7月3日に、主演のトム・クルーズの60歳の誕生日を祝って、TOHOシネマズ日比谷(東京・千代田区)にて「バースデーイベント」が行われた。 同日86歳の誕生日を迎えたのが、字幕翻訳者の戸田奈津子だ。 30年以上にわたってトムの来日時に逐次通訳を務め、数々の映画の字幕翻訳を手掛けてきた“第一人者”。そんな戸田に、『トップガン マーヴェリック』字幕の肝、今年来日時のトム・クルーズにあえて言った<お願い>、今の映画界に思うこと、そして自身の“新たな展開”について、ロングインタビューでお届けする。 ――『トップガン マーヴェリック』は、第1作を見た映画ファンはもちろん、若い世代も大勢映画館に来ていますね。 戸田奈津子(以下、戸田) はい、若い方たちが受け入れてすごく熱狂しているのを見て、それはまさにトムが狙っていたことですから、本当に彼に「おめでとう! よく頑張ったね」と言いたいです。 ここまでくる
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