東芝は2011年6月15日に開催した新製品発表会で、待機時の消費電力がほぼ0Wとなる液晶テレビとBlu-ray Discレコーダーを開発中であることを明らかにした。2011年度中の製品化を計画する。 開発中の製品は、「ecoチップ」と呼ぶ半導体のみをキャパシタに充電した電力で駆動させることで、待機電力をほぼ0Wとするもの。AC電源と本体内部の電源回路の間に機械式リレーを搭載し、ecoチップがそのオン/オフ制御を担う。待機時には、機械式リレーをオフにしてACプラグを抜いた時と同じ状態を実現する。一方、待機時にリモコンの電波を受信した際には、ecoチップが機械式リレーをオンにして電源回路への電力供給を再開する仕組みだ。ecoチップの消費電力は、150μWを目標に開発を進めているという。 約12時間待機時間が続くと、キャパシタを充電するためにecoチップが機械式リレーをオンにして電源回路が動作す