金沢工業大学は再生可能エネルギーで発電した電力を「直流」のまま、効率よく活用するシステムの構築と実証実験に取り組んでいる。キャンパス内の太陽光発電と蓄電設備を設置したコテージで、実際に被験者が生活を行いながら実証を進めているという。 金沢工業大学は、再生可能エネルギーや蓄電池・EV(電気自動車)・水素・熱活用などを組み合わせた電力制御システムを構築する「エネルギーマネジメントプロジェクト」を2018年春に開始した。このプロジェクトでは、再生可能エネルギーを軸にした、エネルギーを地産地消する、地方創生のエネルギーコミュニティモデルの構築を目指している。 このプロジェクトで、現在、再生可能エネルギーで発電した電力を、直流給電のまま供給し、効率よく利用するというエネルギーマネジメントシステムの実証を進めている。金沢工業大学白山麓キャンパス(石川県白山市)にある4つのコテージに、太陽光発電と蓄電設