NHK「おはよう日本」の異変 「地震があったら何はともあれNHKをつける」 地震に限らず、災害や大事件・大事故の折にはまずNHKを見るという行動習慣が染み付いた方は、きっと多いでしょう。緊急報道はNHKの看板商品ですが、そのクオリティがこの1年間に急激に低下しています。 特に顕著なのは「おはよう日本」です。8月17日(木)の放送では、和歌山から上陸した台風7号が全国で豪雨災害をもたらしている最中だったにも関わらず、現在進行形の災害の報道はほとんど扱われませんでした。 代わりに放送されたのは、豪雨災害とセットにするのはご法度の“水のアクティビティ”。レッドブル・クリフダイビング・ワールドシリーズという、宮崎の観光地で行われた飛び込み大会の宣伝色が強いVTRでした。これは、NHK内では「ヒマネタ」と呼ばれる類の緊急性の低いニュースで、以前なら災害時には放送を取りやめて延期するのが当然でした。