イスラエルがパレスチナ自治区ガザ地区南端の都市ラファを攻撃していることについて、国連の高官が13日、「大虐殺」につながりかねないと警告を発した。 国連のマーティン・グリフィス事務次長(人道問題担当)は、ガザにいるパレスチナ人はすでに「激しさと残忍さとその範囲において、他に類を見ない攻撃」に苦しんでいるとした。
南アフリカ政府は29日、イスラエルがパレスチナ自治区ガザ地区で「ジェノサイド(大量虐殺)行為」を繰り広げていると主張し、国際司法裁判所(ICJ)に対応を要請した。
画像説明, 死亡したアロン・シャムリズ氏(26)、ヨタム・ハイム氏(28)、サメル・タラルカ氏(22) イスラエル国防軍(IDF)がパレスチナ自治区ガザ地区での作戦で、イスラム組織ハマスに連れ去られたイスラエル人の人質3人を誤って殺害した問題で、当時3人が白い布を掲げていたと、軍関係者が16日に明らかにした。IDFは17日、建物から「SOS」などと書かれた白い布を発見したと発表した。文字は、食べ物の残りで書かれていたという。
国連安全保障理事会は8日、パレスチナ自治区ガザ地区での人道目的の即時停戦を求める決議案の採決を行ったが、常任理事国のアメリカが拒否権を行使したため、決議案は否決された。イギリスは採決を棄権。その他の13カ国は賛成票を投じた。
イスラエル軍は7日も、パレスチナ自治区ガザ地区で激しい攻撃を続けた。南部の最大都市ハンユニスからは、何万人もがさらに南の都市ラファへと避難している。国連は、ガザ南部で人道支援が機能していないと訴えている。 こうしたなか、ソーシャルメディアには、北部で多数のパレスチナ人男性が下着姿でイスラエル兵に連行されたことを示す動画が投稿された。中には、パレスチナ人の著名ジャーナリストで、メディア「ニュー・アラブ」記者のディアア・アル・カーロウト氏がいることが判明している。BBCは、男性らが撮影された場所について、ガザ北部ベイトラヒヤだと位置を特定した。 BBCのジェレミー・ボウエン国際編集長は、「ガザはイスラエルの土地でイスラエルは占領者ではない、イスラエルが制御するのだ」と主張するイスラエルの政治家と、「国連事務総長が求める即時停戦に米英が今度こそ賛成しなければ、米英も戦争犯罪の共犯だ」とするパレス
そして、マフムード・バッサム記者は、自分の妻と生後11カ月の子供のことも心配し続ける。空爆を避けるため、2人も移動し続けなくてはならないからだ。なので朝に家を出る時には、自分が帰宅する夜になっても2人が同じ場所にいるかどうか、わからない状態だ。
画像説明, ガザ地区全体で約140万人が家を追われ、約60万人が国連関連施設に避難している。画像は難民キャンプ近くにイスラエル軍の空爆があり、黒煙が上がる様子(26日、ガザ地区ハンユニス) 国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は26日、イスラエルの報復空爆が続くパレスチナ自治区ガザ地区での支援について、備蓄していた燃料をほぼ使い果たしたため、活動を大幅に縮小し始めたと明らかにした。一方、欧州連合(EU)は、ガザ地区への援助を可能にする「人道回廊の設置と(戦闘の)一時停止」を求める宣言を採択した。こうした中、同地区を実効支配するイスラム組織ハマスは、イスラエルの空爆でこれまでに人質約50人が死亡したと発表した。
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