大阪府大東市内にある土俵では、訪日客向けの相撲体験プログラムを提供している=4月12日、大阪府大東市の地域交流施設「アクティブ・スクウェア・大東」(田村慶子撮影) インバウンド(訪日客)の間で相撲人気が高まっている。勝敗を争うスポーツでありながら「古事記」に登場する神話に起源を持つ相撲。日本固有の伝統や文化に興味を持つ欧米客らを対象にした、体験型サービスの注目コンテンツとなった。大阪でも相撲ショーを楽しめるホールが5月、新たに開業し、旅行会社の観戦ツアーも完売が続出している。 「相撲を生で見たのは初めて。準備運動や作法、作戦の意味をより深く知ることができた。機会があればまた見たい」 米国からの訪日客、ローラ・コントレラスさん(47)と息子のアントニーさん(17)は大阪府大東市にある土俵でアマチュア力士が取る相撲を英語の解説付きで観戦し、満足げに話した。 大阪観光局が令和元年から一般社団法人