昨年のJ1最終節で退場処分を受け、計3試合の出場停止となったレアンドロ・ドミンゲス。天皇杯は準決勝まで出場できなかったが、決勝では両チーム最多のシュート5本を放つなど攻撃を牽引し、優勝に大きく貢献した。 2012年12月3日のJリーグアウォーズにおいて、こんな場面があった。 表彰式終了後のミックスゾーンで、柏レイソルのレアンドロ・ドミンゲスに「2012年のJリーグのレベルはどう感じましたか?」と質問したときのことだ。この前年度MVPのブラジル人MFは、表情を引き締めて力強く言った。 「Jリーグのレベルは毎年上がっている。上位と下位が試合をしても、どちらが勝つかわからず、簡単なゲームはひとつもない。ただし、ゲームのレベルが上がっている一方で、審判のレベルが上がっていない。選手も頑張るから、審判にも頑張って向上してほしいと思う」 お祭りムードのミックスゾーンに一瞬にして緊張感が走った。いったい
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