アルミボディは素材自体ではなく構造で強度を出す クルマのボディは、大多数がスチールを使用していますね。産業革命は1700年代中盤から1800年代にかけて起こりましたが、その大きな推進役となったのは製鉄の工業化で、人類は鉄製品によって高度な文明を獲得したといっていいでしょう。そもそも鉄はそれ以前から硬くて便利な人間の道具として使われてきて、長い歴史を共に過ごしてきました。だから人間は鉄の加工技術を数多く習得しただけでなく、感触や硬さを身をもって知っているのだと思います。 アルミボディ画像はこちら それに対してアルミボディは圧倒的な少数派です。日本車でいえばホンダNSXくらいです。採用されない理由は生産コストが高くなることで、まず素材としてのアルミを生産するときに大量の電力を必要とします。そしてアルミボディを組み立てていくとき、さらにコストがかかります。それは工程に時間が必要だからなんですね。
![アルミボディのクルマは長年乗っても傷まないのはなぜ?](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/7997f56b1ca96cfcfa892a5f32f27957c5fdc7a5/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.webcartop.jp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2018%2F02%2Fam_ns0112020.jpg)