2017年も残すところあとわずか。今年の大型IT投資として注目されるのが、コンビニエンスストア大手3社のPOS(販売時点情報管理)レジ刷新である。 ファミリーマートが2017年7月から、セブン-イレブン・ジャパンが10月から、ローソンが11月から順次レジの置き換えを進めている。店頭で変化に気づいた人もいるかもしれない。
「このふざけた劇場へ、ようこそ」 世に映画館は数あれど、立川シネマシティほどぶっちぎりで面白い劇場も少ないのではないか。大手のように巨大な資本もなく、都心から離れた立川にある。しかしながら観客動員数では大都市の大手を超えることもある。なぜか。 成功の理由は、資本力がなくとも、常に時代の先を読み、アイデア一発で映画館の可能性を広げてきた柔軟な実行力にあるのである。 本日は若き仕掛け人、遠山武志企画室長の話をお届けしたい。1975年生まれ、39歳。類まれなアイデアセンスは映画ファンならずとも発見があるはずだ。 あらかじめ謝っておくと、本記事は普通の雑誌新聞でも珍しい1万字、ショートコンテンツ時代に全力で逆行した厚い記事となっている。スマホでお読みいただくのはしのびないが、お許しいただきたく頭を下げる次第である。 マッドマックスのために数百万円 さて話は冒頭の言葉から始まる。 これは公開中の映画
スマホやソーシャル、動画などがさらに盛り上がるだろう2015年のメディアづくりに向けて、そのヒントになるようなデータを10個紹介します。調査の規模や手法は異なるものですが、メディア環境の傾向や側面を捉えることができるかと思います。 1. PC/スマホのネット、アプリ利用者の増減 (出典:ニールセン) PCとスマホでのネット利用者に関しては、PCが5200万人、スマホが4260万人ほどとなっています。PCは利用者が8%減った一方で、スマホについては34%も増加。PCとスマホで、YahooとGoogleの順位が変わっているのも情味深いです。 また、スアホアプリをみると、月間3000万人以上のユーザーが利用するLINEが圧倒的です。昨年比でも46%と、ほぼ2倍になっています。Googleのアプリが強いこともわかりますね。 アナリストの方によれば、16歳~49歳に世代を絞ると、スマホの普及率は70
今週火曜日の夜、上海の自宅でネットのニュース動画を見ていたら、安倍首相が街頭演説で、「外国の企業がいよいよ日本に投資し始めた。あのアップルが最先端の研究開発を日本ですることを決めた」と述べ、これも円安の効果で、今後、外資の日本投資がさらに増えるとして、アベノミクスの成果を強調していた。その後に行われたアップルの発表によると、来年、横浜に研究開発の拠点を設けるとのことだ。 そのアップル、製品の製造は上海やその近辺で行っているものが多い。アップルが自前で工場を持たず、EMS(電子機器受託製造サービス)と呼ばれる業態の企業に製造を委託していることについては、日経ビジネスの読者ならよくご存知だと思う。 昨今、中国からタイ、ベトナム、インドネシアなど東南アジアに生産拠点をシフトする動きが出ている。ただ、アップルがここ数年、毎年発表するようになった前年のサプライヤーリストで公表している通り、製品の最終
「2.5%だってさ」 居酒屋で鍋をつついていた。大手メーカーで企画開発をしている彼は、どこか投げやりな口調だった。 「何が?」 「イノベーターと呼ばれる人の割合だよ」 「ああ、『イノベーター理論』の」 マーケティング理論の1つだ。新製品を世に出すと、まずは「新しいもの好き」な消費者が飛びつく。彼らを〈イノベーター〉と呼び、全消費者の2.5%だと言われている。 「だけど、これって多すぎると思わないか」彼はビールジョッキを置いた。「たとえば潜在的に100万人の需要が見込める市場に向けた製品なら、最低でも2万5000人は買うことになるだろ」 「単価4,000円の製品なら、それだけで1億円の売上だよね」 「どう考えても楽観的すぎる。モノを作って、定常的なプロモーションをするだけで、そんなにたくさんの消費者が飛びつくなんて……今の日本ではありえないよ」 わずか10年前と比べても、モノを売りづらくなっ
「赤くて元気な男の子が板橋区の住宅地をジャックしているらしい…」 ある日ルーミー編集部に謎めいたウワサが届きました。 よくよく聞くと西友・蓮根坂下店のオープンにともなって、大規模なアンビエント広告が展開されているとのこと。アンビエント広告とは、街のあらゆるスペースを活用して広告を掲出する、いま注目の広告手法です。 なるほど、超エリア特化型のプロモーションということですね。うーん、気になる! ということで、この目で確かめに行ってきました。 さて、着きましたよ。東京板橋区は蓮根駅。どこか懐かしい空気が漂う和やかな住宅エリアです。ファミリー層が多く、最近では複数のマンションの建設が進み人口が増加の傾向にあるとか。 駅から出てみると… 目に飛び込んできたメッセージと赤いキューブのキャラクター。マンションの壁面にどーんと登場です。 赤くて元気な男の子の正体は彼ですね? ちなみに後から調べたところによ
日本のスーパーは遅れている? 客のデータを分析しなければいけない:仕事をしたら“客の迷い”が見えてきた(後編)(1/5 ページ) 仕事をしたら“客の迷い”が見えてきた: とあるコンビニでのこと。デザイン会社で勤める田中健作さん(仮名、30代)は、商品を購入する際、いつも“迷って”いるという「うーん、今日のお昼ご飯どれにしようかな……」。棚に並んでいる唐揚弁当を手にして、「おいそうだな……。でも最近、肉ばかり食べているから、今日は魚にしよう」。ということで、唐揚弁当を元に戻し、シャケ弁当を手にする。 弁当だけではなく、飲料でも同じように迷う。「新商品のお茶にしようかな。それともいつものやつにしようかな」といった感じで。そんなこんなで悩んだ挙句、ようやくレジへ。 田中さんはコンビニに10分ほど滞在したが、店側に残るデータはこれだけ。「30代、男性、シャケ弁当、ペットボトルのお茶を購入」――。彼
なぜ歯ブラシを買うのに迷うのか? 客の行動を分析して、分かったこと:仕事をしたら“客の迷い”が見えてきた(前編)(1/6 ページ) とあるコンビニでのこと。デザイン会社で勤める田中健作さん(仮名、30代)は、商品を購入する際、いつも“迷って”いるという「うーん、今日のお昼ご飯どれにしようかな……」。棚に並んでいる唐揚弁当を手にして、「おいしそうだな……。でも最近、肉ばかり食べているから、今日は魚にしよう」。ということで、唐揚弁当を元に戻し、シャケ弁当を手にする。 弁当だけではなく、飲料でも同じように迷う。「新商品のお茶にしようかな。それともいつものやつにしようかな」といった感じで。そんなこんなで悩んだ挙句、ようやくレジへ。 田中さんはコンビニに10分ほど滞在したが、店側に残るデータはこれだけ。「30代、男性、シャケ弁当、ペットボトルのお茶を購入」――。彼のように「これにしようか、いやあれに
100を超えるタイトル数で圧倒的な存在感を誇る「地球の歩き方」、JTBのネットワークとフットワークを生かしたムック版の「るるぶ」、実業之日本社の老舗ブランド「ブルーガイド」。手強い競合相手がひしめきあうガイドブック市場に地殻変動が起きている。 変革の主は昭文社の「ことりっぷ」シリーズだ。ターゲットを「女子」に絞り込み、2008年に国内旅行のガイドブックから刊行をスタート。2009年からは海外旅行版も追加して、すでに累計販売部数は800万部に達した。熱心なファンの多さは、自治体やメーカーからも注目の的だ。昭文社にとっても「ことりっぷ」は看板シリーズであり、もはや屋台骨と言ってもいい。 多種多様なガイドブックが乱立し、もはや新しい切り口などない、と思われていたガイドブック業界に激変を与え、数々の追随シリーズを生み、「女子旅」という言葉を普及させた「ことりっぷ」。その始まりは、入社以来ずっと海外
そんなところに今週、元従業員がネットで勤務先の悪口を書いて注目を集めた飲食店のニュースが広がりました。よくある話と思いきや、実はこのお店、たいへんユニークな発想で注目されている飲食店だったのです。 ひょっとしたら「何か考えろ」と言われて悩んでいる人たち、新しいアイデアを探している人たちのヒントになるかも? ということで、今回はそんなお店から学ぶ発想のコツと教訓について、いつものようにネット動画を見ながら考えてみたいと思います。 ネット動画はアイデアの宝庫。それでは今週もいってみましょう。 「体に悪い」をウリにする飲食店 「私は9000カロリーのハンバーガーや乳脂肪のミルクシェークなどを提供し、体重350ポンド(158.76キロ)以上なら食事無料を宣伝文句にしている店の元店員です。病院をモチーフにしたレストランで、店内で客は患者のようにガウンを着て食事をし、食べ残すと看護婦に扮した店員に木の
『新しい市場のつくりかた』、 とても面白く読ませていただきました。 最初にうちの乗組員のシノダが読んで、 「とにかくものすごく面白かった」と。 それで、ぼくや社内の他のみんなも読んで。 読ませていただいて、 三宅先生が書かれていらっしゃることと、 糸井がふだん言っている話が シンクロしていてびっくりしたんです。 「わ、こんなかたちで まとめていらっしゃる方がいるんだ」 と思って、読んだ次の日すぐに、 糸井やほかの乗組員たちにすすめたんです。 それでみんなも読んで 「たしかにつながってる。面白い」と。
2020年のオリンピック・パラリンピック開催地が東京に決まった。 スペイン・マドリード、トルコ・イスタンブールとの招致合戦の末の勝利に国内は沸き立つ。五輪開催で経済への好影響も期待される。 「今回の招致成功は、日本企業がグローバル市場での勝ちパターンを再認識する機会になる」と解説するのは慶応義塾大学ビジネス・スクールの小幡績准教授。招致レースの際に東京が評価されたのは、「当たり前のことを当たり前にできる」能力。それを企業も一層磨いてアピールすべきだと説く。 2020年のオリンピック・パラリンピック開催地が東京に決まりました。この招致成功は、日本企業にグローバル市場での勝ちパターンを再認識させる契機になると思います。 東京が五輪招致に成功した決め手は何だったでしょうか。 安心・安全な街であるという都市としての魅力のほか、計画したことを予定通りに実行・運営できるという、いわば「当たり前のこと」
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馬場:僕は澤本さんに本当にお世話になっていまして。僕が無理を言って澤本さんに映画の脚本をお願いして、その打ち合わせで、この3年間ぐらいずっと会い続けているんですよね。 澤本:すみません、私のせいで長く引っ張っております。(最初から恐縮モード) その映画はいつごろ公開予定なんですか? 馬場:……まあ、再来年ぐらいじゃないですかね。 あ、完全に澤本さん次第、ということなんですね。 馬場:はい。僕はコンビニのレジの前でお待ちしている状況です。 澤本:いえ、もう、申し訳ないです、本当に……。(どんどん声が小さくなる) 馬場:このコンビニが忙しいことはよーく分かりました(笑)。 そんな中、対談を引き受けてくださり、どうもありがとうございます。 澤本:実は、「日経ビジネスオンライン」の編集部から、ホイチョイ・プロダクションズの馬場康夫さんとの対談はどうですか? と薦められていたんですが、僕がお断りして
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