[台北 20日 ロイター] - 電子製品受託世界最大手の台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業は20日、電気自動車(EV)プラットフォーム開発に向けてオランダのNXPセミコンダクターズと提携したと発表した。共同開発の覚書に調印した。 アップルのサプライヤーとして知られる鴻海は近年、EVや半導体に事業分野を拡大。これまでにも米新興EVメーカーのフィスカーやインド資源大手ベダンタなどとの提携を打ち出している。 鴻海は声明で、EV製品の迅速生産とコスト低減ができる「最高の機会」になると表明した。計画ではNXPと協力して10種類強の自動車関連製品を生産するとともに、NXPのプロセッサを利用する次世代EVプラットフォームの開発にすぐに入る。