸見一郎先生に聞いてみました。 「やりたくない仕事はしない」というのが一番簡単です。しかし、こんなことをいうと、やりたくない仕事であってもしなければ生活できないという人は多いです。 実際その通りなのですが、最初から身も蓋もない話をしてしまうと、「この仕事はやりたくない」と思ったとき、その「やりたくない」という思いは、少なくとも「積極的にはこの仕事をしないでおこう」と決心するために作り出しているのです。 けれど、そんなふうに「やりたいくない、でも仕事をしないと生きていけない」と思って一日の大半を過ごすのは辛

    #76 仕事が嫌でも、その「すべて」をやりたくないわけではないはずです | 岸見一郎 25歳からの哲学入門
  • #79 常に新しい工夫をしていれば、「今の仕事には将来性がない」と思い煩う必要はない | 岸見一郎 25歳からの哲学入門

    今回のお悩み 「自分が好きだと思える仕事についています。けれど、将来性がないので今後どうしていくべきなのか悩みます」 テクノロジーが目覚ましい発展を遂げるなか、自分の仕事がいつまで存在するのか、このまま稼いでいくことができるのか、不安になることがあるかもしれません。 哲学者の岸見一郎先生に、そんな将来の悩みを聞いてもらいました。 職場も職種も変わらないとしても、仕事の内実が十年一日まったく変わらないということはありません。仕事の仕方は日に日に変わっているはずです。正確にいえば、変えていっているのです。何も変わらないという人がいれば、仕事に取り組む姿勢にどこか改善の余地があります。 今は仕事でキーボードを打つ人は多いでしょうが、いつまでも上達しない人はいます。速く打てるようになるためには練習するしかありませんが、もっともらしい理由をつけて練習しないのです。 音声入力ができるようになれば、キー

    #79 常に新しい工夫をしていれば、「今の仕事には将来性がない」と思い煩う必要はない | 岸見一郎 25歳からの哲学入門
  • #03 「怖い上司はあなたが作り出している」 | 岸見一郎 25歳からの哲学入門

    仕事が遅い」とどなられて、「あれはどうなっているんだ」とつめられて、挙句の果てには「当に使えないやつだな」と人前でなじられる……。こんな会社に入ったつもりじゃなかった。こんな上司さえいなければ、もっと仕事もやりやすいのに。 こんな経験をしたことがある人は、実は少なくないのでは? “教育”という名のもとに、部下をどなり散らす上司への対処法を、岸見一郎先生に教えてもらいましょう。 今回は次の相談を取り上げながら、働くことについて考えてみましょう。 「私がやることにいちいち嫌みをいったり、どなったりする上司に耐えられません」 嫌みをいったり、どなったりする上司に耐えられる人はいないでしょうが、「なぜ上司がそのような態度を取るのか」また、部下のほうも「そのような上司と接するときになぜ耐えがたいと思うのか」を考えてみなければなりません。 ここでの「なぜ」というのは、目的のことです。 まず、上司

    #03 「怖い上司はあなたが作り出している」 | 岸見一郎 25歳からの哲学入門
  • #72 仕事で「行き詰まった」と感じるのは、仕事を投げ出すためです | 岸見一郎 25歳からの哲学入門

    【今回のお悩み】 「仕事で行き詰まっています。どうしたらいいですか?」 仕事でうまくいかない、思うような結果がでない──そんなフラストレーションに苦しんだ経験は、誰にでもあるはずです。そうした時期を、どうやって乗り切ればいいのか。 哲学者の岸見一郎先生にアドバイスしてもらいます。 仕事をしていて行き詰まった経験をしたことがない人はいないのではないかと思いますが、「必ず」行き詰まるかといえばそうではありません。 「仕事」の始めと終わりを自分で決めることができるのであれば、行き詰まることはないでしょう。たとえばを読む場合、面白くなければ、ただを閉じればいいのです。しかし、そのを読んでレポートを書かないといけないのであれば、面白くないからといって途中で投げ出すわけにはいきません。 また、その仕事も嫌になればやめられたらいいのですが、何か縛りや強制があって、仕事をやめるという選択肢が事実上な

    #72 仕事で「行き詰まった」と感じるのは、仕事を投げ出すためです | 岸見一郎 25歳からの哲学入門
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