グーグルという会社はギーク(エンジニア)が一級市民で、スーツ(ビジネスパーソン)は二級市民と言えるほど、エンジニア優位の文化を持った会社である。グーグルは、その思想を、これほどの大きな会社になってまでも維持している稀有な会社だ。 ・・・<中略> 戦略においても組織論においても、他社とは全く異なる世界観で競争が行なわれている グーグルは「次の大ヒット」を生み出せるのか 梅田さんはGoogleは他社とは異なる世界観で経営をしていると強調されている。 この世界観の違いが何に起因しているのかと言うと、私はずばり「資本」というものの捉え方の違いにあると考える。 資本とは、「生産活動を行う元手になるもののこと」。 資本の代表として「お金」がある。従業員の給与を払うにも、研究開発をするにも、設備投資をするにも、手元に「お金」がなければ何もできない。 なので、典型的なアメリカ型資本主義経済では、元手として
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