印刷 展示された「マグニチュード9」の作品=東京都新宿区の東京日仏学院 世界的なポップカルチャーを生んだ日本を支援しようと、フランスなど各国の漫画家が東日本大震災を題材にしたイラストを描いた。フランス人編集者がネットで呼びかけたもので、約3千作が集まり、一部が東京・飯田橋の東京日仏学院で展示されている。 編集者のジャンダビッド・モルバンさんは3月11日、東京にいた。揺れと津波の映像に衝撃を受けた。翌日から「何かできないか」と自身のホームページで絵を募ると、フランスやベルギー、アルゼンチンなどからすぐに数百人が応じた。最終的に約3千作が集まり、約250作を作品集「マグニチュード9」としてフランスで刊行した。 うち15作品が東京日仏学院で展示されている。被害を直接描写したものや、廃虚から一本の木が生まれるものなど幅広い。モルバンさんは「マグニチュードは星の輝きを表す指標値でもあります。世