入管施設の収容者から支援者に送られた手紙のコピー。「医務担当を名乗る男性から『あなたの命、人生、私の手の中にある』と言われた」と訴えている 名古屋出入国在留管理局で収容中に体調不良を訴えたスリランカ人女性ウィシュマ・サンダマリさん=当時(33)=が死亡した問題で、収容中に亡くなる事案が絶えないことに支援団体から批判が上がっている。収容施設は通常は常勤医師が不在のうえ、対応は施設側の裁量に任されるなど医療体制が整っているとは言い難い。収容者との面会活動をしている医師は「医療体制の不備を見直さなければ、また同じことが起きうる」と警鐘を鳴らす。(宮本隆康)