以下の文章は、先日の「世界メディア芸術コンベンション」第1日目(2月16日)の最初に行った基調講演「雑種・混交性と批評の再生可能性」の原稿です。 この「メディア芸術コンベンション」は2011年の第1回以来、今回で3回目を迎えます。わたしはその第1回目から座長として企画立案を担当してまいりました。この仕事自体は、たしかに文化庁からの依頼を受けて始めたものですが、会議の内容や方向性に関しては、国からの指示や指導といったことは(私自身が意外に感じたほど)何もありませんでした。したがって、この会議の内容と方向性に関しては、わたしが最終的な責任を負っているということになります。 今回はじめて参加されている方もいらっしゃると思いますので、この会議のそもそもの成り立ちと位置付けについて、改めて確認するところからはじめたいと思います。この会議は、文化庁が過去15年にわたって開催してきた「メディア芸術祭」と
ダイバーさんがLGBTの職場環境についてアンケートをまとめていて、その中でちょっと気になることがあったので、実際に大手の保険組合3法人に聞いてみました。 @hibari_to_sora 情報ありがとうございます。性別の「裏面参照」記載ですが、国保に通知が出ていると同時に、企業の健康保険組合にも事務連絡がいっており、同様の取扱になっております。ご参考まで。 — 虹色ダイバーシティさん (@nijidiversity) 2013年2月17日 大手保険組合3法人(T、S、I)に聞いてみた。戸籍を変更していない人が保険証の性別記載の変更を求めてきたらどうする? (1)性同一性障害は知ってますか? T・知っている S・知っている I・知っている (2)戸籍を変えてない人が保険証の性別表記の変更はできる? T・原則、戸籍性。変えられない。 S・戸籍性、変えられない。戸籍を変えれば、性別表記は
トランスジェンダーでアクティヴィストのアニカ・ペネロペさんという方が、「性別移行(トランジション)の前に知っておきたかった10のこと」という興味深い記事を書いています。 詳細は以下。 Annika Penelope: 10 Things I Wish I'd Known When I Started My Transition ペネロペさんが性別移行にとりかかったのは2年前。トランスジェンダーとしてカミングアウトしたのは、その2ヵ月前です。彼女はカミングアウトからホルモン治療を始めるまでのあいだに本や動画で知識を集めたり、ホルモン剤について調べたりしたとのこと。にもかかわらず、性別移行についても、女性として扱われることについても、「まったく準備できていなかった」ことがたくさんあったんだそうです。その経験から彼女がまとめたのが、「性別移行の前に知っておきたかった10のこと」というリスト。面白
ジュリアン・アサンジとインフォ・ヘイブンの可能性 February 19, 2013 op-ed / commentary authorjunichi ikeda share tweet WikiLeaksの中核人物として世界中の注目を集めたジュリアン・アサンジが祖国オーストラリアで、上院議員に出馬する動きがあるらしい。 Media report: Assange seeking Australian senate seat as a defense against criminal prosecution 【Washington Post: February 18, 2013】 上院選の出馬自体は、議員になることによって現在、アメリカの司法省(要するにFBI)I)から刑事事件として立件されようとしている事態を避けようとしているからだという。 つまり、一国の議員を他国の司法当局が拘束する動
ハーモニー・コリンの新作映画『スプリング・ブレイカーズ』が、6月15日から東京・渋谷のシネマライズ、TOHOシネマズ 六本木ヒルズ、新宿バルト9、ワーナー・マイカル・シネマズ板橋、川崎チネチッタほか全国で公開される。 ハーモニー・コリン監督にとって2009年の『Trash Humpers』以来の長編作品となる同作は、刺激を求める女性たちの姿をポップかつスタイリッシュに描いた作品。退屈な大学生活にうんざりしているブリット、キャンディ、コティ、フェイスの4人は、春休みにフロリダ旅行に出かける計画で盛り上がり、強盗で資金を作って旅に出るが、「エイリアン」と名乗る謎の男と出会ったことで大きく運命が変わっていく。 女子大生たちを演じるのは、ヴァネッサ・ハジェンズ、セレーナ・ゴメス、アシュリー・ベンソン、さらにハーモニー・コリン監督の妻であるレイチェル・コリン。エイリアン役には、『オズ はじまりの戦い
小林恭子『英国メディア史』(中公選書、2011)を読んだ。 非常に本格的な英国メディアの通史で、15世紀のキャクストンの印刷事業とか聖書の発行の話から書き起こし(このあたりは軽く触れる程度だけど)、18世紀に定期刊行物が多数発行されるようになってから現在に至るまでのメディアの歴史を集中的にカヴァーしている。一般書なのだがかなり包括的でレベル高いので、これ注とかいっぱいつけて学術書の体裁で出したほうがよかったのでは…と思ったりもするのだが、とりあえず英国史とか報道の歴史に興味ある人は手元に置いておいて損はない本だろうと思う(とくに私が非常に苦手としている18〜19世紀あたりの政治報道の話とか個人的にすごく役に立った)。歴史的なことばかりではなく、ここ数年大問題になってたニュース・オヴ・ザ・ワールドの盗聴スキャンダルなどについては非常に詳しく書いてあるので、最新の英国メディア事情を知りたい人に
遅ればせながら、SheWiredが2013年1月に発表した「10人のもっともホットなブッチ2012」を紹介してみます。キュートなソフトブッチから筋肉もりもりタトゥーばっちりの人まで多岐にわたる、おもしろい特集でした。『グリー・プロジェクト』に登場したあの子も出てくるよ! 元記事は以下。 SheWired - Top 10 Hottest Butches of 2012 1. デボラ・ガーナー 音楽オーディション番組『ザ・ヴォイス』に出演したロックシンガー。番組中で"Boom! I'm gay" (『ばばーん! 私はゲイよ』)と言い放ったことで有名。AfterEllen.comによると、デボラは実はそれまで同性愛者だと名乗ったことがなく、これを言うときにはすごくドキドキしていたのだそうです。 2. ケイティ・スケッチ カナダのインディーズバンドThe Organの元リーダー。現在はVAG H
社会的にも問題視されている、教育現場での「体罰」。なかなか当事者の立場からすると声をあげにくいものですが、こうした体罰被害の情報を匿名で申告・収集することができるサイト「体罰.in」がオープンしました。 「体罰.in」トップページ 作者は「予告.in」の作者としても知られる矢野さとるさん。地域・学校・受けた体罰・教師の担当などの情報を投稿すると、投稿された体罰に対し、利用者がセーフか悪質かを投票できる仕組みです。 ちなみに元ネタは虚構新聞が2月18日に報じた「体罰被害申告サイト『体罰.in』公開 匿名でも通報可能」という嘘ニュース。機能やサイトレイアウトなども虚構新聞が書いていた内容にそっくりで、矢野さんはブログで「気づいたら作ってたw」と振り返っています。 「体罰.in」が公開された、という虚構新聞の嘘ニュース せっかくの嘘ニュースを、1日も経たず現実にしてしまう鬼畜の所行。サイトにはさ
鈴木 「産まれたばかりの子供を抱く母親たちの写真。 しかし、これは子どもと別れるときに写したいわば、子どもとの最後の写真です。」 阿部 「写したのは茨城県のNPO法人。 経済力のなさ、未成年での妊娠などで自分で育てられない女性たちの出産を手助けし、産まれた子どもを養子に出す活動をしています。」 鈴木 「その活動を1か月間取材し、望まない妊娠をした女性たちの姿を追いました。」 夕方6時半。 駅に待っていたのは、23歳の女性でした。 出産を間近に控えながら、産んでも育てられないという女性。 相談を受けたNPO法人の代表が迎えに来ました。 女性を連れて行ったのはNPOが用意した寮です。 NPOでは、部屋を無料で提供し出産までの面倒をみます。 NPO法人 Babyぽけっと 岡田卓子代表 「産んで育てる気持ちにはならなかった?」 代表の岡田卓子(おかだ・たかこ)さんは去年(2012年)、このNP
(゚ー゚*)。oO(ヘイトスピーチをまき散らすだけで、まるで何か世の中の役に立つことをやっている気になっているようなネット弁慶さんたちには、1度でいいから東北へ行ってボランティアでもしてきなよ、と言いたい。かなり本気で言いたい)(1号)
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く