【カテゴリー:アート report】 (2010/08/02) 映画『インセプション』(http://wwws.warnerbros.co.jp/inception/mainsite/)を観る。イマイチだったが、語るにはもってこいの作品である(以下、ものすごい勢いでネタバレ)。 僕の感想を話す前に、7月28日にロフトプラスワンにて行われた『町山智浩帰国トークライブ』の内容に軽く触れておく。 町山氏は、インセプションが参照しているだろう先行作品として『マトリックス』『ラストタンゴ・イン・パリ』『惑星ソラリス』を挙げた。特に『ラスト~』との繋がりは強い、と。 エレン・ペイジ演じるアリアドネが、ディカプリオ演じるコブから夢の設計を教わる場面で出てくる橋が、『ラスト~』に登場する橋だという。『ラスト~』において、この橋は妻が自殺した橋であり、映画冒頭でマーロン・ブランド演じる主人公の男は橋をふらつ