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ブックマーク / rollingstonejapan.com (9)

  • ブライアン・イーノとジャズの関係とは? 鬼才たちと実践した「非歓迎ジャズ」を再検証 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

    ブライアン・イーノ、ホルガー・シューカイ(CAN)、J・ペーター・シュヴァルムが四半世紀前に繰り広げた即興ライブが、発掘音源『Sushi. Roti. Reibekuchen』(スシ、ロティ、ライベクーヘン)としてリリースされた。当時のイーノが実践していた「非歓迎ジャズ」を今こそ再検証すべく、音楽評論家の柴崎祐二に解説してもらった。 1998年8月27日。世代の異なる三人の鬼才=ブライアン・イーノ、ホルガー・シューカイ、J.ピーター・シュワルムがドイツ・ボン市の美術展示館の屋外スペースに集い、一回限りのインプロヴィゼーション・ライブを行った。そのパフォーマンスが行われたイベント「Sushi! Roti! Reibekuchen!」は、イーノによるマルチメディア・インスタレーション「フューチャー・ライト・ラウンジ・プロポーザル」展のオープニング・パーティーとして催されたもので、タイトルの通り

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  • 「黒人のリズム感」みたいな幻想は百害あって一利なしなのでもう手放したほうがいい | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

    著者のイブラム・X・ケンディはクイーンズ・ジャマイカ地区出身のアフリカアメリカ人。現在はボストン大学アンチレイシスト・リサーチ・センター所長だそうです。いちど日語で読んでしまえば難易度が下がるので原書でもちまちま読みましたよ。 中年ミュージシャンのNY通信。音楽メディアでは「黒いグルーヴ」みたいな表現が長らくクリシェ化してましたが、それってどうなの?というのが今回のお話。オスカー授賞式で浮上した差別疑惑の件も然り。筆者もいろいろ思うところがあるようで……。 コロナ禍2年目のこと、私は1冊の、『アンチレイシストであるためには』と出会った。いまだに私は英語を読むのに日語の100倍くらい時間がかかるし消耗するので、2020年にベストセラーになっているのは横目で眺めながら、翌21年に邦訳が出て、それでようやく読んだわけだ。 このには、私がそれまで読んだ差別にまつわる書物とはっきり異な

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  • 評論家・能地祐子と読み解く、大滝詠一作品40周年バージョン | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

    音楽評論家・田家秀樹が毎月一つのテーマを設定し毎週放送してきた「J-POP LEGEND FORUM」が10年目を迎えた2023年4月、「J-POP LEGEND CAFE」として生まれ変わりリスタート。1カ月1特集という従来のスタイルに捕らわれず自由な特集形式で表舞台だけでなく舞台裏や市井の存在までさまざまな日音楽界の伝説的な存在に迫る。 2024年3月の特集は、「大滝詠一」。アルバム『EACH TIME』40周年。1984年3月21日に発売されたオリジナルの40周年バージョンが3月21日に発売される。同作と既に発売になっている『大滝詠一 NOVELTY SONG BOOK / NIAGARA ONDO BOOK』の2作を1カ月に渡り掘り下げていく。 田家:こんばんは。FM COCOLO 「J-POP LEGEND CAFE」マスター・田家秀樹です。今流れているのは大滝詠一さんのアル

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  • ブラーのデーモン・アルバーンが語る復帰作に込めた思い、サマソニと日本での記憶 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

    ブラーのデーモン・アルバーン、2023年6月のPrimavera Soundにて(Photo by Xavi Torrent/Redferns) ブラー(blur)が日7月21日、約8年ぶりとなる最新アルバム『The Ballad Of Darren』をリリースした。Rolling Stone Japanでは中心人物であるデーモン・アルバーンの単独ロング・インタビューを実施。復帰作に込めた思い、今夏にヘッドライナーを務めるサマーソニックへの出演について語ってもらった。聞き手は音楽評論家・岡村詩野。 やはりイギリスには…いや今の現場にはブラーが必要だ。ニュー・アルバム『The Ballad Of Darren』を聴けば、おそらく誰もがそう感じるのではないだろうか。それは、彼らがやはり世界に誇るポップ・バンドであることをこのアルバムで見事に証明してくれたから。そして、ポップ・ミュージックとは

    ブラーのデーモン・アルバーンが語る復帰作に込めた思い、サマソニと日本での記憶 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
  • 米銃乱射事件で注目集める「大きいお友達」の極右過激派たち | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

    マイリトルポニーのぬいぐるみを頭に乗せた男性。(Photo by Andrew Caballero-Reynolds/AFP/Getty Images) 米物流大手フェデックス施設で4月15日に発生した銃乱射事件。インディアナ州にあるフェデックスの倉庫で男が銃を乱射し、8人が死亡。容疑者は元従業員の男(19歳)で、現場で自殺した。事件の後、ウォール・ストリート・ジャーナル紙はFacebookが配布した内部メモを引用して、男が子供向けアニメシリーズ『マイリトルポニー~トモダチは魔法~』への熱い想いを語る場としてFacebookアカウントを使っていた、と報じた。この番組を好む成人男性ファンはしばしば「ブロニー」と呼ばれている。 メモではすぐに、ブロニーカルチャーと事件の関連性を示すものは何もないと否定されているものの、犯人は犯行におよぶ1時間前に、アニメに登場する黄褐色のキャラクター、アップル

    米銃乱射事件で注目集める「大きいお友達」の極右過激派たち | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
  • 甲本ヒロトが語る成功の考え方、さかなクンとの交流からアントニオ猪木への想い | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

    ザ・クロマニヨンズが16枚目のオリジナルアルバム『MOUNTAIN BANANA』を2023年1月18日に発売する。冒頭から強烈なビートによる「ランラン」「暴走ジェリーロック」「ズボン」が続き、「カマキリ階段部長」「でんでんむし」「一反木綿」と気になるワードをテーマにメロウだったりフォーキーだったりと変化球で聴かせ、後半はマイナー調でシリアスさも感じさせる等、怒涛の展開で「何だかわからないけど、カッコイイし面白い!」という曲が詰まった傑作だ。 今作について、ボーカルの甲ヒロトにインタビューを行った。アルバムについての取材ではあるものの、きっと彼はいつもと変わらないはず。。そこで今回は、アルバムのことのみならず、先行シングル「イノチノマーチ」でジャケットイラストを手掛けたさかなクンとの交流や、デビュー前のバイト先「珉亭」での松重豊との知られざるエピソード、新曲をメンバーに発表するときの方法

    甲本ヒロトが語る成功の考え方、さかなクンとの交流からアントニオ猪木への想い | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
  • ルイス・コールが明かす、超人ミュージシャンが「理想のサウンド」を生み出すための闘い | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

    ルイス・コール(Louis Cole)の音楽は、ノウワー(Knower)での活動がメインだった初期からポップで尖っていて、日でも一部で話題となった2013年のソロ作『Album 2』の頃から、奇妙なのにキャッチ―な作風はずっと一貫している。Brainfeederと契約した2018年の前作『TIME』でいくらか洗練されたが、エキセントリックな奇才という印象は今も変わらない。 彼の音楽がここまでの影響力をもつようになるとは正直思わなかったが、例えばドミ&JD・ベックの話題となったデビューアルバム『NOT TiGHT』は、明らかに「ルイス・コール(とサンダーキャット)以降)」を感じさせるものだ。ここ日でも、多くのミュージシャンがルイスに賛辞を送っている。そういう意味でも、次の一手には大きな注目が集まっていた。 最新作『Quality Over Opinion』は、肩の力が抜けた素晴らしいアル

    ルイス・コールが明かす、超人ミュージシャンが「理想のサウンド」を生み出すための闘い | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
  • ロバート・グラスパー『Black Radio III』絶対に知っておくべき5つのポイント | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

    ロバート・グラスパーの最新作『Black Radio III』をより深く味わうために、「Jazz The New Chapter」シリーズで知られるジャズ評論家の柳樂光隆が監修した「ロバート・グラスパー相関図」が先ごろ公開。ここでは独自のプレイリストも交えつつ、柳樂にグラスパーの歩みと影響力について解説してもらった。 1. 「ゲームチェンジャー」としてのロバート・グラスパー 21世紀のジャズというより、今日までにおけるライブ・ミュージックの領域において、ロバート・グラスパーが果たした貢献はとてつもなく大きい。 「ジャズとヒップホップ/R&Bを融合した」と評されがちだが、幼少期にゴスペルから出発して、高校〜大学でジャズを学び、同時にヒップホップ/R&Bのセッションにも顔を出してきたグラスパーは、そもそもジャンルが分かれているという意識が極めて希薄だ。さらにグラスパーが特別だったのは、それぞれ

    ロバート・グラスパー『Black Radio III』絶対に知っておくべき5つのポイント | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
  • スクエアプッシャーの超ベーシスト論 ジャコからメタリカまで影響源も大いに語る | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

    スクエアプッシャーことトム・ジェンキンソンのデビュー作『Feed Me Weird Things』がリリース25周年を迎えた。1996年にエイフェックス・ツインことリチャード・D・ジェイムスによるレーベル、Rephlexよりリリースされた作は革新的だった。高速で複雑なドラムンベースのビートに耳を奪われるが、そこに生演奏のエレクトリック・ベースを併せたサウンドは今でも唯一無二だ。 ここでのトム・ジェンキンソン自身のベーシストとしての存在感はすさまじいものがある。単純にテクニックが尋常ではないのだ。それがビートとオーガニックに組み合わされている。スクエアプッシャーの作品を改めて聴き直してみると、ループのビートの上で即興演奏しているレイヤー的な作りではなく、それぞれの楽器が有機的に絡み合っていて、セッション的な作りになっている。恐ろしいことにそれはデビュー作の時点で完成されていた。今から25年

    スクエアプッシャーの超ベーシスト論 ジャコからメタリカまで影響源も大いに語る | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
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